春試験の対策も同時に進めることで教養区分合格につながった
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D.Nさん |
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目次
公務員試験を目指したきっかけ
高校2年生の進路決定の時に公務員になりたいと思いました。中でも国家公務員として、幅広い対象者に対してアプローチをしたいと思って希望しました。バランス感を持ちながらも、自分の価値観を大切にしながら政策立案をしたいです。
伊藤塾のここが良かった!
大学のサークルで紹介されて入塾しました。きっかけこそ偶然でしたが、いざ合格をいただくと伊藤塾でなければ難しかったと思います。対策が難しく、正解のない総合論文についても、深すぎない解説や、見るべき資料についてご提示いただいたので、勉強した分だけ反映されるような学習ができました。
また定期的に質問をする機会をいただいたので、自分のやっていることが間違っていないか確認しながら進めることができました。
私がとった勉強法
総合論文試験
過去問などは使わず、ゼミで扱った問題のみ対策しました。当日のゼミでは書く→当日の話し合い、説明を聞くのルーティンは守り、また後日配信の解説講義については必ず配信日当日または翌日までには見るようにしていました。ゼミは2週間に1回のペースなので、次回講義までに復習するサイクルを作ることが重要だと思い、意識していました。
二部については、解説講義の際には資料が提示されると思いますが、それについては印刷をして、マーカーを引いて読み込んでいました。直前期には、その資料を読み返すなどして対策しました。一部については政治学や行政学の知識が必要になるものもあるので、その際に伊藤塾のテキストを使用して復習していました。
また、ゼミ終了後、資料やテキストを読み終わったあとは必ず書き直すようにしていました。知識はインプットするだけでは使えるようにならないので、本番はどのように書くかということを意識しながら書き直すと良いと思います。
基礎能力試験(知能分野)
数的処理については4月から6月までは一通り「これ完」や授業で使うテキストを解きました。(学習開始が3年4月と早い訳ではなかったので授業ではなく問題集をいきなり解き始めていました。)
6月くらいからは過去問のみを集めた「これ完」を使い、苦手な分野(例えば判断推理など)があれば基礎的な問題を集めた「これ完」を使っていました。この時期はまだ時間は意識せず、時間をかければ全て解けるように意識していました。
8月になると、時間を意識して解くようにしていました。また、過去問を集めた「これ完」はもう問題を覚えてしまっていたので、本屋で市販の総合職の過去問を購入し、60分で解けるだけ解きました。解けなかった部分については時間をかければ解けるのか、それとも時間をかけても無駄なのかを確認するにとどめ、時間をかければ解けそうなもののみ復習し、それ以外は解きませんでした。
文章理解についてはスー過去の一般職、総合職の問題を解くほか、市販の総合職の過去問を解いていました。また、英語が苦手だったので総合論文試験の対策で提供された英語の資料を読むなど、1日20分は英語を読むようにしていました。
とにかく知能分野については、総合職は過去問以外は役に立たない(※基礎力をつけるためなら市販のものも使えると思います)ので、過去問を解いていました。本番緊張して頭が真っ白になり、目標を16点としていましたが13点しか取れませんでした。緊張していても解けるようにすることが大切だと思います。
基礎能力試験(知識分野)
人文科学については受験で使用したのは日本史のみだったので、それ以外の世界史、地理、倫理などについては参考書を購入して対策しました。公務員試験の参考書と迷いましたが、大学受験のテキストの方が綺麗にまとまっていると感じたのでそちらを使いました。5月の末頃から始めました。参考書をとにかく何回も読んで、ある程度覚えたら人文科学の「これ完」を何周かしました。試験前日までインプットとアウトプットを続けてとにかく忘れないようにしましたが、教養区分の難易度はほとんどセンター試験レベルで、基本的な要素さえ分かれば解けるようになるので、やる価値はあると思います。
社会科学については国際関係や政治学、財政学、時事の講座などを受講し、伊藤塾の社会科学のテキストを読み、経済分野や近代日本史の範囲を勉強しました。こちらについても「これ完」を解きました。
自然科学については文系なので何も勉強しませんでしたが、それでも取れるものはあるので本番解く時には一応読んでみるといいです。
知識分野は知能分野と違い、緊張していても知識さえあれば解けます。逆に知識がなければ考えても取れません。知能分野で点数を稼ぐ人が多いと思いますが、やはり本番は何があるかわからないので、安定して取れる知識分野を重視しても良いと思います。
企画提案試験
一次試験の発表から数日かけて資料を読み込みました。そのあと11月の上旬に模擬があったのでそこまでに施策を考えました。しかし、期日までにうまくまとまらず、模擬での内容を完全に変え、考え直すことにしました。その後伊藤塾で見ていただく機会がなかったので非常に不安ではありましたが、先輩、ゼミの先生など頼れる人は全て頼り、本番まで2週間しかありませんでしたがなんとか形にできました。
個人的に、11月の頭に出る解説講義を待ってから施策を考えてもいいと思います。私にとって馴染みがなく、難しいテーマだったので、解説講義がない一次合格発報の後から11月の頭までに考えた施策は暴走してしまい、結局全く使わない施策になってしまい時間がもったいなかったなと感じています。春試験対策もしなくてはならないので、不安かもしれませんが難しいと感じたら解説講義を待ってもいいと思います。
