民間就活を検討しているからこそ教養区分の合格はより価値が高まる
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Y.Cさん |
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プロフィール
受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:東京大学かるた会(百人一首サークル)、明治神宮内レストラン、個別指導塾
目次
公務員試験を目指したきっかけ
大学に入った当初から何となく官僚という選択肢は頭にありましたが、実際に志望したのは伊藤塾に入ったとき、大学二年の四月です。志望者数が減少しているという話は聞いていましたが、合格しやすくなるということかなと思いあまり気にしていませんでした。早めに資格を得てしまえば(合格資格は)7年間有効であるということを知り、最終的に民間企業を選ぶことになったとしても選択肢の一つとして有効だろうと考えていました。合格した今では就活に対する時間的・心理的余裕を実感しています。
対策スタートのタイミング
学習を始めたのは、大学二年の四月末です。大学二年生が始まり、時間割に余裕があることに気が付いて何か資格を取っておこうかと考えたからです。そのときに「早期入塾キャンペーン」をやっていた伊藤塾に入り学習を開始しました(四月末はキャンペーン終了ギリギリ、滑り込みでした)。秋の試験で合格したいと思ったのでかなりタイトなスケジュールでしたが、最終的に合格することができたのでスタート時期は間違っていなかったと思います。
伊藤塾を選んだ理由
夏の教養区分試験を受けようと決めたのが4月の末で、独学で勉強するには時間が足りないと感じたため予備校を利用しようと決めました。そもそも国家公務員試験を受験しようと決めたきっかけが伊藤塾を含むいくつかの予備校のチラシを見たことだったので、生協講座や学内講座は検討していません。いくつかの予備校のお話を聞いた上で、サポート内容や説明時のご対応、料金を総合的に比較して伊藤塾にお世話になることを決めました。
伊藤塾のここが良かった!
一次試験に関しては受験勉強の経験から新しく勉強をしなくて良い部分も含まれていたため、現状をお話ししてスケジュールを一緒に立ててくださったのが特にありがたかったです。対策時間が短い中での受験だったので、効率的に進められました。また二次試験については学内でのコミュニティなどに所属できていなかったので模擬の場面を提供し即時の評価をいただけたのがありがたかったです。面接カードでは書く内容から表現の一つに至るまで確認していただきました。
私がとった勉強法
総合論文試験
日程の都合上、毎週行われるゼミにすべて参加することはかなわなかったため、基本的には自分で答案を書き、その後にゼミの録画を視聴するという学習方法で進めていました。もともと文章を書くこと自体にはある程度自信がありましたが、一方で、基礎的な知識が十分とは言えない状態でした。私は法学部ではなかったため、大学の授業を通じて試験に直結する知識を補うことが難しく、その点に歯がゆさを感じる時期もありました。そこで、特に憲法や国際関係など、自分の理解が不十分だと感じた分野については、配信されている講義動画を繰り返し視聴し、基礎から丁寧に知識を補強するよう心がけました。学習を進める中で、大学の授業や課題が立て込み、予定していたスケジュールから遅れてしまうこともありましたが、採点が返ってくる週にいただいた個別のアドバイスを活用して自分の答案の弱点を客観的に確認し、試験当日までに一通りやり切ることを目標として学習を継続していました。
基礎能力試験(知能分野)
個別カウンセリングの先生からは、「大学受験で身につけた知識を活かせば、あまり心配しなくてもよい分野です」と言っていただいていたこともあり、特に文章理解については集中的な対策は行いませんでした。もともと国語や英語が得意で、文章を読む速度にもある程度自信があったため、細かな対策を重ねるよりも、試験当日に会場で落ち着いて対応すれば十分に対応できると考えていました。実際の試験当日も、その方針のまま問題に取り組み、大きな不安を感じることなく解答することができました。一方で、数的処理については、これまであまり解き慣れていない形式の問題が多く、最初は戸惑いもありました。そのため、他科目のインプット学習に集中しすぎて疲れてきたときの気分転換として取り入れ、無理のない形で学習を進めていました。過去問冊子を中心に繰り返し演習を行い、間違えた問題には付箋を貼って何度も解き直すことで、少しずつ正答率を高められるよう意識して取り組んでいました。
基礎能力試験(知識分野)
知能分野と同様に、知識分野についても動画を一から丁寧に見ていくより大学受験で身につけた知識をうまく活用するほうがよいとアドバイスをいただきました。しかし、受験で学習したはずの日本史や地理はもともと苦手意識が強かったこともあり、ほとんど記憶に残っていない状態でした。履修していなかった世界史や公民の分野では、理解不足から点数を落としてしまう可能性が高く対策を進める上で苦しい展開となりました。一方で、文系であったため理科については基礎科目を二つ履修しており、深い理解ではないものの、限られた知識を頼りに得点を狙う形で取り組みました。数学についても公式を一つひとつ思い出しながら対応する必要がありましたが、知能分野にはある程度自信があったため、知識分野では足を引っ張らない程度の得点を目標に計画を立てていました。具体的な対策としては、通学中の電車などの隙間時間を活用して問題集を繰り返し解きながら、知らない知識を少しずつ補っていく学習を続けていました。
