教養区分最大の難関である総合論文試験に関して、伊藤塾の講義・ゼミは圧巻
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I.Kさん |
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プロフィール
受講講座:司法試験入門講座、公務員試験 併願安心パック
課外活動:テニスサークル、英語ディベートサークル、被災地学習ボランティアサークル、国会議員事務所インターン、大学受験予備校アルバイト
目次
公務員試験を目指したきっかけ
高校時代に、孤児院での学習ボランティアに携わる中で、自らの恵まれた状況と、孤児院の子供たちの境遇が対比され、構造的な不平等を解消する必要性を強く感じたのが公務員を志すことになったきっかけでした。彼らと触れ合う中で、目の前の一人を救うボランティアの重要性を学ぶ一方で、日本全国にある同様の不平等を解消するには、国レベルの制度設計と、それを支える強固な経済基盤が不可欠である、と当時としては考えていたのだと思います。この志は、大学で日本経済の問題やDEI研究に触れる中で、日本から国際競争力のある産業を創出し、日本経済全体としての活性化を実現するというビジョンを抱くようになり、大学1年生が終わるころには中央省庁で働くことを決断していました。志望者の減少については、率直に言って、特にこれといって思うところはなく、むしろ待遇改善が期待出来てありがたいという印象を受けました。
対策スタートのタイミング
予備試験の受験を考えている関係で、その対策として、伊藤塾では大学一年生の夏ごろからお世話になっていました。しかし、二年生の夏ごろまでは、もっぱら予備試験対策や課外活動に優先的取り組んでおり、公務員試験の対策は全くと言っていいほどできていませんでした。3年生時に合格すればよいか、という考えもあり、二年生の八月、一次試験一ヶ月半前ごろから学習を始めました。学習開始時期は非常に遅く、もう少し早くから対策しておけばよかったと思わないではないですが、結果には満足しています。
伊藤塾を選んだ理由
予備試験、司法試験の受験を考えている関係上、その業界で定評があり、多くの同級生が受講していた伊藤塾にお世話になっていた、というのが最も大きな理由です。信頼できる教材や予備校を自分で探すのはそれなりに時間と手間がかかることであり、他の選択肢を開拓する気が、率直に言って起こらなかったように思います。司法試験入門講座のオプションを利用して、金銭的負担を抑えられたことも挙げられます。ほかにも、試験合格率はもちろんのこと、内々定率が高いという点に安心感があったことも一因です。
伊藤塾のここが良かった!
教養区分最大の難関である総合論文試験に関して、伊藤塾の講義、ゼミは圧巻でした。佐藤講師による総合論文ゼミでは、論文の書き方やフォーマット、出題傾向などの基礎的な部分から指導があり、実践的な実力を身に付けることができたように感じています。官庁訪問に向けた情報共有の場となっていたことも、モチベーション維持やこの先の見通しを確保するうえで非常に有益でした。面接カード添削や、二次試験の模擬にも大きく助けられました。面接やグループディスカッションの経験に乏しかった自分としては、本番前に無くてはならない機会だったと感じています。
私がとった勉強法
総合論文試験
佐藤講師による総合論文ゼミを中心に勉強しました。巷では総合論文は対策するだけ無駄、ないしは、対策しようがない、といった間違った認識が広まっているような印象を受けますが、難易度・配点共に非常に高いという内実を知り、むしろ優先して対策すべき試験であると感じ、最も重視して取り組みました。具体的な勉強方法としては、毎回の演習に真摯に取り組み、佐藤講師により指定された学習や文献・資料の精読を愚直に行うことを徹底しました。学習を始めるにあたって過去問を一通り見た段階から、こういった難度の高い試験こそ、自分で下手にいろいろと考えるよりもプロ講師の指導を信じて徹底することが重要だと感じ、試験が終わった後でもその直観は間違っていなかったように思います。
基礎能力試験(知能分野)
過去問を入手し、数年分を実施しました。実施する中で、なにか新しくインプットが必要であるようには感じられなかったため、時間配分や捨て問の見極めなど、試験の立ち回り面での改善に集中して取り組みました。これまでの学習の経験から、基礎能力試験は比較的得意であり、配点が低く、伸びしろも少ないことがわかってからは、むしろ基礎能力試験の対策にはできる限り時間をかけず、総合論文対策により多くの時間を回せるように意識していました。
基礎能力試験(知識分野)
