国家公務員の夢に向かって準備している実感を得たくて学習開始
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O.Nさん |
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プロフィール
受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:刑事法研究会(サークル)、喫茶店でのアルバイト
目次
公務員試験を目指したきっかけ
地元が田舎で、過疎化やインフラ老朽化が著しく進んでいるのを目の当たりにし、地方活性化に興味を抱いたため、公務員という仕事に興味を持った。また同様の問題を抱える自治体は全国各地に多くあり、自分の地元だけでなくそれらの自治体にも何かできないのか考え、国家公務員ならできるはずだと思ったため国家公務員を志した。また、社会や人の役に立つ職業に就きたいとぼんやり考えていたため、純粋に公共のために働ける公務員は理想だと感じた。
中学生~高校生の頃に上記の進路を定め、省庁の説明会等に行きやすそうな東京の大学を受験し、合格した。
対策スタートのタイミング
大学2年生の春(大学1年生の春休み)に伊藤塾のカウンセリングを利用し、公務員講座を受講し始めた。
自分の場合は明確に国家公務員を志望していたため、夢に向かって準備しているという実感を得たくて勉強を始めた。2年生の初めから勉強を始めるのは早い、まだサークルや旅行などを楽しんでおくべき、という声も周囲からあったが、それらのレジャーと勉強は別に両立しえないものではなく、かつ早い時期から始めればその分ゆっくりと余裕をもって進められると思った。
今振り返って、適切であったと思う。3年秋の合格を目指すなら、その1年前くらいまでに学習を始めれば余裕があると思う。
伊藤塾を選んだ理由
伊藤塾は試験の合格率だけでなく内定率が非常に良いところに魅力を感じた。国家公務員試験は(私はギリギリで受かったので偉そうに言えないが)内定までの通過点というかスタートラインであり、最も大変なのは官庁訪問までの期間・官庁訪問で内定をもらうことだと認識できていた(←結果的に合っていたが、ネットの胡乱な言説を信じていた)ため、伊藤塾生の高い内定率と手厚いサポートを見て伊藤塾に決めた。また、最初に話を聞きに伺ったカウンセリングの際、さすがに2年春は講座を受けるには早すぎると言われるかと心配だったが、同じような時期に始めた先輩も多いし意識が高くて良いと言ってくださったため、ここにしようと思った。あとその時期は受講料が安くなるキャンペーン?があった。
伊藤塾のここが良かった!
◇講義・教材、論文対策
私は恥ずかしながら論文対策ゼミに数回だけ参加し、その後は参加を辞退した(大変にご迷惑をおかけして申し訳なく、今思うと絶対に参加すべきだった)ため、論文対策は教材のみで行ったが、10年分くらいの過去問・模範解答が網羅されており、非常に有用ですばらしかった。論文の過去問は公開されておらず、欲しければ人事院に問い合わせなければならないため、この教材があることで助けられた。
◇人物試験対策
二次試験対策は伊藤塾で対面で行えたのがとても良かったし、大きなアドバンテージになった。二次の結果はどれも平均並みだったが、この対策を受けていなければそれ以下となり、二次落ちしていたと思う。
私がとった勉強法
総合論文試験
数回だけ参加させていただいたゼミで「問題文の文言一つひとつに注意を払う」ことが大事だと骨身にしみたため、それをずっと意識しながら勉強した。私は主に教材に載っている過去問を使い、解答を書いてみた後に模範解答を参照して自解答のアラを探し、そして模範解答を書き写した。ただ書き写すだけでなく、構成の仕方・具体例の入れ込み方・論理のつなげ方や問題文へのアンサーの仕方を書き写しながら理解するようにした。最初は壊滅的な文しか書けず、文字数も1000文字に満たないようなものしか書けなかったが、続けるうちに模範解答と遜色ないものを書けるようになる。
