公務員対策をすることで、社会人になる前に様々なことをもう一度深く学ぶことができました

裁判所一般職

M.Y さん(22 歳)
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 成蹊大学法学部法学科 4 年在学中
◆ 最終合格 : 立川市
◆ 内  定 : 立川市役所
◆ 予定進路先: 立川市役所
●伊藤塾受講講座:  入門講座:地方上級・国家一般職コース本科生+択一・記述トレーニング

はじめに

私が公務員を目指したのは、もともと法学部所属であったこと、自分自身は他者と競争して利益を出すより、皆と協力して多くの人のためになることをする方が向いていると思ったからです。伊藤塾を選択した理由は、ちょうど自宅近くに校舎ができ、申し込みや相談に行きやすかったこと、自分で受講時間を自由に決められる Web 受講があったからです。
Web 受講では苦手な所だけを重点的に学ぶことができ、自分の時間があるときに集中してやることができるので、大学の授業や、行事も疎かにすることなく勉強することができました。テキストも講義に合わせたものが作られているので、講義で提示された図が実際に載っていたりして、とてもわかりやすかったです。問題集の「これ完」は実際の過去問となっているので、講義の内容が実際の試験ではどのように出題されるのかよくわかりました。それに、同じテーマの問題が続いているので、択一の問題として、どのような点に間違いが置かれるのか、どの点に注意すれば正解がわかるのか、が明らかになっていたように思います。私は大学 3 年から講義を受け始めましたが、もっと早くから始めていれば焦ることなくできたかな、とも思っています。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

主には問題集「これ完」をやりこみました。何度も間違えた分野はそこだけを紙にまとめたりして覚えました。

基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について

こちらも、「これ完」をやりこみ、間違えた問題や公式などはノートにまとめ、試験前に見返すようにしていました。

一般論文試験・教養論文試験(記述式)について

論文は大学受験の際に書き方などについては学んだので、公務員試験ではどのようなテーマが出題されるのか、を伊藤塾で頂いたテキストを見て学び、そのようなテーマが出たら自分はどのように書くかを実際に書いてみたりしました。

面接対策・模擬集団討論について

最初はテキストの体験談をみていましたが、面接は実際に模擬面接をしていただきました。模擬面接を開催している時期ではなかったのですが、個別に丁寧に対応していただきました。最初の模擬面接の出来があまり良くなかったのですが、長い時間をかけて、問題点や改善方法、想定される質問を教えていただき、さらに、もう一度模擬面接の機会を作っていただきました。なので、本番の面接には自信を持って臨むことができました。その後、最終面接が集団面接だったのですが、こちらもカウンセリングで相談に乗っていただき、しっかりと準備をして臨むことができました。

進路決定の理由

実のところ、内定をいただけたところが一つしかなかったため、理由はないのですが、その自治体を希望した理由としては、若手もいきいきと活躍していた点や、自分と関わりがある点などが挙げられますが、 一番は説明会での職員の方同士の雰囲気がとてもよく、自分もあのような雰囲気の中、あの職員の方々と仕事をしてみたい、と思ったからです。

モチベーションの維持について

私の場合は、仲の良い友人も公務員志望だったため、同じようなスケジュールで動くことができ、自分だけ取り残されているという感じが少なかったことや、月に一回程度は友人と息抜きに遊んだりしていたことで、モチベーションを維持していました。友人たちは、大学院に行く人や、民間の就職を決めている人がいたのですが、会うたびに、がんばってね、や、終わったら遊ぼう、と言ってくれて、その人たちのためにも頑張らなければ、と思っていました。

最後に

最近は公務員の不正などが多く問題となっています。私はそのようなイメージを払拭できるように、物事に真摯に取り組み、市民の方々に信頼されるような公務員を目指していきます。
公務員は民間よりもスケジュールが遅く、決まるまでに多くの時間がかかると思います。民間で早めに決まった子たちから遊びに誘われて、その子たちが羨ましかったことも何度もありました。それでも、やはり、一年間勉強をしてきてよかったと思っています。それはもちろん、第一希望の自治体の最終合格をいただけたからもありますが、それだけでは
ありません。社会人になる前、最後の勉強の期間に一般教養や法律など様々なことをもう一度深く学ぶことができた、と感じているからです。実際、私の友人は公務員と民間と併願していて、結局民間のほうに進路決定しましたが、公務員試験に向けて勉強して、民間を受けただけでは学べないものが学べてよかった、と言っていました。公務員試験への対策はとても大変なものではありますが、そこで学んだものは公務員になったとしても、一般の会社員になったとしても、決して無駄にはならないと思います。なので、就活の一つの候補として、公務員、というものを考えてみてほしいです。また、公務員試験を受験する、と決めている方は、民間を受ける人には流されず、しっかりと自分のペース、スケジュールで勉強を進めて、合格へ向けて頑張ってください。

一年間ではありましたが、伊藤塾の方々には、個別にいろいろと対応していただき、本当に助かりました。伊藤塾を受講してよかったです。ありがとうございました。