基礎能力試験は点数が伸びやすい分野に絞って効率よく対策できた
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E.Cさん |
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プロフィール
受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:ジャグリング、塾講師、非行防止活動
目次
公務員試験を目指したきっかけ
公務員の仕事に興味を持ったのは、中学生のころです。両親が公務員だったことの影響もあるとは思いますが、特定の誰かではなく、公のために働きたいという漠然とした思いが芽生えたからです。実際に公務員を目指そうと決断したのは、大学に入学してすぐの頃です。いくつかの省庁のホームページや採用パンフレットを見たりして、自分も、公務員の中でも、国のマクロなことを考える仕事がしたい、公務員の志望者が減る中で、少しでも自分が公に貢献したいと思いました。
対策スタートのタイミング
伊藤塾で学習を始めたのは、大学1年生の夏ごろです。大学に入学してすぐの5月ごろに、伊藤塾の無料相談に申込み、大学2年生で受けることができる試験があることを知り、教養区分での合格を目指したいと思い、早めに学習を始めることを決意しました。早い時期から学習を始めること自体は、その分対策の時間が増えるので良いことだと思いますが、自分の場合、長期的に継続して勉強するのが苦手な性格もあり、また大学の試験が挟まると、公務員試験の勉強が一時的に中断されるので、学習したことを忘れてしまうため、繰り返し同じ講義を受けたりする必要がありました。また、あまりに早く始めすぎると、人によっては、モチベーションの維持も難しくなってしまうかもしれないです。
伊藤塾を選んだ理由
自分の大学の学内講座だと、講座が始まる時期が少し遅く、またメインの目標が春の専門区分であり、教養区分対策については、やはり伊藤塾がもっているノウハウや教材の質は高いと思います。また独学であると、面接の練習や、特に教養区分の2次試験の企画提案試験や政策課題討議の対策もしにくいと思います。試験の合格率や、官庁訪問の内定率などの客観的な数字の高さも、他の公務員予備校ではなく、伊藤塾を選んだ理由の1つです。
伊藤塾のここが良かった!
論文対策で、他の塾生の方々と議論する機会を設けていただいたのは、良かったです。私は地方の大学に在籍しているので、オンラインで受講をするだけでは、自分が受験者の中でどの位置にいるのかが不明瞭であったり、またモチベーションの点でも、自分一人で勉強しているような感覚を受け、つらいところもありました。論文ゼミや自主ゼミにおいて、他の塾生の方々と話すことで、自分だけでは気づくことのできなかったポイントが学びになったことはもちろん、自分と同じ目標に向かって勉強している方がたくさんいることを実感し、一緒に頑張って勉強している感覚になりました。また、定期的にカウンセリングを受け、今抱えている悩みをざっくばらんに相談することができ、一人で抱え込むことなく、やるべきことも明確になりました。
私がとった勉強法
総合論文試験
基本的に、総合論文ゼミに毎回出席し、そこで与えられた宿題や検討のポイントを踏まえた上で、再度答案を書き直すという作業をしていました。特にゼミ内でグループワークをする時間では、積極的にファシリテーターの役割を務めました。これは、政策課題討議の練習にもなったと思います。そのグループワークの様子は、佐藤講師に見ていただける機会もあり、内容だけでなく、ファシリテーターとしての評価もつけていただけるので、そのアドバイスも大変参考になりました。なので、毎回、ZOOMのブレイクアウトルームのうち、佐藤講師に見ていただける「グループ1」に振り分けられるように祈っていました(結局、その機会は、全ゼミ回を通して1回だけでしたが)。自主ゼミでは、最初は緊張した雰囲気でしたが、回を重ねるごとに、メンバーが少しずつ固定化されていったので、よく一緒になるメンバーと顔馴染みになっていって、喧々諤々いろいろ指摘し合えるようになっていきました。最初は、全く書けないことを不安に思う方もいるかもしれませんが、回を重ねるごとに、問題から書くべき要素を抽出することができるようになり、また知識もついてくるので、書けるようになっていきます。
基礎能力試験(知能分野)