最初のうちは時間は計るだけで、何分以内に書き上げるという制限はしなかった。4年分をこなしたくらいから良い感じに書けるようになってきたため、本番の制限時間を意識して計り、もう少し問題分析・アイディア出し・構成に時間をかけよう、という風に調整し始めた。注意点としては、論文は制限時間がⅠ部Ⅱ部合わせて4時間あり、集中力の維持が必須であるため、最低でも2時間(論文1つ分)は集中して行うのが良いと思う。
基礎能力試験(知能分野)
(思うような点数がとれなかったため、失敗談)とにかく文章理解を対策すべきだった。私は数的処理(理解)対策に時間をかけ、過去問を愚直に解き続けるということをしていたが、正直数的処理の思考に向いてない人間は数的処理の対策に時間をかけすぎず、文章理解のために英文を読む練習をすべきだと思う。
私は文章理解の重要さを理解していなかったため、過去問で最低限の量を解き、後は知識分野の対策等に重点を割いてしまったが、配点の高いⅠ部を確実に取ることは非常に大切なため、文章理解は侮らずに対策をするべき。日本語の文章なら最悪ノー勉でも取れるが、大学受験以来英文を読まなくなったような人は英文読解の練習が先決だと思う。
また、本番で成果は出せなかったが、過去問を使って資料理解の練習もよくしていた。最悪の場合、数的は1問も正解できないことも考えられるが、その際に焦らずに最後の資料のところで確実に正解を見つけられれば、文章理解と合わせて合格点は取れる。練習を積めば返ってくるのが資料なので、これは重点的に対策するべき。
基礎能力試験(知識分野)
基本的に講義動画視聴をして分野別のテキストを周回していた。人事院のHPで見れる年度分の過去問は解かずにとっておき、試験1か月前からそれらに挑戦した。本番ではなによりスピードが重要だが、知識がなければスピードは出せないため、時間に余裕のあるときはそんなに焦らずに、知識の定着を重視して行っていた。
私は法学部であったため、法律・裁判例系の問題は得点源として確実に取れるよう、早めに勉強をしていた。授業で教えられることとかなり重なっているため、法学部生はここを固めるのが先決だと思う。他は、選挙の制度など政治制度はかなりの頻度で出題されるため、抑えるようにしていた。同様に、地学・化学・生物なども過去問からなんとなくの傾向を感じ取れるため、頻繁には復習しなくとも、忘れてきたころに要点を覚え直し、例題を解いていた。私のように得意分野が文系に偏っている人だと数学は得点源として期待できないため、暗記でどうにかなる理科系を取れるようにするとだいぶ余裕が生まれると思う。
企画提案試験
伊藤塾のサポートを全面的に利用させてもらった。私は最初に模擬企画提案をさせてもらい、その一週間~二週間後くらいに企画提案カウンセリングに応募して、ブラッシュアップを監督していただいた。また、企画提案試験で提示される資料が公開された後に解説・予想動画が配信されるので、それを見ながら提案を作った。
最初に作った提案は今見直しても本当にひどく、よく模擬企画提案で先生方に見せられたなと思うくらいのもので、当然クオリティが低いと指摘された。また、その際に企画の内容だけでなく話し方や受け答えの仕方、最初の5分間のプレゼンの時間配分なども指摘していただけるので、それも当然真剣に聞くべき。私は模擬の前日にサークルで大きなもめごとがあり、その後の模擬でのダメ出しで精神的に参ったが、そこで腐らずに先生方の指摘を受けて色々見直し、企画も直したら、カウンセリングでは及第点の反応をいただけた。また、カウンセリングでさらに内容について詳しくアドバイスを伺えるので、本当にカウンセリングも利用することをおすすめする。私はこの二回の機会がなければ絶対に不合格だった。
政策課題討議試験
