講義・テキストはもちろん、山村講師の雑談や自習室で
努力する人の姿までもが合格の力になりました

S.Sさん

◆受験回数 2回(他、お試し受験1 回)
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》中級コース、中上級コース
直前対策講座》うかる!記述式、全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 私は大学で法学部でした。大学時代に司法書士の仕事を知り、興味を持ちました。それで、卒業後、受験指導校で勉強し司法書士を目指すか、それとも一般企業へ就職するかで迷いました。勉強はいつでもできるからという周りの意見もあり、まずは企業へ就職することにしました。8年間事務の仕事をしましたが、目標も見いだせず、楽しくなくて、毎日辞めたいと思っていました。でも勉強するのも面倒で、転職活動するのも面倒で、そのまま毎日いやいやながら過ごしていました。そんなとき友人に悪性腫瘍が見つかり、私はまだまだあると思っていた時間は決してそうではないのだと、気づきました。それで会社を辞め、勉強をはじめることにしました。伊藤塾は、その時働いていた会社の同期にすすめられて、説明を聞きに行き、スタッフの方と話をして雰囲気が自分に合っていると思って決めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 「入門講座」は山村クラスをWeb 受講しました。山村拓也講師に言われた通り、わからないところがあっても深入りをせず、付箋で印をつけておいて後で戻ってくるという方法で、勉強を進めていきました。復習には「入門講座」にあるドリルを活用していました。記述に関しては、はじめはひな型を覚えることに重点を置きました。それから教えて頂いた答案構成メソッドを使って演習問題や過去問で解く練習をしました。山村講師は、いつもひな型と答案構成は車の両輪だから、どちらかだけができてもダメで両方大切だと言われていたので、ひな型の練習は、必ず毎日行いました。1年目の直前期には、択一の過去問も解きましたが、なかなか理解が追いつかずテキストに戻るため、ほぼテキスト中心の勉強をしていました。

②中上級段階の学習法について

 2年目は宇津木卓磨講師の「択一合格アドバンス講座」を受講しました。「入門講座」よりも大切なところやわかりにくい部分を抜粋した講義で、あやふやだった知識やわかりにくかった部分が、そういうことだったのか!と思う講義でした。「入門講座」に比べて講義もテキストもコンパクトになっていたため、復習と過去問を同時に進めることができました。記述については坂本龍治講師の記述の講座を受講しながら、ひな型については少し休むだけですぐに忘れてしまうので、ここでも毎日必ず目を通しました。
 中上級の講座が終わった年明けからは、入門テキストに戻りました。中上級の講座はとても有意義なものでしたが、2年目の私には、少し難しいと感じることも多かったからです。基礎が足りていないことを実感したため、これではいけないと思い、入門テキストに戻り、過去問とテキストの往復を徹底しました。

③直前期の学習方法や試験当日について

 午後の択一式を1時間で解くことがなかなかできなかったため、直前期は午後の科目の勉強方法として過去問を解く時間を多くしました。問題を早く解くためには問題に慣れることが必要だと考えたからです。また年度別過去問を使い1時間で解く感覚を身体に叩き込みました。
 記述に関しては、過去問に加え、蛭町浩講師の「うかる!記述式」の問題を繰り返し学習しました。分量が多く解くのに時間はかかりましたが、ひとつの問題にいくつもの論点が集約されており、とても勉強になりました。解説がわかりやすく記述式の総まとめとして受講し本当によかったと思います。
 試験当日は、緊張のせいか頭がすっきりしていなくて、それが余計に焦りました。午前はいつものようにできませんでしたが、午後はなんとか調子を取り戻さなければと、お昼休みに何度も深呼吸をしました。緊張はとれることなく午後の試験は始まりましたが、択一式のある問題で試験の数日前に伊藤塾で一緒に勉強をしていた方と話していた論点が出ていて、「あっこれ!」と思った瞬間緊張が解けて、いつもの調子を取り戻すことができました。ただ、試験が終わった後は、午前がうまくできなかったので、もう絶対にダメだと泣きながら帰りました。基準点発表後も不安な毎日で、合格発表では、受験番号のページを開くのに6時間もかかりました。自分の番号があったときのあのホッとした気持ち、安心した気持ちは一生忘れることはないと思います。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師
 「入門講座」は山村講師のクラスを受講しました。講義の合間に山村講師からの雑談のような励ましのメッセージがあって、私は涙もろいのか、よく泣きながら聞いていました。試験前の1ヶ月間、私は熱が出たりひどい咳がでたりで、何度も体調を崩しました。心が折れそうになりましが、山村講師がよく話されていた崖にしがみついているところを想像して、絶対にしがみついてやると気持ちを奮い立たせました。山村講師の言葉を信じて、頑張って、辛い時も、落ち込むときも乗り越えることができました。とても感謝しています。
 また、スタッフの方も私が考えこんでいたりしたら、伊藤塾に来られる合格者の方に相談してみるようすすめてくれたり、勉強についても話しを聞いてくださったり、いつも暖かく見守っていただきました。とても感謝しております。

最後に

 私は、伊藤塾の自習室で勉強していました。
 自習室には、司法書士の試験だけでなく、司法試験や公務員試験等、同じ試験でない勉強されている方も多いですが、みなさんいつも一所懸命に努力されていました。
 もう続けられないと弱気になったときは、自習室にいる人たちや、自習室にいて合格されていった人たちの努力している姿を思い出しました。また、いつも応援してくれている家族や、友人のことを思い出しました。合格したことを報告した時は、自分もうれしかったですが、応援してくれていたみんながすごく喜んでくれたことが、一番嬉しかったです。司法書士としてはこれからスタートです。今のこの気持ちを忘れず、社会に貢献できるように頑張りたいと思います。