早めの入塾で余裕をもって勉強を終えた上で教養区分に挑戦できた
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S.Aさん |
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プロフィール
受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:ゴルフ部、海外でのビジネスプログラム参加
目次
公務員試験を目指したきっかけ
公務員の仕事を初めて意識したのは、高校での進路選択の時です。将来やりたい仕事をまだ見つけられてなかった状況で、「法学部に進学すれば、公務員を始め、法曹、民間企業等多くの選択肢があり、大学生活を送る中でやりたい仕事を見つけられるのでは?」と考え、公務員の道に進む選択肢も考え始めました。
そして大学進学後、日本、そして国民一人一人に貢献できる国家公務員のやりがいや安定性に魅力を感じ、公務員を目指すことに決めました。
対策スタートのタイミング
大学1年生の9月に入塾しました。勉強開始時期は早いに越したことはないと考えていたのと、伊藤塾はいつから入塾しても受講料は変わらないので早めに入塾した方がお得だと考えていました。
早めに学習をスタートしたことによって、カリキュラムをひと通りこなした状態で2年次の教養区分に挑戦できたので、学習スタート時期は自分にとって適切だったと考えています。(2年次の教養区分は不合格になってしまったのですが、経験を通じて「知らないことからくる怖さ」を解消できたことにより、翌年の試験に落ち着いて臨むことができました。また、成績開示を受けて、来年に向けてやらなければいけないことが明確になったこともよかったです。)
伊藤塾を選んだ理由
オンデマンド形式の講義のため、自分のペースで進めて繰り返し受講できる点に魅力を感じました。伊藤塾の司法試験講座を受講している知り合いに公務員を目指そうと考えていると旨の話をしたところ、伊藤塾には公務員講座もあるみたいだから伊藤塾で一緒に勉強を頑張らないか?と誘われたことが伊藤塾を知ったきっかけで、圧倒的な合格・内定実績を誇る伊藤塾でしっかりと努力すれば自分も先輩方のようにきっと目標を達成できるに違いないと感じられたのが入塾の決め手です。
伊藤塾のここが良かった!
講師の方がメリハリ付けをしっかりして、指導してくださったことが合格に繋がった1番の要因だと思います。特に教養区分II部の範囲は膨大なので、独学で勉強しようと思ったらキリがないし、心配性の自分が独学していたら効率が悪すぎたと思います。講師の方が、「ここは試験には出ない」や「出る可能性はあるが、合否はここでは決まらない」とはっきり言い切ってくださったので、安心して割り切ることができました。
気になったことや疑問点が出てきた際に、いつでも塾生サポーターの方に質問・相談できる環境が整えられていることもとても良かったです。
私がとった勉強法
総合論文試験
「設問の読み込み方と資料の活用法を教養区分ゼミで教えてもらい、復習→次のゼミの答案作成で実践、佐藤講師の解説を受けて、正しく実践できた部分とまだまだできていないところの把握」と「ゼミで提示された資料の読み込み→本番使えそうな箇所をWordにまとめる」を繰り返し行いました。
私は2年次に受けた教養区分で総合論文の点数があまり芳しくなかったこともあって、不合格になってしまいました。落ちた直後は落ち込みましたが、翌年の教養区分試験合格に向けて総合論文対策を重点的に行うことを決めました。合格者の答案と自分が書いた答案を読み比べてみて自分の答案に足りないものを考えること、今までの自分の総合論文対策はどうだったのか振り返ることから始め、佐藤講師からは再現答案に基づいて様々なアドバイスと激励の言葉をいただきました。その結果、様々な気づきがありました。
〇インプットを重視しすぎていた→アウトプットを重視するように