教養区分試験の中で一番時間をかけました。最初に、数的処理の講義を視聴し、また数的処理小教室を受講しました。時間的に、こちらはリアルタイムでは参加できなかったので、資料をダウンロードし、事後視聴をして補完しました。全範囲を網羅的に完璧にする余裕は、時間的にも精神的にもなかったので、「必ず取るところ」、「できるだけとるところ」、「スルーするところ」の3つに大半して、優先順位をつけて勉強を進めました。直前期には、点数が伸びやすい判断推理・資料解釈に力を入れ、数的処理小教室で扱った問題や過去問のうち、その問題だけをピックアップして演習しました。当日の試験は、おそらく比較的難しい問題が多く焦りましたが、だからこそ、後半の判断推理・資料解釈の問題を優先し、時間をかけて確実に点数を取り、残りの時間で、解けそうな問題から解いていきました。読解問題については、正直に言って、特別な対策をしませんでした。大学入試に向けて、英語・国語とも勉強していたので、文章自体は読めましたし、選択肢もそこまで難解なものではないので、過去問を軽く見た感じ、大丈夫だと思っていたからです。問題の難易度としては、共通テストに近いと感じました。ただ、数的処理になるべく時間をかけたいので、速く、正確に解く練習をしておく必要はあると思います。
基礎能力試験(知識分野)
自分は文系なので、大学に入学するまでに勉強していた世界史・日本史を始め、人文科学の分野を中心に勉強をしました。逆に、自然科学はそこまで力を入れませんでした。学習に用いる教材としては、高校生の時に使っていた教科書をメインに用いました。ただ、公務員試験の中でも、よく出る時代や地域はあるので、講義を聞き、特にポイントになるところを教科書にマークしたり、メモをしたりするようにしていました。最も力を入れて勉強したのは時事です。基本は「ニュースの見方が分かる講義」を視聴し、日々のニュースの前提になる知識を押さえました。これを踏まえて、月一時事の講義を視聴しつつ、自分でも新聞を読む習慣をつけて、日々のニュースを追いました。情報の問題は、当日現場で考えれば解けるレベルの問題なので、特別な勉強はしませんでした。また、国際関係の講義は最初に受けておくべきだと思います。現代の時事を理解するうえで、歴史的な背景や経緯を振り返ることができることができ、また総合論文を書くにあたっても、参考になる知識を多くインプットすることができたと思います。
企画提案試験
1次試験の結果が出てから対策を始めました。まずは、事前に公開された資料を確認するとともに、相澤先生の講義を視聴し、当日の動きなどの大枠をつかみました。資料の読み方、注目するべきポイントも、すべて講義で確認し、それを基に資料を読み込みました。ただ、私の知識不足で、レジュメの書き方がどうしてもつかめず、なかなか準備ができない日々が続きました。なので、模擬企画提案を受ける時期がかなり遅くなってしまいました。模擬を受けた日は、2次試験まで1週間を切っていました。模擬では、拙いながらも、自分のなかで「大丈夫」だと思っていたレジュメがあまり良い評価をいただけなかったので、かなりショックを受け、本当に試験の前日まで、提案する政策を手直ししました。レジュメで提案する政策がどうしても具体的にならなかったので、あまりよろしくはないと思いますが、講義資料においてレジュメの作成例として挙げられていた、過去の先輩方のレジュメの要素を模倣させていただきました。模倣と言っても、テーマが異なるので、「具体的施策」の所で、国が何をするか、対象はどうするか、などのエッセンスを取り入れた感じです。そうこうして、受験前日、宿泊施設でまとめ上げ、最終的には、自分のなかで4つの案を持って試験に臨みました。実際に出題された問題は、相澤先生の予想されたものとそこまで乖離していなかったので、考えた提案を少し手直しするだけで良かったですが、追加で2,3個手札としてもっておく等、もう少し余裕を持っておけば良かったと思います。
政策課題討議試験
1次試験の結果が出てから対策を始めました。まずは、配信されている松田講師の講義動画を視聴し、試験の時間割や大まかな流れをつかみました。その後、模擬政策課題討議に申し込み、対面で参加させていただきました。模擬においては、自分が当日、どのような役割・立ち位置(ファシリテーターなど)で参加しようかを考えながら臨みました。その場で講師の方が、個別に、レジュメや発表内容についてフィードバックをくださったので、それを基に、当日、自分がどんな発言をしたら良いかをイメージしながら受験当日まで過ごしました。余談ですが、本当に偶然に、伊藤塾の模擬政策課題討議で一緒のグループだった方が、当日も同じグループに振り分けられました!なので、指摘するところが似通っていたり、「先に言われてしまった!」といったりするようなことはありましたが、それゆえに、「一緒に合格するぞ」という気持ちで、比較的落ち着いて臨めたと思います。相手が困っているときに助け舟を出し、お互い助け合って乗り切ることができました。このようなことは滅多にないと思いますが、伊藤塾にお世話になっていたゆえに起こったラッキーだったと思います(笑)。また、本番で生きたという訳ではありませんでしたが、「ニュースの見方が分かる講義」や「月一時事」の講義動画・ノートを見返し、一応時事の勉強もしました。当日のテーマが、勉強した時事と全く異なるテーマのものでも、その着眼点や、改善策の部分で、参考にできる部分はあったと思います。
