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公務員試験

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様々な仕事をしたいと公務員を志望。公共性だけでない魅力を探してください。

神奈川県庁
M
.Oさん 中央大学 法学部
受講講座:司法試験入門講座、公務員ゼミ
最終合格:神奈川県、国家一般職、裁判一般職、特別区

公務員を目指したきっかけ

中学生の頃に職業体験で地元の市役所を訪問したときに、幅広い分野から地域の発展に貢献するという業務に魅力を感じ始めました。しかし、次第にその夢は薄れていき、法曹志望として今の大学に入学しました。2~3年次からボランティア活動を始めて、子供の貧困などの社会問題に実際に触れてみて、こうした社会問題に対して行政の立場から総合的な支援をしたいと強く感じるようになり、昔の夢であった公務員を目指すに至りました。
学習自体は、もともと司法試験入門講座で憲法・民法・刑法を勉強していたので、公務員試験対策は2年の終わりごろから始めました。

 

対策スタートのタイミング

伊藤塾の司法試験入門講座を受講したきっかけとしては、大学の法曹志望の友人から紹介されたことです。私も大学入学時は企業内弁護士になりたいと考えていたため、伊藤塾で学部1年の早期から勉強することで学部生のうちに予備試験に合格したいと考えていました。
公務員試験の受験を考え始めたのは、学部2年の11月頃です。実際に公務員試験講座を受講し始めたのは2年の3月頃からです。進路決定の理由としては、法律的な観点による支援だけでなく、行政サービスを駆使してすべての人が暮らしやすい世の中にしていくためには、法曹ではなく公務員の方が力を行使することができると考えたためです。
司法試験入門講座で法律科目を早くから勉強しておいたことで、公務員試験対策では、政治学や行政学、経済学などの専門科目に割くことができ、結果として苦手の教養科目を完全にカバーできるくらい専門科目が武器になりました。

 

伊藤塾のここが良かった!

月に1~2回あるオンラインゼミに参加できたことが、伊藤塾にしてよかったと思う一番のポイントであると思います。グループワークでの発言のポイントや論文に必要な知識の習得などのフォローアップはもちろん有益でしたが、他の受験生の顔を見ることができることが一番のモチベーションアップにつながったと感じています。
さらに、佐藤講師の講義を受けられたことも伊藤塾には行ってよかったと強く感じる点の一つです。佐藤講師の講義の特長として、体系的に講義を進めることが挙げられます。そのことによって、自分が何を勉強しているのかが明確になり、復習を通して確実に理解につながりました。

 

私がとった勉強方法

◇専門試験<択一式・多肢選択式>について 

大学1年生の時に司法試験入門講座で法律科目は一通り勉強していたので、公務員試験対策として憲法、民法、行政法の講義は見ずに演習に入っていました。演習を進めていく中でわからない分野などがあったら司法試験入門講座のテキストを見直したり、その部分の講義動画を視聴して理解を深めていました。演習テキストは市販のテキストを使用していましたが、基本的には、同じ問題集を夏頃から本番直前まで回し続けました。
法律科目以外の行政学や政治学などの科目については、2年の3月頃から、推奨されている学習スケジュールごとに講義動画を視聴・「これ完」で演習する、の繰り返しでした。講義は1.5倍速で視聴し、講義内容をメモしたテキストを視聴した翌日・1週間後・1か月後に見直して、講義内容に該当する演習問題を解くようにスケジュールを組んで取り組んでいました。講義動画を視聴し終わった後は、「これ完」を一日20問~40問解く、というように1か月単位でスケジュールを考えていました。「これ完」の使い方としては、オレンジペンでそれぞれの選択肢の間違っている箇所に線を引き正しい答えを書いて、赤シートで隠す、正文法を取り入れていました。5択の問題だとなんとなくでも答えを当てることができてしまい、実際に自分の力がついているか不安だったので、正文法によってそれぞれの選択肢の何が間違っているのかを見極めることができました。おススメです。
佐藤講師が進める科目と勉強スケジュール通りに勉強を進めていけば、安定して点数が取れるはずです。

 

 

◇専門試験<記述式>について 

当初は裁判所を受験することはやめようと考えていたため、専門記述の対策は行っていませんでした。しかし、裁判所の受験申込期日ぎりぎりにやっぱり受けようと思いなおし、それから対策を始めました。司法試験入門講座を受講していると、事例問題の論文答練の勉強をしますが、裁判所の専門記述は定義問題なので、裁判所特有の対策をしておく必要があります。具体的な対策方法としては、模範解答を口に出して読む、自分の声を録音したものを通学中に聴く、キーワードのみを何も見なくても書けるように2~3回紙に書いてみる、という方法です。対策開始から試験本番まで1か月も無かったので、1日に2~3論点覚えていきました。時間に余裕がある人は2~3月から対策を始めた方がいいと思います。

