司法書士受験のスタートに年齢は関係ありません! 
社会に貢献できる喜びで、
セカンドキャリアのデビューに胸を膨らませています

T.Yさん(60代)
★セカンドキャリアとしての司法書士

◆受験回数 7回(うち、1回は試し受験)
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス)
中上級講座》司法書士合格への「思考力」完成ゼミ、中上級コース
直前対策講座》全国公開模試など

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 地方公務員時代、法制執務や訟務事務などを担当していたこともあり、何らかの形でこの経験を活かして人々のお役に立ちたいと考え、司法書士資格を取得することに決めました。また、義兄が司法書士をしている影響もありました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 「入門講座」は、山村クラスのライブクラスを受講しました。過去問の学習については、前年の合格者の方法をまねて、出題された事項をテキストの該当記述部分に、その都度、下線を引く作業をしていました。下線の厚みで出題頻度がわかるのですが、本試験までに終わりませんでした。
 関信敏講師の「思考力完成ゼミ」も受講し、毎回、「入門講座」のテキスト、ストリーミングで準備し、ゼミに臨みました。特に、指名されてわからなかったことや間違ったことは、記憶に残りました。
 記述については、ひな型の暗記や「入門講座」の問題を中心に練習し、「記述式答案構成力養成答練」は、間違いノートの作成などを含め全体的に時間がかかってしまいました。
 1年目の本試験後、関講師に相談した結果、再び「入門講座」(山村クラス)を受講し、不登法の択一も9月末日までに過去問30年分を3回解くようアドバイスをいただきました。不登法は、これにより苦手意識はなくなりました。

②中上級段階の学習法について

 2016年の本試験の択一式のミスした肢について、「入門講座」のテキストに当たったところ、出題実績はありませんが、そこには山村講師の指示により「覚える」とメモ書きがありました。これにはショックを受け、もう一度全体的に触れる必要があると考えて、「入門講座」(山村クラス)を三たび受講しました。
 「入門講座」の受講期間は、ストリーミングを聴き、同講座の一環である択一問題、記述問題等を解いていました。ドリルでわからない肢についてテキストに戻ると、またしても「覚える」とありました。受講して良かったです。
 年内は、このほかに記述は、ひな型の練習や「記述式答案構成力養成答練」などを1日1問ずつ解いていました。
 過去問(35年分。ただし、商法・商登法は「司法書士過去問 伊藤塾セレクション」(法学書院))は、昨年8月から今年の5月にかけて1回解きました。
 なお、択一の学習に当たっては、引用された条文は、なるべく引くようにしました。条文を確認し、これによって知識が整理されることもありました。
 年明けは、択一については、「入門講座」の問題のほか、「択一実戦力養成答練」を解き、「記述式答案構成力養成答練」は4回解きました。答案構成は、山村講師に教えていただいた内容をベースにして、ミスの出ないように、また、問題文を読み直す時間を短縮するために、指示内容等多くの事項を書き込む方法にしました。

③直前期の学習法や試験当日について

 6月下旬に、伊藤塾の「司法書士年度別過去問」(法学書院)を1日1年度ずつ解き、本試験の感覚をつかみました。
 前日は、勉強を早々に切り上げ、無料公開講座「司法書士試験突破!必勝講義」のレジュメ「合格者の直前の学習方法・精神管理等(本試験当日も含む)セレクト150」を読みました。先輩合格者は、本試験中どのような状況に陥り、どう克服したのかを確認するためです。そして、レジュメの中から、当日、自分自身への最後のアドバイスとなるものをいくつか選び、メモ用紙に書きました。試験会場で着席し、それを読み、心を整えて、開始時刻を待ちました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師
 私が伊藤塾を選んだ理由は、山村講師です。司法書士の受験を決意した当時、伊藤塾のホームページで山村講師の講義の一部をインターネットで視聴できました。私はその講義内容に奥深いものを感じ、受講を決めました。答案構成も入門段階から教えていただいてよかったです。
関信敏講師
 関講師には、「思考力完成ゼミ」(12年、15年目標の2回)でのご指導や受講相談などでお世話になり、また、お会いした際には激励のお言葉をいただきました。その中でも特に、昨年、私の手帳に書いてくださった「必ず順番は来る!!」という言葉を信じて、頑張りました。
小山晃司講師
 小山晃司講師には、お世話になりました。講座受講後のある日、御茶ノ水校のトイレで偶然お会いし、裏に激励のお言葉が書かれた名刺をいただきました。驚くと同時に大変うれしく思いました。
高城真之介講師
 高城真之介講師の択一の解答方法(解く順番、後回しにする問題の選択)に改めてから、記述に充てる時間がかなり増えました。実は、この方法に改めたのは、今年になってからです。あれだけ言われていたのに、私はいったい何をしていたのか、です。語呂合わせもよかったです。
髙橋智宏講師
 髙橋智宏講師には、「全国公開模試」の解説で、「そもそも思考」を教えていただきました。今年の憲法の問題で、判断に迷う選択肢がありましたが、自己流の「そもそも思考」で乗り切ることができました。

最後に

 これからがスタートです。司法書士としてデビューするには少々遅いですが、社会に貢献できるよう努力していきたいと思います。
 最後になりますが、伊藤塾の講師の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。