企画提案試験
体調を崩していたこともあって、対策の開始がかなり直前になってしまいましたが、自分の論の組み立て方や内容について、多くの具体的なアドバイスをいただけた非常に貴重な機会でした。模擬企画提案の前には、自分なりにレジュメを作成し、それをもとに提案を行いましたが、講評を受ける過程で、知識が抜けている部分や、質問に対する姿勢・受け答えの仕方など、改善すべき点が多くあることに改めて気づくことができました。その後、模擬で指摘された点を踏まえ、残り一週間ほどという限られた時間の中で、関連する資料を改めて読み込み、講義動画を再度確認するなどして、直前まで想定課題をもとに想定質問を練り続けました。試験当日の課題は、事前に設定していた想定課題とはやや異なる内容でしたが、準備の過程で検討していた分野を応用することができたため、落ち着いて自分の考えを述べることができたため、その点が本番において大きな支えとなりました。
政策課題討議試験
模擬討議には一度参加しました。大学などでディスカッションの練習を行うコミュニティにはこれまで参加していなかったため、実践的な討議の経験を積むことができる貴重な機会として、大変ありがたく感じました。実際の模擬討議では、限られた時間の中で意見を整理し、他の受験生の意見を踏まえながら発言する必要があり、本番に近い緊張感の中で練習を行うことができました。討議後には、全体に対する講評だけでなく、個人に対しての講評も丁寧にしていただきました。そのおかげで、討議の場全体として改善すべき点と、自分自身の発言の仕方や立ち振る舞いといった個人としての改善点の両方に気づくことができました。一度の参加ではありましたが、自分の課題を具体的に把握することができ、その後の対策や意識づけに大きく役立ったと感じています。当日は想定していなかった司会の役職に就きましたが、模擬の際の講評をオープンに聞くことができていたことで司会の立ち回りを思い出して対応することができました。
人事院面接
面接カードの採点から、実際の面接練習に至るまで、一通りご指導をお願いしました。模擬面接については、初回の時点で面接カードの内容を一部書き換えたほうがよいという具体的なアドバイスをいただいたこともあり、合計で二回参加しました。特に印象に残っているのは、何をどのような構成や形式で書けばよいのかといった、面接カード作成の初歩的な部分から丁寧に教えていただけた点です。自分では十分に書けているつもりでも、第三者の視点から見ると改善すべき点が多くあることに気づかされました。また、面接練習においては、単に質疑応答を行うだけでなく、「どのような質問を想定してほしいか」や「どのような観点で評価してほしいか」といった点についても事前に確認がありました。そのおかげで、自分の課題に即した実践的な練習ができ、細かな部分に至るまで丁寧に見ていただけたことが大変ありがたかったです。よかったところ、改善すべきところが具体的に見えたことで当日は落ち着いて臨むことができました。
加点対象の英語試験
高校2年次に取得した英検準一級を提出しました。過去に取っていた資格だったので特に試験対策などお話しできることはないのですが、大学2年次という早い段階で受験したことが高校生のときの資格を使えるというメリットにつながったと思います。
普段の生活と試験対策の両立について
スケジュールはかなりタイトでしたが、通学時間をうまく活用して知識のインプットを進め、サークルやアルバイトの時間を過度に削りすぎないよう意識して学習を続けていました。移動中には問題集や資料に目を通し、短い時間でも継続的に勉強することを心がけていました。また、休日など比較的まとまった時間を確保できるタイミングには、定期的に過去問に取り組み、現在の理解度を確認するとともに、本番を意識した演習を行うことで、学習へのモチベーションを維持するようにしていました。
民間企業の就職活動について
民間就活は行う予定です。現在大学二年の一月で、官庁訪問まで時間的余裕があり視野を広げておきたいと考えているからです。国家公務員は現状の志望一位ではありますが、民間企業を何も調べないまま進路を決めて大学を卒業するのは「もったいない」と思っています。まだ詳しく調べられていませんが、自分が学んでいることや関心のあることと結びつきの強い企業をいくつか検討しようと思っています。教養区分で早期に合格できたことは時間的・心理的余裕につながるなと感じます。
最後に
大学での研究はこれからがメインなので、まずは自分の学びたいことについて深く知る時間をとりたいと思っています。その上で、現段階で志望している省庁である文部科学省などのインターンシップに参加したり民間企業の説明会などに参加したりする予定です。就活や就職後に役に立ちそうな資格についても調べて、可能そうであれば学習したいとも考えています。また、学生時代にしかできないこととして、国内海外を問わず旅行したりサークルの活動にたくさん参加したりして充実した残りの二年間を過ごしたいと思っています。
●これから進路を考える方へ
教養区分のメリットは、専門知識や長時間の勉強なしで合格を手にすることができるところです。大学受験で得た知識を使える部分も多く、早期に受験しておくことを強くお勧めします。民間就活を検討しているからこそ教養区分の合格はより価値が高まるのではないでしょうか。
官庁訪問まで一年少し猶予があるので、それまで志望する省庁のことをよく調べて研究し、内定が得られるよう勉強を重ねたいと思います。