「人生やり直し」の司法書士試験受験。
振り返れば、最高に楽しい「青春時代」でした

浅井 香葉さん
専業受験生(受験勉強中に会社員退社)
★介護しながら合格

◆受験回数 3 回(他、お試し受験1 回)
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》択一合格エッセンス講座、速解記述式パターン60、
 択一実戦力養成答練、記述式答案構成力養成答練、
 司法書士合格への「思考力」完成ゼミ
直前対策講座》うかる!記述式、プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 2011 年〜 2012 年、母の介護と手術のため、仕事をしながら週末毎に東京から名古屋へ通いました。約1 年無我夢中で走りつづけ、無事退院の日を迎えてほっとひと息ついたとき、ふと、自分の人生はこのままでいいのだろうかと思いました。深夜のネット検索で、伊藤塾の講座にゆきあたりました。かつて、憲法9 条の集会で触れた伊藤塾長の発言を思い出し、ここで勉強してみたいと強く惹かれました。前提資格や経験、関連する職歴がなくても、試験さえ合格すれば道が拓ける…、今の自分にはこれしかない。司法書士とはなにかもよくわからないまま、「やれば必ず合格する」を信じて勉強をはじめました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について

 大学の学部も仕事も法律とは異分野だったので、はじめは法律の考え方も勉強のしかたも全くわかりませんでしたが、「入門講座」の講義だけは一日も欠かさず出席しました。丁寧に法律の基礎と学習のしかたを学びました。

中上級段階の学習法について

 一年目の受験では、半分も点がとれませんでした。二年目に「択一合格エッセンス講座」を受講して飛躍的に力がつき択一式午前33 問、午後28 問になりました。講義で示される最低限必要な知識をまず押さえ、科目全体を概観できるようになりました。そうすると、入門講座で学んだことも、生きてきました。

直前期の学習法や試験当日について

 三年目は、介護中に転倒して骨折し一番不調がつづいた年でした。不調でも集中力がなくても勉強は続けました。年明けの「記述式答案構成力養成答練」と「択一実戦力養成答練」の教室は、まさに「道場」の雰囲気でした。合格レベルの人がどんなスピードで解いているのか、どんな問題で自分と差がつくのか、肌感覚で確認しました。解説講義で自分が間違えた箇所を徹底して検証し、原因とやるべきことを書き込んでから教室を出ました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師

 開講ぎりぎりの時期にガイダンスを受けたため、参加者は私ひとりでした。それでも、200 人の大教室を受講生で埋めるスーパー講師が、たったひとりを相手に、全く手を抜かない丁寧なガイダンスをされました。法律家とはこういうものか、とびっくり。伊藤塾での原点です。

関信敏講師

 質問受けと「思考力完成ゼミ」でお世話になりました。考え方やまとめ方のヒントなどを教えていただき、ひとつトクした気分になりました。「思考力完成ゼミ」の録音は繰り返し聴きました。今年の本試験の記述式で、監査等委員会設置会社の業務執行の委任についての論点が出ました。一週間前に聴いていたため、迷うことなく、一気に判断することができました。

北谷馨講師

 「択一合格エッセンス講座」のテキストをひたすら繰り返すことで、択一式基準点を超えることができたのは、ひとえに北谷講師の「択一合格エッセンス講座」のおかげです。「家族みんなでお父さんを待っているのに検察官が失踪宣告を申し立てたら、ちょっと…」、「こんなのが役員の無過失責任だったら、たまりませんよねえ」といった講義で情景が目に浮かび、記憶が定着していきました。ノートに質問を書き溜め、講義のたびにしつこく質問して、毎回「あ、そういうことか!」とストンと落ちる回答をいただき、記憶に定着していきました。

高城真之介講師

 今年の民法は難しかったですが、解説講義のとおり、軸肢を選び、ややこしく書いてある権利関係を簡単な絵に描き、手掛かりとなる文言に線を引いて正解しました。「択一実戦力養成答練」で学んだとおりの手順で解答を導きだせたことがなによりうれしかったです。

蛭町浩講師

 長い受験の節目に、広い視野で受験生の進むべき道を示され、励まされました。自分のやっていることは間違っていない、と確信をもって勉強を続けることができました。

宇津木卓磨講師

 宇津木講師の講義で、苦手な憲法の解法テクニックをはじめて学び、推論問題を解けるようになりました。会社員時代ご苦労された宇津木講師の檄には、いつか自分も必ず合格できる、と勇気を引出す力がありました。

坂本龍治講師

 「集中力」「体に沁みつくまで繰り返す」「どんな科目でもいいからこれだけは絶対取れる、というところまで勉強を詰める。その感覚を手掛かりにする」。点が取れず辛かったときに教えていただき支えにした勉強法です。

髙橋智宏講師

 今年直前期に記述式の時間配分について貴重なご指導をいただきました。これがなければ今年の記述式の基準点越えはありませんでした。

小山晃司講師

 講義でお世話になったことはないにもかかわらず、試験中の時間管理などの貴重なアドバイスをいただきました。身体を張って受験生を励ます姿、心から尊敬しています。大好きです。

最後に

 長いサラリーマン人生の後、伊藤塾で勉強した受験時代。大変なこともあったけど、高校生活に匹敵するしあわせな時間でした。最後まで親身にご指導くださった恩師の講師の方々、いつも笑顔で励ましてくださったスタッフの皆さま、同期の仲間たち、すべての方に、ただただ感謝です。
 これから、一日も早く一人前に仕事ができるように頑張ります。ご相談くださった方が、「いろいろ大変だったけど、みんなで頑張ったよね」と最後に笑顔を見せてくださるような司法書士を目指します。
 そして、今、受験勉強に取り組んでいる皆さん。来年の秋、あなたの笑顔にきっと出会えますように。心から応援しています!

大願成就祈願と願成就御礼