最初に伊藤塾の模擬政策課題討議を受け、その後省庁での模擬に一回、友人との模擬を二回行った。伊藤塾での模擬で先生から個別にフィードバックをしてもらえるため、自分の癖や弱点を知るためにも参加するべき。また、この模擬政策課題討議と模擬企画提案を担当してくださった先生が一緒で、少し認識していただけて励ましの言葉をもらえたのは精神的にプラスになった。また、伊藤塾での模擬で一緒になった人たちとラインを交換し、その後オンラインで自主的な模擬を一回することができた。私のグループがたまたまそうだっただけかもしれないが、伊藤塾の塾生は基本的に熱意があってレベルが高い場合が多いので、彼らと知り合いになって協力できるのは素直にありがたいことだと思う。自分から積極的に話しかけてみるべき。省庁が開催してくれる模擬もかなりレベルが高かったが、その課題は現役職員の方が自分の所掌業務の問題を取り上げて作ってくださるものなので、問題としてあまりにレベルが高すぎる面があった。
人事院面接
これも伊藤塾の模擬面接を利用させてもらった。面接カードの添削に加えて、本校に行って対面で模擬をした。個人的に、シンプルな面接が一番自分の癖が出ると感じたので、対面で模擬をさせてもらって癖を指摘してもらうのが良いと思う。私は声がかなり小さく、かつ早口になりがちなのだが、その癖は友達同士で対策をしあっているときでは遠慮して指摘しづらい。自分の至らない点を面と向かって言われることは普通に辛いが、甘んじて指摘を受けるべきである。そして受け答えも、いくら想定問答を周到に作っていてもそれをちゃんと言えるかどうかは別なので、模擬の機会を使って答える練習をするのは重要だと感じた。また、自分が聞かれるだろうと思うことと相手が実際に聞きやすいことにはやはり差があるので、模擬でその差を埋めるのが良いと思う。
加点対象の英語試験
お恥ずかしい話だが、TOEICの申込時期を勘違いしていた(当然他のテストも間に合わず)ため、受験できず英語スコアは提出できなかった。幸運にも合格できたが、二次試験会場で周りがちゃんと提出して加点を受けているのに自分は出せないという状況は非常にメンタルに悪かったため、当日のメンタルを万全にするためにも絶対に受験して15点分でも取るべき。当日は大会場にその日の受験者が全員集められて、待機場となり、試験の合間にそこで英語加点書類を提出という形だったため、衆人環視で無加点をさらすことになる。
普段の生活と試験対策の両立について
私は刑法サークルに所属し、11/29実施の模擬裁判の準備をしていたため、11/29・30実施の公務員試験との両立はかなり辛かった。同様にゼミも秋学期にイベントが集中するため、両立はとても大変だった。両立のための工夫は、周りの人へ自分の状況を積極的に相談して便宜を図ってもらいつつ、自分も彼らに見返りや配慮をするように心がけた。私の周囲は予備試験等を受ける人が多かったため、受験への理解が高く、色々と気を使ってもらえた(試験当日一週間前はなるべく私に仕事を振らないなど)。しかし周囲も当然暇なわけではないから、12月は私が中心となって進める等言って、周囲を不快にさせないよう気を付けた。
民間企業の就職活動について
実施する。気持ち的には公務員専願だが、他に内定先を持っていることは精神的に余裕を持たせてくれるし、その結果民間企業の内定を得られなくても、自分の視野を広げる機会にはなると思うため。
◇業界・業種の選定理由
インフラ系に興味があるため、交通業界や建設業界を見る。
◇教養区分合格が民間就活に及ぼす影響
合格後の春が丸丸空くため、非常に精神的・時間的余裕がある。また二次試験である程度面接対策も経験するため、民間専願者には劣るものの、少なくとも丸腰で挑むことはなくなる。
最後に
官庁訪問対策のためにいろいろな省庁を見続けつつ、春休みを利用して小旅行に沢山行きたい。単純に旅行したいし、私の第二志望である国土交通省などは特に地方の状況を知ることも大切なので、見聞を広めるためにも各地を回ってみたい。また、ゼミの活動が春休みにもあるし、法律全般は学んでおいて損はないなと感じたため、専攻している民法の勉強を欠かさず続けたい。
●これから進路を考える方へ
教養区分に合格するメリットは、対策する時間が比較的短時間で済むことと、合格後の春が実質フリーの時間になることだと思います。特に後者は精神的にかなり余裕を持たせてくれるので、志望動機のブラッシュアップ、説明会に何回も行ってアピールする、他の自己研鑽にも時間を費やすなどを行えるのはとてもありがたいと実感しています。