1回目の教養区分までは、白書の内容や答案例の型をできるだけ多く暗記し、それをそのまま本番使おうと考え、答案作成では内容面をすごく気にしていました。何か画期的な政策案が書けている答案や豊富な知識を詰め込んでいる答案が優秀な答案だと思っていました。そのため、設問で要求されていることにストレートに答えるといったことがおろそかになっていました。ゼミでも内容面の話に食いついて聞く一方、設問の読み込み方等の話はなんとなく聞いて分かった気になっていました。なので、インプット重視・中身重視の考え方をやめ、2回目の教養区分に向けてはどんなテーマがきても及第点がとれる答案を目指し、設問の読み込みを通じて出題者の意図を読み取ること、そしてそれを毎回のゼミで意識して演習すること、Wordには本番アウトプットしやすい分量、レイアウトでまとめること、テーマ間の関連性等を整理することを心掛けて対策を進めました。その結果、Ⅰ部、Ⅱ部合せて3点素点を伸ばすことができました。
基礎能力試験(知能分野)
文章理解に関しては、時間配分を決め(文章理解全体に何分かけるか、一問あたりにどれくらい時間をかけるか)、おおよそ目標時間内に正解できるか過去問演習を行いながら確認しました。直前期以外は特に対策は行いませんでした。
数的処理に関しては個人的に苦手意識があり、合否を大きく左右すると考えたので、時間をかけて対策を行いました。2回目の受験に向けては、伊藤塾のテキストの他に市販の参考書を4冊購入し、過去問も伊藤塾のマイページにあるものと、これ完全てを解きました。判断推理よりも、数的推理の勉強に力を入れました(過去問の復習を通じた点数アップが見込みやすいと考えた)。分からない問題があっても解説をすぐ見ず、自分の頭を使って考える時間をとるようにしました。そうしたことで、初見の問題や応用問題にも対応できる力が身についたと思います。総合論文と同様、インプットに加えてアウトプットも重要だと考えます。また、時間配分や捨てるべき問題の見極めは過去問演習で常に意識していました。
基礎能力試験(知識分野)
大学受験時に世界史、日本史、生物基礎、地学基礎を選択していたので、それらは全問正解するつもりで記憶を掘り起こす作業をし、大学受験で勉強していない物理、化学は一切勉強しませんでした。Ⅱ部は範囲が広く、他のものとの兼ね合いで対策にかけられる時間も限られてくるので割り切ることが必要になってくると思います。私は人文科学と社会科学で点数を稼げるように、これ完含め、重点的に対策しました。伊藤塾のテキストのみで勉強し、一周目は、二週目以降見返す必要がある部分だけ蛍光ペンを引き、二周目以降はペンを引いた部分だけ復習し、時間を短縮できるようにしました。勉強が試験に間に合わないといけないので、早い段階でそれぞれの科目の一周目は余裕をもって終わらせ、9月に二周目を行って、記憶に新しい状態で試験本番に臨みました(何周もするというより、試験直前に総復習を持ってくることを意識しました)。
時事に関しては、ニュースの見方がわかる講義と月一時事を視聴し、講師の方が扱った部分のみを自分で復習しました。
企画提案試験
企画提案試験対策講義内で、予想されるテーマを複数提示してくださったのが試験本番に活きました。男女共同参画に関しては、出題をできるかぎり多く予想してそれらに対して施策を考えていくというのは現実的ではないと思ったので、講義で示された5つのテーマについて準備して臨むことにしました。講義をもとに施策を複数準備していったところ、本番はそれらを少し修正する形でそのまま使うことができました。
既存の政策、自治体や民間が行っている取り組みを調べ、まとめていました。インプットばかりでなく、どんなテーマが出題された時に、自分が用意している5~6の施策のどれが、直接もしくはどういう風に形を変えて適用できるのかを頭でシミュレーションしながら本番すぐさまアウトプットできるように整理していました。
本番では、時間内に見やすいプレゼンシートを作成すること、プレゼンでは口頭で捕捉をしつつ読む部分と読まない部分をつくって時間内に収めること、質疑応答では端的に答えることを意識しました。
政策課題討議試験
模擬政策課題討議で、試験前に本番と同じ形式で模擬ディスカッションをできたのは大変有意義でした。場数を踏むことが本番のパフォーマンスにも影響してくると思うし、自分に適した立ち回りを見つけることができたのもよかったです。省庁の政策ワークショップにも積極的に参加し、グループディスカッションの経験を積みました。政策への理解も深まるので、官庁訪問対策にも繋がり、一石二鳥だと思います。また、講師の方からのフィードバックを受けて見えてきた、改善すべき点を修正し、自分の強みを活かせる立ち回りを確認した上で本番に臨めたことも大きかったです。