 

◇基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について

数的処理の科目については、3年の4月から8月ぐらいにかけて講義動画を視聴しました。ただ、私は「これ完」との相性が悪かったようで、なかなか演習が進みませんでした。毎月のカウンセリングで講師に相談したところ、別で市販の問題集を購入するよう勧められたので、問題集を購入して9月ごろから3月ごろまで何周も問題を解き続けました。1周目はほとんどの問題が解けませんでしたが、5周目ぐらいから解き方がわかるようになったので、今の段階で数的処理が解けないと焦る必要はないと思います。4月頃からはそれぞれの受験先の過去問を解くようになりました。資料解釈については4月頃から解けるようになってきたと感じています。
文章理解の科目については、しっかり対策を始めた時期は年明けだったと思われます。それまでは一日に現代文か英文を1問やるかやらないか程度だったのですが、北村講師のアドバイスで毎日1問ずつやるように勉強スタイルを変更しました。私はもともと国語や英語に苦手意識を持っていなかったので対策に力を入れていませんでしたが、苦手な人は一日1問ずつ解いておくことをお勧めします。一日10分ぐらいの対策で十分結果が出てくると思います。
時事問題については、相澤講師の講義を9月頃から受講し始めました。私は少し出遅れて講義を受け始めたので遅れを取り戻すのに必死でしっかり講義内容を理解しきれていなかったと後悔しています。そのため、講義動画をすべて視聴し終わった後に、佐藤講師から勧められた時事問題集を購入して2月頃から毎日読んでいました。ただ、講義動画をしっかり視聴して復習をしていれば、それだけで十分足りると思います。
社会科学の科目については、年明けからテキストの演習を始めました。北村講師からのアドバイスのもと講義動画の視聴はせずに演習のみを繰り返していました。私は専門科目としてミクロ・マクロ経済学の勉強をしていたため、社会科学の経済についても講義動画を見ずに演習を進めましたが、専門科目の勉強をしない方は講義動画を視聴してから演習を進めることをお勧めします。本番までに5回ほど問題集を繰り返したことで大抵の問題は解けるようになりました。
人文科学の日本史・世界史については、同じく年明けから問題集を中心として演習を始めました。問題を解きながら知識を身につけていくというつもりで、週に3日程度一日30問弱の問題に取り組んでいました。基本的には朝の通勤・通学の時間だけ勉強するというスタイルで、極力時間をかけないことを意識していました。思想については、当初は捨て科目にするつもりで、実際に特別区の試験では直感で解いていました。しかし、国家一般職の対策を進めていく中であまりにも数的処理で点数が伸びないことに不安を感じてしまい、試験2週間前ぐらいから思想の勉強を始めることになってしまいました。このように、直前で科目数を増やすことや新しい問題集に手を出すことはリスクの高いことだと感じています。私はそれでたまたま本番で正解することができましたが、勉強するのであればせめて1か月前からは始めておいた方がいいと思います。思想分野は勉強しておいて損はない科目だと今になっては感じています。
自然科学の科目については、これも当初は捨て科目にするつもりで全く手を付けていませんでした。しかし、北村講師からのアドバイスで、試験2か月前の4月から4分野のうち2分野だけ勉強をしてみることにしました。私は地理と生物の講義動画を視聴して、問題集の重要問題だけを4周程度解いていました。
専門科目と共通して、私は問題集にオレンジペンで書きこむという正文法で勉強を進めていきました(数的処理・文章理解・経済学を除く)。こうすることで1問あたりに割く時間が減り、沢山の問題を解くことができました。

 

◇総合論文試験、一般論文試験、教養論文試験などの記述式について

北村講師の論文対策の講義動画をほぼスケジュール通りに視聴していました。もちろん視聴する前には一度自分で答案を書くようにしていましたが、時間がない時は答案構成だけでも必ずやるようにしていました。視聴した1週間後を目安にもう一度同じ問題に答案構成をノートに書いて、講義で得た知識を確認するようにしていました。そして1か月後に再度答案構成だけをしてみて知識が身についているか再度チェックしていました。ほかに問題集などは一切使っていません。北村講師の講義は必要な知識だけを集約して教えてくれるため、効率よく論文の書き方、各自治体の取り組みなどを身につけることができ、非常に有益なものでした。

 