人事院面接
まずは受け答えではなく、面接カードの添削に心血を注ぎました。8・9月ごろから、計3回ほど、カードを提出し、添削を受け、修正するという作業をしていたと思います。その後、オンラインでの模擬面接を1回お願いしました。自分は国家公務員一般職の教養区分も受けていたので、それも合わせると計2回お世話になりました。余談ですが、一般職を受けておくと、総合職の面接カードも、一般職を受けるときに作成したものを基に作ることができますし、総合職のための面接の練習にもなるので、おススメです。面接練習の担当をしてくださった方からは、一般職受験時の経験もあり、受け答えの長さや落ち着き具合はよくできていた一方で、現在の面接カードのままでは、当日の面接官によっては、自分の長所・人柄をうまくアピールできない可能性があると指摘していただきました。それを受け、もう一度面接カードを書き直しました。また直前期には、自主ゼミや省庁のイベントで知り合った塾生同士で、予定を合わせて集まり、互いに面接練習をし、意見交換をしながらブラッシュアップしていきました。私は地方の学生なので、オンラインで参加させていただきました。
加点対象の英語試験
TOEICのスコアを提出しました。取得したのは、受験する年の夏ごろで、かなりギリギリでした。というのも、英語スコアの加点があることは知っていましたが、そのために英語試験の勉強をするよりは、教養区分の基礎能力や、総合論文の対策に時間を割いた方が良いと思っていたからです。しかし、総合論文ゼミの自主ゼミにおいて、英語のスコアを提出するかどうかというような話になったときに、自分以外の全員が、何かしらスコアを提出すると言っていたので、焦って受験を申し込みました。直前期だったものですから、当該英語試験用の対策に時間を割く余裕はなかったので、試験の形式や時間配分のポイントを確認し、軽くリスニングの練習だけして臨みました。今思えば、直前になって焦って受験する必要はなかったと思います。換言すれば、持っておいて損はないので、早めに取得しておくことをお勧めします。基礎能力試験の英語の問題をより正確に、より速く解くことにもつながると思います。
普段の生活と試験対策の両立について
大学の試験勉強と、教養区分の勉強を並行してやっていくのは、大変だと思います。なので、大学の試験の3週間前くらいからは、公務員試験の勉強は一旦置いておいて、大学の試験勉強に集中しました。逆に、それ以外の期間は、大学の授業に出席しつつ、主な勉強の主軸は公務員試験に置きました。ただ、大学の長期休暇などは時間がある一方で、私の性格的に、勉強がおろそかになることが多かったので、定期的に省庁のイベントに参加する予定を入れるようにして、改めて自分の目指すところを再確認し、モチベーションを維持していました。
民間企業の就職活動について
他の人に比べ遅くなりましたが、行う予定です。もともと公務員が第一志望だったため、公務員専願で、民間企業の就職活動をする予定はありませんでした。しかし、官庁訪問に向けて、「なぜ民間企業ではなく公務員なのか」をしっかり言語化できるようにするためには、民間企業の説明も聞いておいておいた方がいいだろうと思い、自身の志望省庁の業務と関連する分野を扱っている民間企業の説明会やインターンに参加しています。教養区分で合格すれば、もともと民間企業を見ていなかった人も、年明け以降からでも民間の就活に取り組む時間的余裕が生まれると思います。また民間企業でも、面談や面接はありますが、教養区分の試験を通して散々練習しているので、緊張せず臨むことができています。特に、公務員が第一志望で、教養区分に合格している方であればなおさらだと思います。
最後に
1月は大学の試験が控えており、省庁の採用担当の方もそれを考慮してイベントを少なくしてくれているので、就職活動のことは一旦忘れて、大学の勉強に集中したいと思っています。2、3月は、志望省庁のイベントになるべく参加し、志望動機を採用担当の方に見てもらったり、官庁訪問に向けて想定問答をつくったりしていく予定です。また、息抜きのために、短めの旅行をしたり、農村でのボランティア活動に参加したりしたいと思っています。
●これから進路を考える方へ
教養区分試験を受験するメリットは、なんといっても、各自が大学に入学するまでに勉強してきたことが生かせることだと思います。専門的な知識はそこまで求められないので、どんな勉強をしてきた人にも、等しく合格のチャンスがある試験です。将来の職業選択に悩んでいる方も、公務員が第一志望でない方でも、少しでも公務員という職種に興味がある方は、受験してみることをお勧めします。私は元来公務員が第一志望だったので、官庁訪問が近づく中で、遠いと思っていた夢が現実になっていく感覚があります。自分の納得がいく職業選択にしたいと思います。