沢山相談にのっていただいた分、これからは私も後輩の力になれるように。
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文部科学省 |
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公務員を目指したきっかけ
日本社会への疑問を契機に高校生の頃から漠然と国家公務員を目指し始め、官僚を多く輩出する東京大学法学部に進学することを目標に、東京大学文科一類を受験しました。
大学受験に合格後、大学2年生の春頃にキャンパスで開催された伊藤塾の説明会に参加しました。省庁に入省された先輩が伊藤塾を利用していたというお話を伺ったこと、入塾を検討するにあたり伊藤塾でスタッフの方に説明いただいたお話に納得できたことから入塾を決めました。憲法・民法・行政法の講義を少しずつ受け始めたのは大学2年の4月〜5月頃で、大学3年の12月末までには講義は一通り聴き終えていましたが、覚悟を決めて本格的に法律区分試験の勉強に打ち込み始めたのは大学3年の2月(試験の3ヶ月前)でした。

伊藤塾のここが良かった!
中身の濃いテキストや問題集をいただけただけでなく、解説講義もとても充実しており、さらにゼミでは最新の情報を共有してくださり、また困った際にスタッフや講師の方へ相談できる体制も整っており、試験対策に打ち込むための環境を完璧に整えていただきました。
試験勉強に励むにあたり、僭越ながら伊藤塾のサポート体制について大きな不満を抱いたことが一度もなかったことが、伊藤塾の1番の良さではないかと感じています。

私がとった勉強方法
◇専門試験<択一式・多肢選択式>について
私は3年生の年末までに憲法・民法・行政法の講義を受講し終えることを目標とし、講義を受講し終えた後は「これ完」を3周から4周(教科によって異なる)取り組みました。「これ完」に取り組む際は、無闇に数をこなすのではなく、解説を読み込み、逐一テキストの該当箇所に戻って復習することを心がけていました。はじめは一問を解くのにかなり時間がかかりましたが、地道な勉強を積み上げることで着実に力がつきました。
◇専門試験<記述式>について
1月末頃から択一対策と並行して少しずつ勉強を始めるのがおすすめです。まずは佐藤講師の法律区分ゼミを受講し、論文の基本的な型を掴みました。論文対策では、細かい単発の知識を身につけることが主眼になりがちな択一対策と異なり、構造的な理解を深めることができるので、論文の勉強は択一対策にも役立ちます。一次試験直前の4月は択一対策に精一杯になりがちなので、1月〜3月頃に民法・行政法については数回ずつ論文を解くことができていると良いと思います。
◇基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
早めにまずは過去問一年分に取り組み、レベルを知っておくことが重要だと思います。私はまともに基礎能力試験の対策に着手したのが3月末くらいの時期だったので、想像以上の難しさにとても焦りました。英語や文章理解や数的処理は数をこなすしかないので伊藤塾から送られてくる「スー過去」に取り組んだり、「これ完」に取り組んだりして対策しました。時事は解説講義を聴きつつテキストを読み込むことを心がけました。
◇総合論文試験、一般論文試験、教養論文試験などの記述式について
教養区分試験の対策に少し取り組んだことがあり、総合論文や政策論文に非常に苦手意識を持っていました。はじめは何をどのような構成で書けば良いのか全くわからない状況だったので、講師の方に相談し、答案を書いては添削をしていただきました。これを繰り返す中で徐々に書き方のフレームを掴むことができました。
◇企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について
人事院の人物試験の対策としては、できるだけ早くから面接カードを書き始めること、民間就活で面接の経験を積むこと、伊藤塾の模擬面接を利用することの3つが大切です。蛇足ですが、人物試験で提出する面接カードは手書きで誤字が許されないので、余裕を持って清書を完成させることがおすすめです。
◇官庁訪問について
できるだけ多く職員訪問の経験を積むこと、できるだけ多くの業務説明会や政策ワークショップに参加することが、とてもとても重要です。
今年官庁訪問を経験して感じたことですが、官庁訪問はその開始前に8割以上決まってしまっていると思います。官庁訪問前までにどれだけ自分に好印象を持っていただけるかがとても重要です。加えてテクニック的なことになってしまいますが、私は想定質問とそれに対する回答をできるだけ多く用意しておいたのですが、この想定問答集に助けられたことが実際に何度もありました。

