春区分対策にもなる教養区分を受験しない手はない
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E.Jさん |
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目次
公務員試験を目指したきっかけ
高校三年生~大学一年生の時には国家公務員を目標にするようになりました。中学の頃から日本史、特に近代史に興味を持っており、書籍の中で、日本という国家を繁栄させるために粉骨砕身の努力をした先人たちに触れ、感銘を受けました。自分もこの先人たちのように、国家のさらなる発展に貢献したいと考えました。また、地元が豪雨の被害にあった際、当然ながら行政が復旧作業や支援を行っていることを目の当たりにし、国民に当たり前の安全・安心を与えられるのは行政官であると感じ、公務員を志望しました。なかでも国家公務員は地方公務員及び民間企業よりも、ゼネラリストとしてより広く国民の安全・安心確保に貢献できると考えました。
伊藤塾のここが良かった!
国家公務員を志望するにあたり、公務員試験について詳しい知り合いもいなかったので、塾には通おうと考えていました。その時に、大学生協で伊藤塾のパンフレットが目に留まったので、入塾を検討していました。伊藤塾の説明会に参加したり、相談会で疑問を解決していくにつれ、合格実績やゼミのような塾内イベントに魅力を感じ、伊藤塾を選びました。伊藤塾にはゼミや個別相談の機会が多くあるのはもちろん、大学内に同じ公務員志望の伊藤塾生が多数おり、彼らと協力して教養区分対策をすることができました。各種模擬試験の実施やカウンセリングの機会提供などサポートの手厚さや、大学に同じ公務員講座受講生が多くいたという点で、伊藤塾を選んでよかったと思います。
私がとった勉強法
総合論文試験
10月の本番までに開催されるゼミにはすべて出席するようにした。インターンシップなどの都合上、どうしても出席できないときはスタッフの方に連絡し、アーカイブを提供していただいた。ゼミでは毎回、本番の120分間ではなく、練習として負荷をかけた80分間で論文を一本仕上げることが要求されたので、最初は内容の充実性ではなく、破綻していない文章を速く書くことを目標に取り組んだ。内容面では、各ゼミ終了後に公開される総合論文対策講義を受講し、配付されるレジュメなどに書き込んだり、資料を読み込んだりすることで、類題が出題されたときは対応できるようアウトプットの練習も行った。自分が書いた論文を無料で添削していただける機会もあり、良い評価をしていただいた際には勉強の励みになったし、気づかなかった改善点を指摘していただいた際にはよりよい文章を書けるようになることにつながった。また学生同士で論文について検討する自主ゼミの機会を設け、検討不足になっていた箇所について検討したりした。
基礎能力試験(知能分野)
教養区分対策を進めていく上での指針を講師の方から伺う機会が設けられており、その中で問題ひとつの配点が知識分野と比較して大きいことを知ったので、知識分野よりも重点を置いて対策した。文章理解については配付されたテキストを中心に対策を進めた。文章そのものの難易度は大学受験のものほど難解なものではなく、ミスをしないことが重要であると講師の方から伺っていたため、早く正確に文章を読めるようにした。総合論文試験対策で配付された英文資料を読むことは、論文試験への知識詰め込みとなるだけではなく、文章読解能力を底上げすることにもつながったため一石二鳥であった。数的処理についても配付された伊藤塾のテキストを用いて対策を行った。数的処理は満点を狙うのではなく、とれる問題を見極め、確実に得点することが重要であると講師の方から伺い、また配信されている講義の量が多かったため、テキストを中心にしつつ苦手な分野については配信講義で対策を行うという形式で学習を進めた。
基礎能力試験(知識分野)
対策した結果が表れやすい分野であったが、問題ひとつの配点が知能分野より低く、範囲も広かったため、優先度は知能分野よりも低かった。範囲が広く、すべてカバーするのは難しかったため、講師の方からのアドバイスをもとに学習を進めた。社会科学分野については政治学、行政学、財政学及び国際関係などの講義を受講し、テキストを中心として学習した。これは総合論文を書く際の土台にもなった。加えて、時事問題が出題されることから、新聞を習慣的に読むようにし、伊藤塾から月2・3回のペースで配信される「ニュースの見方がわかる講義」を受講した。新聞を読む習慣は文章理解の力をつけることにも役立った。人文科学については伊藤塾の講義・テキストを中心に学習した。テキストの量は膨大であるが、講義で提供されるレジュメは要点をまとめており、学習すべきポイントがわかりやすかった。自然科学については高校の頃に触れたもののみ復習し、未修分野には一切手をつけなかった。
