政策論文は、教養区分試験の受験に向けての論文対策で培ったからこそ
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文部科学省 |
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公務員を目指したきっかけ
大学2年生の秋、コロナでかなり私生活が制限されていた時期に、就活について考え始めたのが最初のきっかけです。民間企業でたくさんの面接を受けるよりも、比較的好きな勉強で突破できる部分の多い公務員試験が自分に合っているのではないかと考えました。また、公務員試験に向けて勉強することで、たとえ実際に合格(内定)できなくとも、その勉強は自分の糧になるだろうということを胸に学習をスタートしました。こうした見込みは当たっていて、今でも民間企業の採用選考より、公務員試験の勉強が自分に向いていたと思っています。

対策スタートのタイミング
受験を考え始めた時期と、入塾を決めた時期が重なっていて、どちらも2年生の秋頃です。私は予備校選びでは全く迷わずに伊藤塾に決めてしまったので、少し早計だったかなと思う部分はあります。
伊藤塾に決めた理由は、友達が司法試験講座を受けていて、紹介すると特典が付与されるという事情があったことと、司法試験講座がメインの予備校ならば、法律区分に関しては良い講義が受けられるのではないかと考えたことにあります。実際に、法律の講義はとても楽しく受講したので、伊藤塾を選択したことに後悔はしていません。私は、2年秋に入塾していますが、実際に勉強を始めたのは3年春だったので、そのくらいの差は関係ないと思います。

伊藤塾のここが良かった!
他の予備校と比較していないのでわからないですが、法律科目の講義が特に私にとっては面白かったので、その点につき伊藤塾にして良かったと思います。特に、山本先生の授業は、判例の歴史的背景なども教えてくださるので、印象付けながら覚えることができました。大学教授の講義に少し寄っているようなイメージです。この特徴は、とにかく無駄なく試験対策をしたいという方にはあまり向かないかもしれません。2年生など比較的早めに勉強を始める方にお勧めします。
また、LINEでスタッフの方にすぐに連絡が取れるところも良かったと思う点です。私は少し困ったことがあるとすぐ聞いていたので、ご迷惑をおかけしていた気もしますが、すぐに聞ける相手がいるというのは安心感に繋がっていました。