普段の生活と試験対策の両立について
結論から申し上げると私は両立はできませんでした。
運動会ラグビー部に所属していたので、春試験対策との両立に大変苦労しました。週5日のペースで練習があり、さらに大学の講義や民間就活にも取り組んでいたので、あまりの忙しさに一時期体調を崩し、公務員試験を諦めようと思ったこともありました(大学3年の1月頃)。
しかし、公務員試験を諦めた場合これから一生後悔するであろうことがわかっていたので、大学3年生の2月から部活は休部し、民間就活はやめ(公務員専願にし)、公務員試験の勉強に全力を注ぐという決断をしました。民間就活をやめるのは怖かったですが、これまでのインターン参加経験等から、民間企業は自分に向かないことがはっきりとわかっていたので、決断してからの後悔や迷いは全くありませんでした。ギリギリまで頑張っても両立が難しければ、思い切って優先順位をつけることが大切だと思います。

モチベーションの維持の図り方
モチベーション維持のための最適な方法は、やはり職員の方との接触機会を大切にすることだと思います。職員の方との接触機会とは、業務説明会や職員訪問等です。私は月に一回のペースで職員訪問のお声がけをいただいていたので、次の職員訪問に自信を持って臨めるように、というモチベーションで年明け以降は日々勉強を頑張っていました。また、伊藤塾のスタッフの方に繋いでいただいて同じ春試験受験生と一緒に2週間に一回くらいのペースで自主ゼミを行なっていましたが、同じ目標に向けて頑張っている仲間から刺激を受けることができたこともモチベーション維持につながりました。

民間企業の就職活動について
私は3年生の春頃から民間就職を始めました。E Sを書いて添削してもらったり、グループディスカッションをしたり、模擬面接をしたり、ウェブテストの勉強をしたりとかなり本格的に就活をしていました。またサマーインターンには4社ほど参加し、冬インターンでは2社ほど選考を通過しました。
民間就活をしていたことのメリットは、人物試験の際の面接カードや省庁に提出する官庁訪問カードに記載するエピソードにはあまり困らなかったことです。政策提言は別ですが、所謂ガクチカや困難に直面した経験等の定番の質問には場面に応じた回答を複数用意することができていました。また、これらの質問に関しては民間就活の面接対策としてかなり深掘りしていたので、想定問答集もある程度作っていましたし、面接の場で答えるのにも慣れていました。
民間就活との両立は本当に大変なのでコストパフォーマンスは悪いですし、民間就活の面接と官庁訪問は全く異なるので民間就活の経験を実際に活かすことができる場面は少ないですが、「これに関しては何を聞かれても答えられる」というようなエピソードを一つか二つ持っているとかなり自信になるので、とても良かったと思います。

最後に
国家公務員を目指そうと思った初心、学生として今感じている自分なりの問題意識や疑問点等を入省後も持ち続け、自分にしかできない価値を発揮し社会課題の解決に活かすことのできる国家公務員になりたいと感じています。官庁訪問前に、自分が目指す省庁が求める人物に自分が当てはまらないのではないかという不安をメンターの方に相談したところ、私なりの見方・考え方や信念を忘れず、これからも軸として大切にしてほしい、とおっしゃっていただいたのが強く記憶に残っています。省庁が求める最低水準の知識や思考力等を身につけようとする姿勢も大切ですが、同時に自分が何のために国家公務員を目指したのか、その軸をぶらさないことの大切さを実感することができました。
伊藤塾の相澤先生、佐藤先生をはじめとした講師の方々、そしてスタッフの方々には大変お世話になりました。手厚いご指導と充実した相談体制には特に本当に感謝しております。これまでの期間本当にありがとうございました。
伊藤塾を通じて先輩方にも沢山相談にのっていただいたので、これからは私も後輩の力になれるよう是非ご協力させていただきます。