◇企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について

面接対策は、伊藤塾の模擬面接を利用していました。毎回の面接において、一つひとつの質問に対して適切な回答方法や考え方などについて的確に教えていただいて、練習を重ねるにつれて自分の言葉で思いを伝えられるようになってきているという実感が生まれました。面接練習というと、どうしても自己分析等を完璧にしてからでないと練習することができないと考えがちですが、まったくそんなことはないと思います。面接練習をしていくことで自己分析が進んでいくため、面接カードのたたきができたらすぐ面接練習に入るべきだと考えます。
集団討論対策としては、国家一般・地方上級を対象としたゼミにおいて毎回グループディスカッションをしていたため、そこで司会や書記、様々な役割における自分の立ち位置や議論の進め方について学ぶことができました。また、松田講師による集団討論対策で、本番を想定した実践練習を繰り返しました。松田講師の辛口コメントは、時には心が折れそうなこともありましたが、実際の本番では「ここまで対策した受験生は他にいないだろう」と自信につながり、落ち着いて周囲を巻き込みながら討論を進めるというスタイルで突破することができました。

 

◇官庁訪問について

第1クールの訪問先の官庁では、これまでやったことのない集団面接のみで、自分のことをアピールしきれませんでした。そのため、第2クールの官庁訪問に備えて、面接の想定問答集を作成し、自分の言葉で端的に話せるように練習を繰り返しました。また、その官庁の政策や業務内容をHPなどから調べることにも力を入れていました。面接カードは阿部講師が何度も添削してくださっていたので、私のことをよく理解していて、自分をアピールするための最適な言い回しを教えてくださいました。そういった対策を行ったため、本番では自信を持って自分のことを積極的にアピールすることができました。突飛な質問に対しても模擬面接を通して行った自己分析からしっかり答えることができました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

私は3年の夏から民間企業の長期インターンシップや官庁のインターンシップに参加していたため、試験勉強との両立が難しくなっていました。そのため、講師カウンセリングを利用して、勉強との両立方法や勉強スケジュールの組み立てなどを教えていただきました。講師からのアドバイス通りに夏休みの勉強を進めていたら、特に周囲から遅れることもなく、両立することができていました。
官庁のインターンシップや業務説明会に参加することで、その官庁の業務の魅力やどのような政策なのかを理解することができるかはもちろん、残業や職場環境などの現実的な部分も知ることができ、納得就活を進めるにあたって非常に有意義な経験をすることができました。
また、ソーシャルビジネスの民間企業の長期インターンにも参加して活動をしていくことで、社会課題解決のための民間と公務員のできることの違いや、それを踏まえて自分がどういった点で公務員に魅力を感じているのかを改めて認識することができました。

 

モチベーションの維持の図り方

モチベーション維持の図り方として3点挙げられます。
1点目は官庁のインターンシップ、アルバイトを通して自分が将来公務員として働く姿を具体的に描くことができたことです。実際に職員の人と会話をして、一緒に仕事をすることで自分もこうなりたいと強く思い、勉強の意欲も出ました。ただ、フルタイムで3か月間での活動だったため、勉強に遅れが出ないように焦っていたからこそ勉強し続けられたということもあります(笑)。
2点目は定期的な講師カウンセリングを利用したことです。毎月北村講師に勉強スケジュールの確認をしてもらい、「よく頑張っているね」と元気づけてもらっていました。
3点目は同じ公務員試験を受ける大学の友人と苦労を共有できたことです。民間企業よりも内定が遅いため、焦る気持ちがあったのですが、同じような境遇な友人とたわいもない会話や試験の不安を話すことで不安が和らぎ勉強も続けることができました。

 

最後に

私は、やりたい仕事を一つに決めることができず、様々な仕事をしてみたいと考え公務員を目指しました。そのため、公務員となったら様々な部署で経験を積んで多角的な観点をもって政策形成に携わることができる職員になっていきたいと考えています。
今公務員試験と民間就職で悩んでいる人に対してできるアドバイスとしては、公務員と民間企業の何が異なるのか、公共性だけでない公務員の魅力や公務員にしかできない役割というものを自分なりに探してほしい、ということです。なんとなくで公務員試験を受けることを選択するのではなく、悩んで悩みぬいてより良い進路選択をしてください。そして公務員を選択したのであれば、その気持ちを大切に、熱意をもって努力し続けてください。私は公務員試験は努力し続けた人だけが乗り越えることができる試験であると思っています。勉強がつらい、きつい、そういった理由だけで夢をあきらめることがないよう、頑張ってください!
そして、入塾してからずっとサポートし続けてくださった伊藤塾の講師・スタッフの皆様には迷惑を沢山かけてしまったと思います。本当にありがとうございました。試験対策だけでなく、不安の共有や進路選択まで、様々なことを相談させていただきましたが、常により良い考え方を教えてくださいました。皆様のご支援を無駄にしないように、公務員として自分の役割を全うしたいと考えています。

 



※2022年度内定時点のものです。