私がとった勉強方法
◇専門試験<択一式・多肢選択式>について
講師の皆さん(山本先生・秋島先生・佐藤先生など)が口を揃えて、とにかく問題を解くようにということを仰っていたので、その通り問題演習に力を入れていました。講義を聴いたあとは、すぐにその講義の範囲分の問題集(「これ完」)を解いていました(これが3年春にやっていたことです)。佐藤先生は授業内で演習箇所を明示してくださいますが、山本先生・秋島先生はそれがないので、自分で判断して演習していました。これについても、時間的余裕なく勉強を始める人は佐藤先生のコースにしたほうが、効率はいいかもしれません。また、問題演習をするときは、問題単位ではなく、選択肢単位で演習していました。問題単位だと、消去法を頭の中で絶対にやってしまうので、選択肢ごとにどの部分が間違っているのか書き出しながら演習するようにしていました。同じ選択肢の組み合わせの問題は2度と出ないので、選択肢ごとの演習が絶対におすすめです。
◇専門試験<記述式>について
講師の皆さんは、とにかく書いて人に見てもらうようにと仰っていることが多くありましたが、私自身はあまりその方法には沿って勉強していなかったと思います(法学部である程度書き方がわかっていたからかもしれません)。
(私にとって)1番有効だった勉強法は、山本先生に教えていただいた「答案例から自分で答案構成を作って、その構成を見ながら口頭で論述する」という方法です。記述式の勉強を始めた頃は、とにかく書いてみるようにと言われても書けないので、諦めてすぐに答案例を読んで、それを覚えるようにしていました。直前期にやっと、問題からすぐに解答を書く練習をするようになりましたが、私はあまり添削を受けておらず、答案例と比べて自分の答案の何がダメか分析するようにしていました。答案例にも納得がいかないときは、自分で参考書などを使い調べて、納得いく文章をつくるようにしていました。自分の答案を人に見てもらい、指摘を受けることも大切かもしれませんが、それよりも色んな人の書き方をみて、1番自分にしっくりくる論述(覚えやすい論述)ができるようにすることが得策かもしれません。
◇基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
私は数的処理が本当に苦手でした。教養区分試験では2問くらいしか正答しなかったと思います。数的処理は本当に地道な努力しか対策方法はないと思うので、毎日1時間とか決めて演習することがいいと思います。ノルマを決めるにあたって、1問を解くのにすごく時間がかかってしまうタイプの人は、時間で区切ることをお勧めします。問題数をノルマにすると、場合によっては数的処理の勉強でかなり時間を使ってしまうためです。地道な勉強が実を結んだのか、法律区分では12/16問正答することができ、1次試験突破の決定打になりました。味方にすれば、非常に心強い分野なので、本当に苦手だと思う方も諦めず、毎日少しでもいいから問題演習をしてみてください。
伊藤塾の「これ完」の数的処理の解説だと少しわかりにくいという方(私がそうでした)は、市販の問題集をどんどん使うことをお勧めします。また、私は久木田先生の数的処理ゼミ(教養区分用)を法律区分直前期に受講して、一気に数的ができるようになった気がしたので、参考にしてください。解説がわかりやすいです。
◇総合論文試験、一般論文試験、教養論文試験などの記述式について
法律区分の政策論文は、配点が低いこともあり基本的にあまり対策しないのがセオリーだと思います。私もほとんど対策しませんでしたが、それは教養区分受験に向けて論文対策をしっかりやっていたからという事情もあります。3年春以前から勉強を始める方は、最終的に目指す場所は法律区分での合格だとしても、絶対に教養区分対策としての論文対策をしておくべきだと思います。佐藤先生のゼミで対策をしておけば、法律区分前にあまり政策論文を不安に思わなくて済みます。
論文において大切なことは「問いに答えること」なので、そこを外さなければ、法律区分の政策論文はきっと突破できると思います。佐藤先生のゼミで嫌でも鍛えられるものなので、めげずに頑張るしかありません。
◇企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について
元々面接が苦手だというタイプではないので、集中的に対策するといったことはありませんでした。法律区分の二次試験の人事院面接は、伊藤塾で面接カード添削を3回受けたあと、模擬面接を2回受けました。面接カードについては、第一志望の省庁でメンターをしてくださっていた職員の方にもみていただき、アドバイスをもらいました。メンターさんがいる方は、実際の職員の方に見てもらうとより安心して面接に臨めると思います。添削や模擬面接をあまり受けすぎると、講師ごとに視点が異なることもあり、混乱しかねないので、人からの指摘は程々に、話7割くらいに受けとることが大切だと思って準備しました。
◇官庁訪問について
私は文部科学省のみ志望していたので、説明会や事前に政策について調べることも、文部科学省についてのみ行っていました。単願のいいところは、対策のエネルギーを集中できることです。悪いところは、背水の陣であること(文部科学省に内々定をもらえなければどこにもいけない)と、他省庁との比較ができないことです。
官庁訪問は事前の動きが非常に重要と聞いていたので、文部科学省の職員さんとお話しさせていただける時は、その人の所掌事務について少し勉強していったり、疑問をぶつけられるように準備したりしていました。

普段の生活と試験対策の両立について
私は、公務員試験を理由に楽しい日常生活を犠牲にするのは絶対に嫌だったので、サークルは直前期(3年の春休み前)まで続けていました。良い息抜きになっていたと思います。アルバイトについては、3年夏休みから、シフトを減らすなどかなり制限していました。家庭の経済事情的にもそれが可能だったためですが、制限していなければ体力的には結構大変だったかなと思います。
私は元々1日にあまり長く勉強できるタイプではないので、サークルが1日の中にあることは丁度いいものでした。そのため、特に両立のための工夫はしていません。息抜きをすることを、合格のために必要不可欠なものと捉えて、前向きに考えることが大切なのかなと思います。

モチベーションの維持の図り方
私は、文部科学省の職員の方と3年夏以降、定期的にお話しする機会をいただいていたので、それがモチベーションの維持になっていました。業務説明会やインターンシップに参加することが、モチベーションの維持につながる部分はあると思います。
また、私は民間就活をやっていないこともあって、民間就活をやっている同級生と気兼ねなく喋ることができたことが、心を楽にしていたと思います。期間は長いですが、民間就活とは違う時間軸でゆったりやっていると思って、心を鎮めていました。

最後に
どんな職業でも本質的には変わらないのですが、国家公務員として特に、「永遠に貪欲に学び続けられる」人間として働きたいと思っています。常に変わり続ける社会の需要を汲み取って政策をつくらなければならない公務員として、自分も常に変わらなければいけない。それを忘れずに、働き続けたいと思います。
公務員試験を受験する方には、ぜひ勉強を続けてほしいと思います。公務員試験は科目数が多く、大変なところはありますが、きちんと勉強すれば、社会の構造がわかり、生きることがより面白くなると思います。それは、公務員に最終的になろうがならなかろうが、自身の人生に大きく寄与するものです。予備校に通える環境にあることを有り難く思いながら、ぜひ勉強を続けてほしいと思います。
