院卒区分での受験も視野に、3年冬より伊藤塾でスタート
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中央省庁 |
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公務員を目指したきっかけ
大学で教職課程を履修していたが、教育格差や教員の長時間労働等、政策論からのアプローチの必要性を感じるに至った。このような現場レベルで解決することができない問題に対して、政策の企画、立案といったマクロの視点から日本社会をより良くできるのは国家公務員だけだと考え、目指した。
本格的にスタートしたのは大学3年生の冬で、先輩に聞いてみたところ、伊藤塾の評判がよく、HPを拝見すると、合格率が高かったこともあり、入塾した。また、入塾の相談をしに校舎に行った際、講師やスタッフの方から前向きな言葉を頂いたことでスタートを切りやすくなった。

対策スタートのタイミング
大学入学時点では国家公務員の進路を考えていなかったため、入塾時期は大学3年の冬と遅めだった。間に合わないと思っていたので、院卒での受験も視野に入れ、国家総合職を目指し始めた。法学部ではなかったこともあり独学では難しいと考えたため、講座を探したが、専用のコースがある予備校が見つからず、同じ方面を目指していた高校の先輩に聞いたところ、伊藤塾の合格実績が良く、講義もわかりやすいということを教えていただいたので、入塾した。

伊藤塾のここが良かった!
どの教科のテキストも細かく明記されており、非常にわかりやすかった。さらに、講義内容のインプットだけでなく、「これ完」によるアウトプットもでき、繰り返し解くことで問題の難易も掴めるようになってきた。総合職の過去問を集めたものであったので、本番でも見たことがある問題が数問あり、得点することができた。
また、全体的にブラックボックスであった試験内容が明らかになったので、非常にやりやすかった。例えば、二次試験の専門論述試験も、知識があったとしても書き方を知らなかったので、答案構成から形式的な用紙の使い方等を教えていただき、ためになった。政策討議や人事院面接の模擬も正確に再現されていて、本番の感覚が掴めた。しかも、講座受講生は無料なので、金銭的にも優しかった。

私がとった勉強方法
◇専門試験<択一式・多肢選択式>について
講座を一通り聴き終えた後は、問題演習。インプットとアウトプットを交互に繰り返すことを意識した。「これ完」で解けなかった問題の知識をテキストに書き込むとともに、覚えていない知識だけを一文で分野別にまとめたノートを本番前に見返す用に作成した。「これ完」は、必須科目は2周〜3周行い、その都度間違えた内容をノートにメモを残した。
◇専門試験<記述式>について
まず、講座を視聴し答案の形式的な書き方を一通り覚え、解答例を見て写しながら字数や時間の感覚を掴んでいった。次に、憲法、行政法の論証パターンをそれぞれ覚え、再現度を高めていった。また、書いた答案をロースクールにいる大学の先輩に見てもらったり、受験していた大学院の同期と相互に見合い、論理構成や答案構成を指摘し合ったりした。
◇基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
専門試験・択一と同様。数的処理に関しては、できるだけ多くの問題に触れることを意識し、対策した。また、文章理解は研究に必要な論文を読む、英文に関してはTOEICを受験する等で代替した。
◇企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について
政策討議は大学院の研究活動において常に議論を行っていたので、あえて練習する必要はなかった。そのため、普段心がけていることを本番でも出せるように意識しただけだった。例えば、相手を真っ向から否定しない、意見が食い違う場合には代替案を必ず提示する等、議論の基礎的な部分を欠かさないよう心掛けた。面接、政策討議に共通することかもしれないが、自身の意見を述べる際には簡潔に、かつ時間内に(面接の場合は長すぎないように)収めるよう心掛け、友人同士や民間企業の面接で対策した。
◇官庁訪問について
説明会に参加し、政策分野の理解を深めるとともに、採用担当に顔を覚えてもらった。また、説明会の資料に目を通し、分野に対する自分の考え、疑問点を整理するとともに、実直にぶつけられるようにした。面接は原課・人事を問わずに民間就活を行い、ある程度の度胸をつけた。ただ、特別な対策が必要というわけではなく、自然体で話せるように、また、常日頃からアンテナを張っておけば良い。

普段の生活と試験対策の両立について
インターンは夏休みに行き、実際の働いている現場感を掴んだ。冬は民間就活がメインであったので、企業のインターンを受けながら、官民の相違点や双方のできること・出来ないことを意識し、説明できるようにした。また、興味がある省庁の業務説明会も夏以降から参加し、積極的に質問をするようにした。こちらも自分の考えや疑問を常日頃から持ち、所管省庁の政策分野にアンテナを張っていた。大学院の授業は、省庁から出向している先生の授業が多かったため、自分の興味や関心と絡めて考え、レポートもそのテーマに沿って作成した。

モチベーションの維持の図り方
同じ大学の若手職員を訪問し、悩みや勉強の仕方についての意見をいただいたり共有したりしていた。また、同期で同じ国家総合職を目指していた学生が10人程度いたので、情報共有や勉強会を開いて、人との接点を増やしていた。公務員志望ではない同期からも意見を聞いたり(民間就活もしていたということもあるが)、お互いに悩みを共有したりすることで、第三者視点も忘れずに得るようにした。気分転換は、同期と食事や飲みに行く、遠方へ遊びに行くなどをし、意識的にオフの日を作るように心がけた。

民間企業の就職活動について
大学院に進学するまでは公務員一本で考えていたが、キャリア設計に疑問を感じたということもあり、民間も見るようになった。両方経験し、双方のメリット・デメリットをはっきりさせた上で、自分にとって適切な選択ができるようにしたいと考えていた。業種は、公務員を目指していたということもあり公共性が高い事業を行なっている企業を選び、選考を受けた。業種はまちまちであった。
民間の経験をすることで、自分のバックグラウンド(いわゆるガクチカ)や長所・短所をはっきりさせることができたため、原課や人事面接の時にはっきり伝えることができ、評価に繋がったと考えられる。

最後に
時代の潮流に合わせて、的確な制度設計を行える公務員になりたい。大学院で政策についての研究を行い、自治体や事業者へヒアリングを行い、政策提言のシミュレーションを行なった際、現場方が時代の流れには敏感である一方で、規制や制度未設計故に思う通りにいかないもどかしさもあるといった声を聞くことができた。国として、些少でも現場の声を拾い上げ、政策立案が必要だと感じたし、入省後取り組んでいきたいと感じる。
公務員や民間で悩んでいる方は、最初はどちらもやってみるというのも一つの手かもしれないと思う。自分も民間就活を経験してみたが、「どこか違う」といった感覚を抱いて公務員になる道を選んだので。ただ、どちらかに絞る場合に比べて倍の労力を費やすので、計画的に、かつ早めから動くことを薦める。
最後に、伊藤塾講師、スタッフ各位には事務的連絡の遅延等ご迷惑をお掛けしましたが、なんとか内々定まで辿り着くことができました。ゼロベースから勉強を始め、院卒者試験ではあるものの合格することができたのは、皆様方の支えが大きかったと感じております。本当にありがとうございました。今後はこの経験を様々な形で後輩へ還元していく所存です。
