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「いてもらえれば安心できる」と、より一層言われる弁護士になるために

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鈴木秀二先生

経歴 
明治大学法学部法律学科 卒業
早稲田大学法科大学院 修了
平成25年 司法試験合格
     最高裁判所司法研修所 入所(司法修習第67期・さいたま)
平成26年 弁護士登録(埼玉弁護士会)
     さいたま市内の法律事務所に勤務弁護士として入所
平成27年 レンジャー五領田法律事務所 入所

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遠回りせず司法試験に

将来に対して何をしようと漠然とは考えていましたが、税理士になった友人の一人とひたすら1,2年生の頃は遊んでいました。ちょうどそのタイミングで父が不景気により退職せざるを得ない状況となってしまい、「これから大きい企業にいてもどうなるかわからない」と両親に言われました。そして、何か資格があれば将来何とかなるだろうと考えはじめたのが出発点です。その後、両親と再度話をしたところ「どうせやるのであれば大きい資格を取れ」と言われ、法律の専門家が家にいたら助かるであろうという理由と、法学部に在籍していたことから、大学3年生の頃、司法試験にチャレンジすることを決めました。
他の法律資格、例えば司法書士や行政書士なども考え、そちらの資格から取得したほうが最終的に弁護士資格は取りやすいかなとも考えたのですが、最初に大きい資格を取得したほうが良いと思い直し、遠回りせず司法試験に向かいました。
勉強スタートを決意した際、3つ4つのスクールを検討していたのですが、伊藤塾の説明会に行ってみると、伊藤塾長がとても熱い方でしたので「この方についていけば何とかなるのではないか」と感じたことを記憶しています。司法試験合格までは長丁場ですので、勉強を続けるモチベーションの維持が必要と思い伊藤塾で勉強をすることに決めました。
周囲より遅いスタートだとは思うのですが、大学3年生からは伊藤塾の勉強をメインにしていました。そして、伊藤塾での勉強を中心にしていると、自然と大学の授業の単位も取れ、成績も一気に上がっていきました。
法曹三者のうち、検事になろうか弁護士になろうか当時は悩んでいたのですが、合格した後に司法修習に行ってみると、弁護士のほうが自由で良いと思い弁護士になることを決意しました。
当所の五領田が修習時代の同期でして、当時から誘ってくれてはいたのですが、修習を終えた後、最初は別の事務所に入所しました。その後再度話をする機会がありまして「やはり是非来てほしい」と話をもらい今の事務所に入所しました。
レンジャー五領田法律事務所の特長は、基本的にはどのような案件でも幅広く対応するのですが、最近最も多いのは男性側からの離婚問題です。
それ以外には近頃ですとインターネット削除だとか、債権回収とか、何でも幅広くやっています。インターネット削除とは、インターネット上の表現、名誉毀損表現を削除することです。様々なジャンルの案件を担当していますが、基本的にその場その場で頭を切り替えて対応するようにしています。最近ですと、弁論主義の第1テーゼの過失割合の論点が裁判で実際にどのように機能しているのかがわかった裁判がありまして抽象的な論点の理解が具体的にわかって勉強したものが役に立ったと感じられた裁判が印象に残っています。

やりたいことがやれ自由のきく仕事

受験生時代の弁護士像のイメージですが、もっと堅いイメージがありました。でも実際に弁護士として働いてみると、私が勤めている状態は自営的な立場ですので、とても自由が利きます。いろいろ堅苦しいのかと思っていたところ、やりようによってはやりたいことがやれて自由にできるというのが受験生時代とのイメージとのギャップですね。
どんな仕事でもそうだと思うのですが、やはりコミュニケーション能力は必要です。依頼者との人間関係、事務所に対しての人間関係、そして対裁判所でも全く同じ話であると思います。仕事の魅力として間違いなく言えるのは、包括代理権がある唯一の仕事なので、本人の代わりに動けるというところが楽しいかなと思います。制限が基本的にないので、自分で選んで何でもできるというのが仕事としてやりがいを感じられ楽しいところです。
実務に就き、ひしひしと感じるのは伊藤塾で学習した内容が活きているということです。法律科目が変わっても、思考過程はほとんど同じなので、結局伊藤塾で学んだときの思考過程通りにやっていくと、大体同じような、こういう結論になるだろうというあたりがつきます。そういう意味において大いに役に立っていると思います。あともちろん基礎知識とかも実務で当然必要なので、「あの論点だ」というのがたまに出てくるので、そのような点が役に立っていると実感しています。

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「AI」が台頭しても、交渉は「人」の仕事

やはり一般市民の方々はまだまだ最初に法律事務所に来るときは敷居が高いっておっしゃいます。来てしまえばそれほどたいしたものでないと分かって頂けるのですが、そこを繋ぐことが最初は難しいですね。できるだけ法律相談のハードルを低くしようと「相談無料」などとしているのですが、やはり最初来るときはドキドキしながら来る方が多いです。
これからの弁護士のあり方は、おそらく書面の作成など、自分ではあまり考えなくて済むようになってくると思います。AIだとかも台頭してくるかなと感じています。ただどうしても人間が考えないといけないところはありますので、そこに特化していくか、あと交渉はやはり人間がやらないと難しいと思うので、交渉にとにかく強く、交渉に特化した弁護士が世に出てくるのかなと思います。
最近依頼者に言われた言葉で、「私と知り合っただけで数千万の価値がある」と言って頂きました。それはなぜかというと、「何か困ったことがあれば鈴木さんに聞けばいいというだけで、不安がほぼ全て解消されている」と仰って頂きました。自分はそのような保険ではありませんが、「私がいれば安心できる」という弁護士にもっとなれたらいいなと思います。

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これからの法律家へ

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まず勉強しようか迷っている方は、とりあえずやってみればいいと思います。やってみないと分からないので、そもそも興味があるということ自体、ある程度適性があるということだと思います。私もそのような程度で飛び込んだ形ですけど、やってみたら何とかなることもあると思いますね。合わなかったら、撤退するなり別の路線を考えたりすればいいだけですので、とりあえずやってみて下さいと伝えたいです。
今勉強されている方は、月並みですが、この試験は基礎で決まる試験です。基礎というのはいわゆるAランクだと思うのですが、伊藤塾のランク付けを信じて下さい。Aランクをきちんと理解しているかどうかで全てが決まると思うので、そこをしっかりとやって頂くということが大切です。あと細かいところは、Aランクの論点の思考だとかで処理できるはずなので、あまり細部にこだわらずに勉強して頂ければなと思います。
また、教材についても伊藤塾の教材を繰り返していただくのが良いかと思います。勉強しているとこの基本書がいいとかこの問題集がいいとか情報が入ってくると思いますが、本当にその基本書なり問題集をやらなければ受からないのであれば法務省が指定教材として公表しているはずなのでそういう話に惑わされないで欲しいです。

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