誰からも縛られることなく働ける「自由」、それが弁護士の魅力

中本泰司先生

大阪弁護士会 広島城北高校卒業
2016年 予備試験合格
同志社大学法学部卒業
2017年 司法試験合格
2018年 弁護士法人 第一法律事務所 入所

「自由に働ける」仕事が自分に向いている、と弁護士を目指す

父親が会社経営に関わっており、幼い頃から弁護士は身近な存在でした。また、父親からは「弁護士はいいよ」と言われていたこともあり、私の頭の中には、将来像として「弁護士になる」ということしかありませんでした。私の性格からも自由に働ける職業が向いていると思っていたことから、弁護士になることを決めました。

大学生のうちに短答合格レベルには達しておきたいと始めた予備試験受験

予備試験受験は、「絶対に合格したい」という強い気持ちをもって始めたわけではありません。予備試験の短答式試験に合格した先輩がいたので、自分の大学在学中にそのレベルには達しておきたいという、わりと軽い気持ちで予備試験を受験しました。短答式試験に合格すると、せっかくなら論文式試験も全力で取り組んでみようと本気で取り組むようになった、という感じです。また予備試験に合格できなくても、法科大学院入試につながる良い学習になると考えていました。

事務所案件だけでなく、個人で依頼を受ける案件にも取り組む日々

現在は株主総会、自己破産、離婚など幅広く扱っています。所属している事務所は弁護士約30人の規模ですが、多様な事件を扱うことができる上、自分が担当ということになれば、ほとんど全てを自らで処理することになるため、成長につながっているのを実感します。また、忙しすぎるということもなく、事務所の案件だけでなく、私個人として受けた事件にも取り組んでいます。自分で営業をかけて仕事をとってくることもあります。個人でも事件を扱うことは収入面でプラスになりますし、刑事弁護など社会正義に資する事件にも自分の裁量で取り組むことができます。今後は、異業種交流会も開催していきたいと考えています。


希望の法律事務所に入るために重要なこと

採用においては、形式的には「予備試験合格」「○○大学法科大学院出身」といったことを見ることになります。ただし最も重要なのは、この事務所に入りたいという熱い思いを、書面でも伝えることだと思います。

まずは未経験の分野に取り組んで、自分の強みを見つけたい

弁護士として「これを専門にする」という分野は、まだあえて特定していません。なぜなら、まだ取り組んだことがない分野があるからです。例えば、知財や会社法系の事件などはまだ担当したことがありません。まずはまだ経験したことのない分野の事件に取り組み、その上で、専門分野を確立していきたいと思います。事務所事件に加え、個人事件にも積極的に取り組み、様々な分野で様々な方から信頼を勝ち取り、依頼されるようになりたいです。目指すは「稼げる弁護士」、夢は「ランボルギーニとタワーマンションの最上階を買うこと」です(笑)。

法曹を志す皆さんへ

第一に、受験勉強においては「なぜ」を常に問いかけることを大切にしてください。弁護士になってからも「考える力」が最も重要です。そして、その力は受験勉強を通じて鍛えるべきものだと思います。テキストを見ると答えは書いてあります。けれども、その意味を真に理解できていない、ということはよくあることです。「なぜ」そういう結論になるのか、常に「なぜ」を自分に問いかける勉強をすることが重要です。  
第二に、勉強ばかりでなく個性を磨く、ということを意識してください。弁護士にとって個性は大切で、人間としての魅力が集客力にもつながります。学生時代には勉強だけでなく、いかに自分を魅力的にするか、という努力をすべきだと思います。サークル、アルバイト、留学など、人より多くのことに取り組んでもらいたいです。
 
最後に、「弁護士のやりがいとは何か」「自分に適性があるか」をよく考えてください。弁護士は個人事業主であって、誰からも縛られることなく自由に働き、自由に生きられるというのがその大きな魅力です。誰かに指示されたことをやっていればいいや、と思っている人には向いていません。適性を見極め、弁護士という生き方に魅力を感じる方にはぜひ目指してもらいたいと思います。

弁護士法人 第一法律事務所

■事務所住所

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