企画提案試験
一次試験終了後に配信される対策講義を受講し、企画提案の骨子を作成した。模擬企画提案試験を実施していただける機会があり、まずはそれを目途に答案を構成した。人事院から提示された資料や講義のレジュメを参照しつつ模擬試験を受験したものの、良い評価が得られず、講師の方から頂いた指摘をもとに再構成した。緊張するシチュエーションで自分の考えた案を客観的に評価してもらう機会は非常に重要であると感じた。模擬試験終了後にも、講師の方に個別で答案を見ていただける機会があった。教養区分への理解が深い第三者に評価してもらえる機会はあまりないので、実力アップにつながったと思う。また、大学の他の伊藤塾生とも対策を行った。学生同士で集まり、それぞれが書いた案を発表しあって疑問点や突っ込まれそうなポイントを指摘しあった。大学の先輩である官庁内定者(教養区分合格者)にも協力していただき、本番のような形式で練習をすることもあった。
政策課題討議試験
一次試験終了後に配信される対策講義を受講し、模擬政策課題討議試験を受験した。配信講義では試験の大まかな流れを確認することができることに加え、ディスカッションでの立ち回り方も確認できた。模擬試験では本番同様の形式で、講師の方に加え内定者の方々からも評価していただくことができ、貴重な機会であったと思う。企画提案試験と同様、緊張するシチュエーションで、初対面の受験者とともにディスカッションを行うことは重要であると感じた。また、大学の他の伊藤塾生とも対策を行った。先輩の内定者(教養区分合格者)に問題を用意していただき、本番の形式でディスカッションをした。模擬試験のような緊張感はあまりなかったものの、数をこなして形式に慣れ、議論の流れを壊さないような立ち振る舞いを心掛ける練習になったという点で有益なものであった。点数の差が付きにくい(評価が他ほどばらけない)試験であると講師の方から伺っていたので、低い評価を受けない立ち振る舞いをすることを心掛けた。
人事院面接
一次試験終了後に、人事院面接に必要な面接カードを伊藤塾の講師の方が添削してくださる機会があり、何度でも利用できたため積極的に活用した。添削では内容面で充実させるべき箇所の指摘や改善すべき書き方など自分一人では気づけない部分の指摘をしていただき、面接カードのクオリティー向上につながった。企画提案試験や政策課題討議試験と同様、模擬試験も実施され、話す速さや内容面などについて評価を受けた。これも友人間では得られないような緊張感の中で行えたので、貴重な機会であったと思う。政策課題討議試験や人事院面接と同様、受講生同士での対策もおこなった。ただし緊張感はなかったので、互いの面接カードを見せ合い、気になった点を指摘しあったり、想定質問を考え合うにとどまった。先輩方にも協力していただき、本番と同じように練習を行った。面接対策には就活サイトも活用した。オンラインという形式ではあったものの、本番のような緊張感の下で練習ができたと思う。
加点対象の英語試験
スコア提出(TOEIC)をした。民間就活を考えていなかったため、加点対象としてしか見ておらず、特にこれといった対策はしなかった。
普段の生活と試験対策の両立について
学部の授業はそれほど忙しくなかったため、授業と試験勉強のバランスは保てていた。アルバイトやサークル活動があり忙しい日には、論文や知識分野対策として細かな知識を詰め込み、まとまった時間がある日には時間を計って、論文を書いたり知能分野の問題を解いたりするなど、その日のスケジュールと相談してやることを決めていた。モチベーション維持としては、志望省庁のパンフレットを読んだり、定期的に説明会に出席したりしていた。特に説明会で職員の方とお話しすることで、公務員への志望が確立したように思える。省庁のインターンシップもモチベーション維持に役立ち、他の学生と交流する中で公務員試験の勉強法などへの新たな発見があることがあった。
最後に
教養区分は春の区分と違って、個々の専門的な知識が必要ではなく難易度が比較的低めに見える一方で、対策がしづらい試験という印象があるかと思います。しかし裏を返せば、専門知識が一応必要とされないことを軽視せず、対策をしっかり行えば合格する試験であると感じました。春試験とは別にチャンスがある(計二回、国家総合職試験を受験できる)ことや、教養区分対策は春区分対策に役立つ部分が大きいことを考えると、教養区分を受験しない手はないと思います。教養区分で合格すれば、官庁訪問までの時間を十分に確保できるうえ、民間就活とも並行して進めやすいと思うので、民間などと迷われている方々にも教養区分の受験をオススメします。