知能分野と同様、過去問を入手して数年分を実施しました。知識分野に関しては、大学受験で使用した科目と、司法試験入門講座で学習した憲法周辺の出題については自信があり、使用しなかった科目については対策せずに運任せという方針を取りました。知能分野と同様、配点が低く、伸びしろも少ないと感じたので、対策としては、大学受験で使用した参考書を一通り見返す程度にとどめました。時事については、ニュースの見方がわかる講義を視聴しました。出題が予想されるものに関しては重点的に扱っていただき、逆に出題確率の低いものに関しては対策不要と言い切ってくれたことで、非常に対策しやすい印象を受けました。対策開始が遅れてしまったために叶わなかったのですが、一年前、少なくとも半年前くらいからはニュースや新聞を注意して見ておけばよかったと反省しています。
企画提案試験
伊藤塾の講義が非常に役立ちました。特に、一次試験後に配信された、指定された資料の要点をまとめて出題を予想する講義は、対策の指針を得るうえで強力でした。また、模擬試験も利用しない手はないというほど素晴らしかったです。模擬試験では、準備が不十分でお世辞にも完成度の高いとは言えない政策を提案することとなり、質疑応答もかなり苦しかったのですが、逆に厳しく質問されたからこそ、そのような質疑応答に耐えうるクオリティの政策を用意しなければならないと考えることができ、対策の方針を得ることができました。基本的には白書を読み込み、政策の細部については生成AIと協議したり、実在の政策を調べてヒントを得たりして対策し、6種類の政策を用意して臨みました。試験での再現性が重要だと考えていたので、6種類の政策の概要を白紙上に再現する練習を繰り返し行いました。
政策課題討議試験
伊藤塾の模擬試験のみで対策しました。模擬試験では、グループ全体として大きく失敗してしまい、講師の方々から種々の改善点を指摘していただきました。これを受けて、議論の際に個人として気を付けるべきポイントや、考えられるグループの雰囲気や議論の流れごとに、自分が果たすべき役割を脳内でイメージするという対策をしました。大学の公務員試験コミュニティでは、何回か練習会が開催されていたようですが、当時は所属していなかったため参加せずに当日を迎えました。自分だけでできる対策はかなり限定されており、模擬試験の反省点を何度も復習するという対策のみに留まりました。
人事院面接
伊藤塾の面接カード対策と模擬試験を軸に対策しました。面接カードは、何回も往復して添削、指導していただき、結果的には納得できる仕上がりのものを用意することができました。模擬試験に向けて、考えられる質疑応答をできる限り想定して答えられるようにしていました。生成AIに質問を考えてもらうという対策も有効でした。模擬試験後は、指摘された改善点に優先的に取り組んだうえで上記の対策を続行し、回答の質を上げられるように努めました。面接に関しても、大学の公務員試験コミュニティでは、何回か練習会が開催されていたようですが、当時は所属していなかったため参加せずに当日を迎えました。自分だけでできる対策はかなり限定されており、模擬試験の反省点を何度も復習するという対策のみに留まりました。
加点対象の英語試験
高校一年生時に取得した英検準一級を提出しました。
普段の生活と試験対策の両立について
今回は大学二年次での受験であり、三年生で合格すればよいと考えていたため、そもそも対策を始めたのが試験一か月前からでした。一方で、その期間は試験対策に集中しようとも考えていたため、サークルやアルバイトの頻度を落として生活していました。しかしながら、特に一次試験の対策に関して対策できることがなくなり、何をして良いかわからない手詰まりの状態に陥ってしまい、結局、サークルでテニスをして気分転換を図っていました。
民間企業の就職活動について
公共政策系の大学院への進学を含めて、民間就職も検討しています。民間就職する場合は、公共事業への関心が高いため、政府系金融機関など公共性の高い領域に就職しようと考えています。公共系の業界に就職したい場合は、その業界への関心の高さや一貫性、あるいは行動力の証左として、国家公務員総合職試験に合格した経験は有益なのではないでしょうか。
最後に
テニスサークルや被災地学習ボランティアサークルでの活動は引き続き行おうと考えています。大学受験予備校のアルバイトから、省庁でのインターンなどに切り替えていきたいです。公共政策系の大学院に進学し、経済政策についてより深く学びつつ、官庁訪問や就職活動に備えたいと考えています。
●これから進路を考える方へ
教養区分試験は、少し大袈裟にはなりますが、自分がこれまで積み上げてきた経験や人生観、学問的関心が、いかに国家のビジョンとリンクするかを問われる、極めてクリエイティブな挑戦です。この試験対策そのものが、自分の長所や経験、専門性が社会にどう寄与できるのか、自分は何のために働くのかを徹底的に突き詰める機会になります。いずれにせよ、教養区分合格に向けて対策するということが、多少の差はあれ、人生の糧となるはずです。応援しています。