本番では、資料の番号をレジュメ内に書くこと、発言量のバランスをとること、議論の流れの中で発言すること(誰かの発言を拾う等)、メンバーと共に議論を前に進める姿勢を意識した立ち回りを行いました。議論中は、共通認識は何か、相違点は何かを常に考え、議論内容を要約して整理する姿勢も見せました。
人事院面接
面接では言葉のキャッチボールを多くすることをとにかく意識して臨みました。相手の質問の意図を見抜き、結論ファーストで端的に答えることを心掛けました。
面接カードは伊藤塾の添削サービスを利用し、何度か添削していただきました。少ない文字数で自分を効果的にアピールするためには何を盛り込むべきか、削ってもいい箇所はどこなのかを考えながら作成しました。
伊藤塾の過去の合格体験記や省庁の内定者ブックも参考にしながら、頻出質問を把握し、予想質問集と解答集をWordで作成し、キーワードを暗記してから本番に臨みました。面接カードの隅から隅まで確認して、突っ込まれそうな箇所がないか考えました。また、突っ込まれても十分答えられるものを面接カードのそれぞれのトピックとして選びました。
模擬面接後のフィードバックとして、評価項目ごとに5段階評価が書かれたシートをいただけるので、自分は何が足りなくて模擬面接がこの評価になったのかを知ることができました。
加点対象の英語試験
英検準一級を提出し、25点の加点をもらいました。高校生の時に取得していたので、教養区分試験のためにTOEIC等の勉強を大学に入ってする必要はありませんでした。もし教養区分のために英語資格の勉強をしなければいけなかったのなら、他の科目に回せる勉強時間が減ってしまい、色々と苦しかったと思います。ただし、大学院入試では英検が使えないところが多かったりすることに加え、働きだした後のことを考えて、TOEICやトーフルは受けようと思っています。
普段の生活と試験対策の両立について
2倍速で講義を視聴することで、より少ない時間で効率的に多くの講義を進めていました。友達と大学の図書館等で一緒に勉強することでモチベーションを保っていました。3年の前期は履修する授業数を減らして、テストやレポートの負担を少なくし、教養区分の勉強時間を十分確保できるようにしました。早くから公務員試験の勉強をスタートすることによって、余裕をもって一周目の勉強を終えることができ、あとは復習中心になるので比較的両立しやすかったです。
民間企業の就職活動について
公務員専願で、民間就活は行っていません。やはり、損得感情に関係なく人々を支えたいという思いが根底にはあるのと、民間就活と公務員就活を並行して行うのは難しいと判断したからです。始めは公務員と民間を併願するつもりでしたが、実際に双方の対策を進める中で、どちらも中途半端な結果で終わりそうな気がしました。そして、国家総合職試験に合格し、省庁から内定をもらうことは自分にとって高い壁なので、全力を注いで後悔したくないと考えるようになりました。
最後に
官庁訪問に向けては、引き続き採用イベントにできるだけ参加し、自己分析、志望動機のブラッシュアップ、今まで省庁のイベントに参加する中で学んだことや気になったこと、疑問点をまとめること、学生生活を通してやってきたことのまとめ等を行っていきたいと思っています。官庁訪問がどういうものかについても解像度を高めていきたいと思っています。公共政策大学院への進学も視野に入れているので、英語の勉強や専門科目の勉強等、院試の準備も着実に進めていきたいです。
●これから進路を考える方へ
官庁訪問対策を余裕をもって行えるという意味でも、国家総合職試験に挑戦できる回数を増やすことができるという意味でも教養区分受験をお勧めします。企画提案試験や政策課題討議等の経験を積むこと、対策することは官庁訪問にも活きてくると思うのでぜひチャレンジしてみてください。
みなさんが自分としっかり向き合って、悔いのない進路選択をできることを祈っています!つらい時期があっても強い思いを持って最後まで頑張ってください。応援しています!