質疑は施策そのものではなく問題の背景や問題意識も問われるので、課題の全体的な理解を意識して取り組むことが重要だと思います。
政策課題討議試験
一人で対策するのが一番難しいと思います。同時に二次試験の中では一番対策が不要だと思います。伊藤塾や大学のグループで模擬を行うのが一番大切だと思います。一人でできる対策としては20分で資料を読み、紙にまとめる練習があるかと思いますが、見やすいレジュメを作ることも重要なのでやってみてもいいと思います。
本番で知っている人、伊藤塾の人がいることも少なくないので、なるべく練習の機会を多く持てるといいです。
また、人を指定して話を振るのは、漠然と問いを投げかけ、誰が答えればいいかわからず沈黙するということも防げるので良いと思います。
難しいですが、喋りすぎず黙りすぎず、適度に論点を持ち出す、話をまとめる、など自分でできる役割を見つけて参加していくしかないかと思います。私自身とても苦手意識を持っていましたが、練習をしたら、後は本番の運要素があることを受け入れてリラックスすることが一番重要なのではないでしょうか。また、試験官と向き合うので緊張すると言われがちですが、意外と距離もあり、思ったよりは緊張しませんでした。
人事院面接
面接カードの作成と添削を繰り返すことが重要だと思います。また、いろいろな人に見てもらい、自分が納得できる形にするのが良いと思います。面接については、模擬面接などを利用して練習するのも大切ではありますが、一人で口に出して練習するだけでも効果があると思ったので、直前期には一人で喋っていました。その際、読み上げにならないように、一人で話しながらも会話しているかのような口調になるように気をつけていました。
面接の答えは自分の中に絶対あるはずですが、考えたこともないようなことを聞かれると、答えに詰まってしまったり、他の質問と整合性が取れなくなってしまう可能性があるので、自己分析を進める目的で想定質問を準備しました。その際必ずしも文章にする必要はないかと思いますが、ある程度話したい要素については漏れがないよう気をつけて話す練習が大事だと思います。
また、想定質問については伊藤塾の面接対策のテキストに載っている質問を参考にしながら準備しましたが、本番そこから大きくずれるようなことは聞かれなかったので、官庁訪問などとは違い、質問は毎年大きく変わることはないのではないでしょうか。
加点対象の英語試験
スコア提出しましたが、準備が間に合わず、25点換算はできず、15点となってしまいました(TOEIC650)。
私自身は6月くらいから少しずつ準備を初めて、8月に試験を受けて、25点は無理でも15点だけ取ろうと思っていたので想定の範囲内でした。加算点25点は点数の総計から見てもそんなに大きくないので、私のように極端に英語に苦手意識のある人は無理せず教養区分の試験対策に力を入れても良いと思います。実際合格者の中には英語加算がない人もいました。ただ、精神的な安定のためにも余裕があるのであればとっておくに越したことはないと思います。実際、15点あるのとないのとでは、心の余裕が全くもって違ったと思います。
余裕がある2年生や3年の夏までに準備を進めておくことができれば、余裕を持って本番までに英語加算できるのではないでしょうか。ただ前述のようにあくまで教養区分や春区分の勉強をしながら、同時並行でできるのであればやる程度でも良いと思います。
普段の生活と試験対策の両立について
サークルは入っていましたが、合宿や週一回の活動は、3年の4月末までにしました。アルバイトもやっていたものがありましたが、説明会や勉強との関係で籍は残しながらもやめてしまいました(教養区分終了後に再開しています)。ボランティアも月1でやっていましたが、それについては負担が大きくなかったので直前期まで続けていました。夏の官庁のワークショップや説明会は、希望する省庁については全て参加していました。民間就活は全くしていませんでした。大学の単位については全て取れるようにしました。
おそらく、私は他の事と完璧に両立ができていたとは言えないと思います。もちろん行政官を目指す上ではいろいろなことを両立していく力もとても大切だと思います。そのため、私は自分で出来る範囲での両立を目指して勉強に取り組みました。
私は良くも悪くも自分に全く自信がなく、本格的な対策を始めた3年4月の段階ですら、翌年の春試験で受かる気持ちを持ちながら教養区分対策をしていました。伊藤塾で推奨されるスケジュールは守り、教養区分前までに春試験でも使う憲法や財政学を完璧にしながら、行政法も進め、知能分野、知識分野、論文といった対策をするのはかなり大変でした。ですが、教養区分を諦めない気持ちを持ちつつも、春試験対策も進めることが結果として教養区分の合格につながったと思います。春試験の日程が早まった以上、教養区分終了後からの対策では間に合わないと思います。そのため、教養区分に落ちたらもう間に合わないという状況を作るのではなく、落ちても春試験で受かるから大丈夫だと思いながら勉強を進めておけば、変な力が入ることもなく教養区分に挑めるのではないでしょうか。
民間企業の就職活動について
まだ取り組み始めたばかりですが、メーカー、鉄道を見ようと思っています。
最後に
教養区分は運要素が強いとか、対策ができないと言われることが多いと思います。実際私が合格したのも、運要素があった部分も少なからずあります。ですが、自分でできる対策をすることでその運要素を限りなく小さくすることができると思いますし、勉強をすれば勉強した分だけ結果が出る試験だとも思いました。また、政策論文や二次試験対策は官庁訪問や民間就活にも活用できそうだと感じているので、試験合格のためのみならず、やる価値は大いにあると思います。