組織の方針に左右されず、自分の正義や信念を貫ける魅力

笹原健太氏

嶋田公典先生

経歴   2005年 高槻高等学校卒業
     2009年 同志社大学法学部卒業
     2012年 早稲田大学法科大学院修了
     (東京都庁での勤務を経て)
     2016年 司法試験合格
     2018年 白土文也法律事務所入所


※先生の所属事務所等プロフィールは、取材時のものです。

私が弁護士を意識するようになったのは、私の祖父が昔弁護士を目指していたため、祖父から弁護士や司法試験の話を聞いたことがきっかけです。本格的に弁護士を目指すようになったのは、大学在学時に、法科大学院に進学するという決断をしたときです。周りが就職活動をしている中で、法科大学院に進学することを選択した理由は、私は当時大学の部活動に専念しており、就職活動をする時間を取るのが難しかったということも一つにはあるのですが、私自身昔から世の中の理不尽を感じることがあり、弁護士はそういった理不尽を変えたり問題提起をすることができ、弱者のために力になれる職業だと思い、理不尽な困難に直面している人々のために尽力できる弁護士になりたいと考えたことが大きな理由です。また、組織の一員としてではなく、自分自身の能力や専門知識をより直接的に依頼者や社会のために役立たせることができる職業であるというところにも弁護士の魅力を感じ、弁護士を目指して法科大学院に進学することを決めました。

 法科大学院卒業後、司法試験を受験したのですが受からなかったため、公務員試験を受験し、都庁に就職しました。都庁に入った後も司法試験の勉強は続けており、在職中に司法試験に合格したため、都庁を退職し、司法修習に行きました。都庁で勤務したことにより、組織がどのように動いているのかを知ることができましたし、実際に様々な仕事を経験できましたので、都庁での勤務経験は自分にとって大きな財産となりました。


 私が入所した白土文也法律事務所は、一般民事事件から企業法務まで幅広い業務分野を取り扱っていますが、特に遺言・相続問題には専門性があり、多数の案件を取り扱っています。また、事務所の代表が弁護士登録前にITベンチャー企業で働いていたということもあり、中小・ベンチャー企業法務にも専門性を持っています。当事務所には代表と私の他にもう一人先輩弁護士がおりますが、代表から私と先輩弁護士の双方に案件が割り振られ、それぞれが案件を進めていき、代表がそれをチェックするという形で業務が行われています。大規模事務所だと一年目は契約書のチェックや法律調査などしかやらせてもらえなくて、依頼者とは顔を合わせることもないという話も聞いたことがありますが、私の場合は入所当初から案件を任され、依頼者の方と面談や連絡などもしていました。基本的に案件に関しては自分で主体的に進めていく必要がありますので、責任もありますが、その分やりがいもあり、そこが小規模事務所の魅力でもあると思います。

 自分自身の専門知識や経験を活かして、どのように案件を進めれば依頼者の利益を最大化することができ、依頼者の希望を実現することができるかを考え、その結果うまく案件を解決することができ、依頼者の方から感謝の言葉をいただけたときが最も弁護士としてのやりがいを感じます。

伊藤塾で学んだこととして、求められていることを分かりやすく伝えるということがあります。つまり、問題の作成者がどのような問題意識を持って、受験者にどのような回答をしてもらいたいと考えてこの問題を作成したのかということを想像し、それを採点者の方に伝わるように分かりやすく論述するということです。このように言うのは簡単なのですが、実践するのはとても難しいと感じています。現在の仕事でも、準備書面を書くときや依頼者に説明するときなどに、どのようにしたら分かりやすく伝えることができるかということを意識しています。

裁判官と検察官については経験していないので、弁護士についての話になってしまいますが、組織の方針などに左右されず、自分なりの正義や信念を貫くことができることや、自分が興味のある分野を自分の判断で探究していけることが弁護士の魅力として挙げられると思います。そのため、自分の持っている信念を実現していきたいと考えている人や、自分が興味を持っている分野を開拓していきたい人、自分がやりがいや面白いと感じる仕事をやっていきたいと考えている人にとっては、弁護士は魅力的な職業ではないかと思います。

法律の勉強は大変ですし、司法試験合格までには多くの困難があると思います。弁護士という職業はやりがいがあって魅力的な仕事だと思いますので、自分が弁護士になったときの姿を想像して勉強してもらえればなと思います。

白土文也法律事務所

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