理系で周囲に公務員志望者がいない私にとっては心強かった
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外務省 |
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公務員を目指したきっかけ
大学2年時に参加した警察庁のインターンシップがきっかけでした。参加する3ヶ月前に人生で初めて大規模な地震をアルバイト中に経験し、避難誘導を始めとする諸対応を行う中で人の為に働くことの難しさを強く感じているところでした。その後インターンシップ内で東日本大震災での警察庁職員の方々の活躍を聞き、自分も将来ここで働きたいと思い、その頃から学習(毎日新聞を読むこと、様々な分野の情報に意識的に触れることなど)を始めました。公務員試験の勉強自体は、公務員試験実施の年の年明けから始めました。

対策スタートのタイミング
公務員試験の受験自体は大学2年の秋から決めていましたが、その後教養区分の存在を知り、教養区分での受験を考え始めました。オンラインでの受講が可能かつ教養区分のみの対策が可能な予備校で一番上に上がってきたのが伊藤塾だったので、入塾を決めました。また、官公庁の説明会を受ける中で自身の文系分野の知識の薄さを実感したので、理系の受講者が少なそうで文系分野に特化している伊藤塾が魅力的に見えたというのも理由としてあります。

伊藤塾のここが良かった!
講義内容が充実していたことと講師のサポートが手厚かったことです。大学受験で文系分野(倫理・政治経済を選択)に触れてはいたもののほとんど初学の状態だった自分でしたが、広い分野で基礎的な知識を蓄えることができるような授業内容でした。また、自分の視点とどうミックスするか、どのような視点を持ってニュースを見るのかなど実際の方法論についても言及があり、かなり活きたと思います。また、官庁訪問に関する情報も非常に豊富で講師のサポートも手厚く、理系で周囲に公務員志望者がほとんどいない私にとっては本当に心強かったです。

私がとった勉強方法
◇専門試験<択一式・多肢選択式>について
選択科目の過去問を10年分解き、解答を作成して関連事項をノートにまとめた。できるだけ詳細な解答を作成し、2次試験にも活用できるようなノートづくりを心がけた。私の区分は基本的に白書から出題されるので、ひたすら白書を読み込んだ。加えて、大学院の入学試験と重なるところが多かったので、それらの教材を用いて勉強した。
◇専門試験<記述式>について
選択科目の過去問を10年分解き、解答を作成して関連事項をノートにまとめました。また、大学院の入学試験と似た問題が出題されると聞いていたので、関連分野の大学院の入学試験を解きました。使ったテキストも同じく。(院卒理系区分の問題は大体東大の先生が作っているらしいので、東大の院試とよく似ている。)一次試験の合格発表後から勉強したので、時間的にかなりタイトでした。
◇基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
数的処理にどうしても時間がかかってしまうので取れる問題だけを取ること(資料解釈や図形など)を意識し、基本的な点数は文章読解で稼ぎました。基礎能力試験に関して正直あまり勉強はしていません。時事に関しては直前に新聞のトップニュースを漁りましたが、民間就活で時事を聞かれることが多かったのでその経験が一番活きたように思います。
◇企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について
正直あまり対策はしていませんでしたが、前日にESを見せて友人に想定質問をもらい、模擬面接を行いました。その想定質問と同じことを聞かれましたし、民間就活と聞かれることは大きく異なるわけではないので、そちらをしっかりしていれば特に問題はないと思います。ただし、集団討論に関してはコンサル等とは評価軸が違うのでそこは意識しました。それも日系大手の面接を受けていれば相場感は掴めると思います。
◇官庁訪問について
伊藤塾を受講していた際に知識分野(法律・経済・社会など)を重点的に視聴していましたが、これが官庁訪問全般で非常に役立ちました。自分の元々持っていた理系(技術系)の視点と伊藤塾の講義で学んだ知識や視点をミックスすることで、文理双方の分野に触れた意見を述べることができるようになりました。これは官庁訪問したすべての省庁で評価されていた点だと思います。

普段の生活と試験対策の両立について
普段の生活(研究)との両立で気を付けていたことは、日常生活のどんな時でも志望省庁の職員としての視点を持ち続けるということです。新聞の一つの記事をとっても自分がもし(志望省庁の)職員だったらどう考えるか、一つひとつ丁寧に考えてメモを取っていました。よくこういった質問の際に挙げられる隙間時間の活用が私は苦手だったので、一つの物事を行う際に思考を同時進行する方に舵を切っていました。また、メリハリを意識して、勉強するときは勉強、休む時は休む、と決めていました。ただ、休みの際もできるだけ公務員に関係するだろうと自分が考える分野の読書に費やしていました。

モチベーションの維持の図り方
公務員志望者が周囲に1人もいない状況で、前年秋には既に内定を貰っている、もしくは進学を決めている友人しかいなかったのでかなり辛かったです。年明けぐらいにこのままじゃダメだと思い立ち、民間企業の内定を全て辞退しました。その後は公務員以外に道がなくなったこともあり、必然的に勉強が捗りました。進路が決定している友人が多く余裕がある人ばかりだったので、それを逆手に取って色んな飲み会やイベントに誘ってもらって気分転換をしていました。また、自分が公務員になりたいと思ったきっかけになった時期のメモや日記を読み返したりして、モチベーションを維持していました。

民間企業の就職活動について
民間就活を始めたきっかけは単純に公務員以外の職種の裏側に興味があったからです。特に何も考えていなかったので、人気ランキングに載っているような企業は全て受けました。ただ、受ける際は1業界1社のみと決めていました。また、年明け以降は公務員就活に専念するため民間就活を行わないと決めていて、大半はインターンシップのみの参加で最終的に内定を貰った会社は2社のみでした。幅広い業界のインターンシップに参加することで、民間企業にできる範囲のことがわかるので、それぞれの業界にどんな行政のサポートが必要か、が自然と見えてきます。ここまでは民間企業がやってくれるだろうという肌感覚は政策シミュレーションで役立ったと思います。また、民間就活で単純に面接経験を詰むことができたので、人事院面接や官庁訪問で戸惑うことはあまりありませんでした。

最後に
これまで自分を支えてくれた人々に胸を張れる公務員になることです。官庁訪問の中で「外交官として誰にも負けない強みは何か」と聞かれたとき、咄嗟に出た言葉が「どれだけ辛いときでも歯を食いしばって頑張れるような人との繋がりや思い出が沢山あること」でした。私は、公務員を目指すきっかけになった省庁でも専門分野の省庁でもない外務省に進路を決めたのですが、そこに至るまで友人・指導教員はもちろん、伊藤塾講師の相澤先生や他省庁の職員の方にも相談に乗っていただきました。本当に色んな方々とのご縁があっての今の進路だと思うので、常に背中を押してくれた人々への感謝を忘れず、公務に邁進したいと思います。
これから公務員試験を受験される方や、公務員と民間など将来の進路を迷われている方には、自分が「何のためなら」頑張れるかをよく考えてほしいと思います。おかしな話で、民間就活と比較して時間的にも精神的にも公務員就活の方が厳しかった(研究との両立も含め)のですが、不思議と志望省庁に関することなら何時間でも勉強ができました。頭で悩み続けても答えが出なかったことは、土壇場になると行動として答えが出ます。なので、早々に決断を出して切り上げず、ぜひ最後まで悩み抜いてみてください。
最後に、講師の相澤先生には大変お世話になりました。私はギリギリ第3クールまでどの省庁にするか悩み続けたのですが、懇切丁寧にサポートしてくださいました。本当にありがとうございました。
