山村拓也講師の講義で働きながら最後までインプットすることができました

福島崇弘 さん(27歳)
 

合格者イラスト
名古屋経済大学法学部卒業 司法書士事務所勤務
◆受験回数: 3回
◆主な受講講座〔入門講座〕 司法書士入門講座〔模試〕 全国公開模試


私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 大学時代に友人同士の金銭トラブルがあり、その件で相談され手続きを調べて支払督促の申立をしたことがきっかけでした。その際に「もっと人に頼られる仕事がしたい」と思い裁判関係手続を行える司法書士を目指そうと思いました。
 勉強を開始しようとした時点で大学4年生だったため、仕事をしながら勉強しようと考え、在宅(通信)講座を受講することにしました。複数の受験指導校のパンフレットを手に取り、その中で、メリハリを付けた講義でインプット講義を最短で終えることができる山村拓也講師のスピードマスター講義を受講しました。また、名古屋校に受講相談した時に、アットホームで最も親身に応対してくれたことも選択した理由のひとつになります 

私がとった学習方法

入門段階の勉強法

 受講と同時に司法書士事務所に就職することになりました。所長は受験勉強に理解を示してくれる方でしたが同時に仕事に対して一切妥協しない人でした。 勤務時間は深夜1時を過ぎる状態で1時半頃から勉強を開始することになりました。そのため、効率よく勉強する「工夫」が必要になりました。まず、勉強計画をまとめました。大きく分けて①インプット講義、②過去問、③伊藤塾オリジナル問題集、④公開模試があり、とりあえず①インプット講義を聴きつづけるように予定を組みました。土日は講義を聴けるだけ、疲れの少ない月火曜日はきっちり1講義以上を聴き終え、逆に疲れきった水木金曜日は講義の半分を聴きました。この頃、理解することよりも講義を聴き、テキストの中身を作ることに重点を置きました。(講義で山村講師の話したイメージやランク付けの書き込み)本来だと、アウトプットと並行して丁寧に聴くべきですが、早い段階から自身のペースで読めるようにして、時間の融通を付けるようにしたかったため、このような方法を取りました。また、1つの科目の講義を全て終えると、その科目の過去問を土、日に解くようにしました。最初から5択で解くのではなくクイズ方式の入門講座の付属教材だった1問1答問題集で解きました。いきなり5択だと時間を要する上に解けずに凹みモチベーション低下につながるからです。また、1問1答問題集は試験の「問題のクセ(ひっかけどころ)」や「知識の出し方」を学ぶことができ解法速度が上がるので入門時期には重宝しました。講義の中で山村講師が「過去問は読むもの」とおしゃっており、まさにそのとおりだと思います。過去問を解いた際テキストの気になる部分や間違った部分については、テキストに記載していきました。記述式対策については、実務で申請書類の作成をしていたので、とりあえず特段の対策はしていませんでした。

中上級段階の勉強法

 5択問題へ取り掛かりました。私は科目毎に分かれた過去問をバラして年度別にまとめてホッチキスでとめて使用しました。全科目にバランス良く触れることができるためです。山村講師が模試を複数回受けて時間配分を身につけるようおしゃっていたので、日常の過去問もできるだけ本試験の感覚を意識して解きました。
 この頃から、平日は過去問を1年分、休日は伊藤塾のオリジナル問題集を使用し過去問プラスαを学んでいました。記述式については、講義に付いてきた「記述式答案構成力要請答練」を土日に各1問解いていました。この際に、オリジナル問題集や記述式で間違えたところを過去問とテキストに記載し、テキストと過去問に情報を一元化し直前期へ備えました。

直前期の勉強法

 平日も記述式問題を解くようにしました。2012年1月からは夜9時頃には帰宅できるようになったので、帰宅したら真っ先に机に座り、記述式問題を各1問解きました。土日は模試が始まるまでは、過去問1年分に記述各1問と本試験どおりに解きました。記述式問題は伊藤塾の問題集のみ数回繰り返し復習すれば本試験では十分対応できると思います。そして、時間配分と自信をつけるため公開模試を受けました。

試験前日や当日について

 眠れないと思い、夜の1時までは勉強していました。記述式については、登記官にわかるように記載すれば良いと思い今まで記述式雛型をあまり見ていなかったので午後からは、記述雛型を眺めていました。特に頭で覚えようとはせず、目で覚えているような感覚でした。本試験模試を解いている感覚でした。伊藤塾の公開模試は他の受験指導校と比較して最も本試験と近いと思いました。午後も40分以上時間があまっていたので見直しはしっかりできました。結果、午前は基準点ギリギリでしたが、午後の択一式だけで5問分上乗せでき、記述式も基準点よりかなり余裕をもった点数を取れ合格できました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 山村講師の講義中、実務の雑談や法律家としての考え方などを話てくれ、講義中のモチベーションが上がりました。在宅受講でしたが、まるで目の前で自分のことを見てくれているような「熱い講義」でした。山村講師の講義でなければ、日々の業務の忙しさで最後までインプット講義を終われなかったと思います。本当にありがとうございました。

最後に

どのような司法書士になりたいか? 
 日本企業の海外進出や逆に外国会社の日本進出など、国際進出が増え、相談も増加しているように思えます。そのため、外国会社の登記や現地法人(日本企業の海外支店)の手続きに対応し、古豪の講師の方々があまり行っていない業務を行いサービスの差別化ができるようなグローバルな司法書士になりたいです。
恩人へ:
 現在の事務所にて司法書士登録することになると思いますが、これからは師匠である所長を超えられるような司法書士となり、弟子として最高の恩返しをしたいと思っています。
兼業受験生の方へ:
 勉強時間確保が最大の課題になると思います。しかし、それは「工夫」することで補うことができます。仕事をしている分、時間は足りず、疲れも尋常ではないと思いますが、その時は合格したときのことを想像してみてください。苦労した分だけ、合格の喜びは加算されると思います。私は、深夜1時くらいまで仕事がある環境で、学歴や勉強能力も正直ないと思っていますが、山村講師の言葉を信じ実践すれば必ず合格できます。最後は気力の勝負です!兼業受験生の皆さんの合格を祈っております。