「教材制作」「受験指導」「答案添削」
アルバイト/正社員 大募集！

業務内容の都合上、かなり司法試験や予備試験の問題に詳しくなります。問題を作るということは、その論点について深い理解を持っていなければ不可能なことです。そのため、かなりの法律知識やリーガルマインドが身に付きます。部署にもよりますが、民事実務や刑事実務などの問題も作成するため、修習で行う内容と一致している部分が多く、そのため、修習での成績にもかなり影響してくることになり、事実、自分の周りのアルバイトの友達は、起案の成績が「A」になっているパターンがとても多いです。
修習までの期間も業務において法律に触れるので、法律知識が格段に増します。知識を確認し、あるいは新たな知識を仕入れ、さらには問題点について考える訓練をすることもできるので、司法試験から法律についての知識を上げた状態で修習の臨めると思います。

周囲に受験生仲間が少ない場合、修習に向けての情報収集で困るときもあります。この仕事をすることで受験生仲間と仲良くなれるため、このような情報収集の面でも不利になることはありません。また、業務の都合上、多くのスタッフとたくさん話すことになるため、かなり仲良くなることができます。去年のスタッフは飲み会にとどまらず、何人かで海外旅行に行くような関係性が築けるくらい仲良くなっていました。修習地が同じスタッフもいて、修習が始まるにあたって、心強く感じました。また、同期だけでなく、先輩や後輩になる仲間とも出会えたこともアルバイトをして良かったと感じた点です。

教材を作る際には、文献を調べたり、雑誌を読んだりした上で、その結論が正しいのかを検討していきます。そのため、基本書や論文に慣れ、文献を読み込む力が身に付きます。これは修習中や実務家となってからもとても大事な能力だと思います。
また、どのような本を読んだら結論に辿り着けるのか、どのような検索方法を使えば、かかる論点について書いてある雑誌にアクセスできるのかということを常に考えて業務を行なっていくことになります。かかる能力は、実務家になった後も、依頼者の相談をどのような法的構成で構成するか、かかる結論は認められうるのかということを検討していくことが要求されている以上、必須の能力であると言えるのではないでしょうか。そのため、リサーチの速度や正確性を上げることができるこの仕事は、今後の実務家としての職務に大きく役立つことになると思います。
wordのスキルが上がる点も地味ですがかなり大きいと思います。修習をしていても、実際に書面を読んでいく上で、インデントがぐちゃぐちゃな文章に読みにくさを感じることを考えると、これらの基本的な技術が業務を行いながら身に付いていくことは、実務家として必須の能力である「読みやすい文章を書く」という点から、非常に役に立つことと言えます。
業務に取り組む中で、ショートカットキーを覚えたり、タイピングのスピードが上がったりと自然とパソコンスキルが身に付きました。このスキルは、修習中の起案の際や実務に出てからもとても役立っています。

この仕事において一番価値の高いものだと思います。自分の同期には司法試験の順位が一桁や二桁を含め上位の人がたくさんいて、法律に関する知識や考え方にとどまらず、勉強論や今後の展望など周りから学ぶことが非常に多いです。皆向上心が高く、今の能力に満足していないので、自分もさらに頑張らなくては、と思える環境があります。
そんな優秀でやる気のある人たちと、一つのものを完成度にこだわって作っていくという作業は人生においてそう簡単に経験できるものではありませんし、これをアルバイトとして収入を得ながら行えることは個人的にかなりラッキーだったなと思っています。このような素晴らしい環境は、欲しいと思ってもなかなか手に入れられるものではないと思います。