「入門講座」と「思考力完成ゼミ」のW受講で
合格に必要な基礎がより頑丈なものになりました

成田 優樹さん(30代)
★介護福祉士とWライセンス

◆受験回数 3回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス)
中上級講座》記述式答案構成力養成答練、択一実戦力養成答練、
 司法書士合格への「思考力」完成ゼミ
直前対策講座》うかる!記述式、全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 私は、もともと介護職を務めていましたが、司法書士の友人に「司法書士として成年後見業務で介護職の経験を活かしてみないか」とすすめられたことがきっかけとなり、司法書士を目指すこととなりました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 「入門講座」は山村クラスをライブで受講しました。講義の後に3時間程テキストを読み込み、ドリルの演習と該当箇所の過去問を解く、という方法で勉強を進めました。受講当初は知識が定着している実感がなく不安な気持ちを抱く毎日でしたが、「とにかく前に進むことが大事」という山村拓也講師の言葉を信じて勉強を続けました。山村クラスでは、不登法を学ぶ段階で記述の答案構成を学ぶことができますが、その内容は初学者にとって大変わかりやすく、そして、問題を解くための思考過程を可視化していく作業は勉強をしているという実感を与えてくれました。記述の基礎的な演習問題を解けるようになった後に、該当箇所の入門テキストを読んでみると、はじめはよくわからなかったことが驚くほど理解でき、更に、登記法と大きく関わりがある民法の分野(担保物権や相続等)の理解も進むようになり、「行って戻る」という山村講師の言葉を体感することができました。私の場合は、このようにして勉強を続けていく不安が減っていったので、早めに記述の勉強をすることができる山村クラスを受講して本当によかったと思っています。 
 私は「入門講座」と同時並行で、関信敏講師の「思考力完成ゼミ」を受講していました。試験勉強において、理解すべき箇所と暗記すべき箇所の把握は非常に重要なことですが、勉強に慣れてきた頃に、「入門講座」で制度趣旨の説明があったにもかかわらず、集中力が足りず結論のみを押さえてしまうことがありました。しかし、同じ内容をゼミで改めて詳しく問われることで押さえるべき箇所を軌道修正することができました。1年目で「入門講座」と「思考力完成ゼミ」を受講することは大変でしたが、両者を受講することで合格に必要な基礎がより頑丈なものになったと思っています。

②中上級段階の学習法について

 1年目での「記述式答案構成力養成答練」の受講は、かなり難しい問題に挑戦することになります。当時の私はほぼ毎回、講義を受けている最中に頭痛が起こりました。それでも「入門講座」で記述の問題を解く喜びを覚えた私は、講義が終わった後も知識欲がおさまらず山村講師に質問をし、帰宅後に布団に入っても気になることがあるとテキストを開き、そして、ようやく眠りについても夢の中で答案構成をする、という具合に記述の勉強に没頭することができました。1年目の本試験では、択一式の基準点は超えることができませんでしたが、不登法の記述式で枠をはずすことはなかったので、本試験で通用する力が身についているという自信をもつことができました。
 「択一実戦力養成答練」では、主に時間配分や極限の緊張状態でとるべき解法といった戦術を学ぶことができました。私は、受験回数が増えるごとに本試験での緊張やプレッシャーが増していったのですが、講師から教わった「確実にわかる肢から解いていく」手順を徹底的に磨き実践したことによって、本試験では普段の力を発揮することができました。

③直前期の学習法や試験当日について

 直前期では、絞り込んだ過去問とテキストの往復を繰り返していましたが、2年目になっても公開模試で択一の基準点を超えることは1度もなく、勉強方法に問題があるのではないかと不安を抱く毎日でした。しかし、「司法書士試験突破!必勝講義」で山村講師が説明された「模試の点数は気にしない」、「模試で点数を取るための勉強の計画はしてはならない」といったことを信じて自分がやると決めた勉強を最後まで続けました。2年目の本試験の結果は、択一式は基準点+7問という模試では取れたことのない点数をとることができました。しかし、記述式は基準点に1.5点及ばず不合格でした。その年の合格者の記述式の答案を見る機会があり、自分の答案と比較したところ、大枠の出来に大差はなく自分に足りなかったことは基本的なひな型の精度であったと分析することができました。私がやると決めた勉強は、苦手意識が強い択一の勉強に時間をかけ過ぎ、基本的な記述のひな型の訓練を怠ってしまったのだと反省しました。とはいえ、本試験当日に知識のピークを持って行く直前期の過ごし方を経験できたことは大きな自信となり、合格を果たした3年目の直前期は迷いなく勉強することができました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師
 試験勉強のお話だけではなく、「困っている人の気持ちに寄り添うことができる法律家司法書士になってほしい」などのたくさんのお話が勉強を続けるための心の支えになりました。
関信敏講師
 1年目での「思考力完成ゼミ」の受講は大変でしたが、毎年、試験が終わった後に優しい言葉をかけていただけて嬉しかったです。
蛭町浩講師
 「うかる!記述式」の演習で白紙の答案を作ってしまったときに、「答案用紙は、君のファイティングスピリッツを示すものなんだ!」と気合をいれて頂いたことで、本試験でくじけることのない「負けん気根性」が身につきました。

最後に

 伊藤塾だけではなく、家族や友人、職場の仲間に支えられ勝ち取った合格です。本当に、皆様に感謝しております。

右のダルマは妻の手作りのお守りです。力みがちな直前期ですが、お守りをみることで肩の力が抜けました。本当にありがとう。