基礎がしっかり身についていれば、合格を勝ち取れると思います。

山田 雄太 さん(23歳)
 

合格者イラスト
上智大学法学部4年在学中
【合格校】
東京大学(既修)、慶應義塾大学法科大学院 (既修)、早稲田大学法科大学院 (既修)、中央大学法科大学院(既修・半額免除学生)、上智大学法科大学院(既修・半額免除学生)
【適性試験】241点
【学部成績】A:66単位 B:34単位 C:18単位 D:4単位 F:なし
【受講講座】司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別論文対策講座、ロースクール突破小教室 など

※プロフィールは2012年合格時点ものです。

はじめに

 私は、身近に法律関係の仕事を目にする機会があったこともあって、高校生の頃からは弁護士になることを目指していました。大学2年になる時にサークルやアルバイトとの両立も可能で、法科大学院合格に近づける受験指導校を探すことにしました。複数の学校を検討しましたが、先輩の強い勧めや、体験講義、インターネットフォローが充実していることが伊藤塾に入塾する決め手となりました。今から振り返ってみて、独学でやるよりも、必要な情報を端的に教えてくれる受験指導校を使うことは、より時間を効果的に使え、合格に近づいたと考えています。

私がとった勉強方法 

法律科目対策について

(1)基礎的な法知識・法理論の修得について

 基礎的な法知識・法理論の修得のためには、なにより、基礎マスターを何度も聴くことが必要だと考えます。一度聴いて理解できたから、もうそれでその科目は完成、などということは決してなく、最初のほうに聴いた話の半分以上は忘れてしまっています。伊藤塾でよく強調されるように、復習は非常に重要ですが、復習してもわからないことはいくらでもあります。その時は、質問するのもいいですが、その時間もないときは、後でわかるように付箋をして、先に進むべきだと思います。また、2回目、3回目に戻ってきたら、すんなり理解できるようになっていることも多いし、新しい発見もたくさんあると思います。ペンキを薄く塗っていくように繰り返しやることが重要だと思います。

(2)実践段階の学習について

 とにかく書くことが必要です。最初は論文マスター等の問題を見ても何を書いていいかわからず、筆が止まってしまうということもあると思います。そのようなときは、模範解答を写経するだけでも効果があります。無駄な時間に思えて、問題文から問題提起までの流れなど、教えてもらっても簡単に身につかないことも、流れを手が覚えてくれます。
 上で述べた、書く訓練と併行して、必ず答練を受けるべきだと思います。限られた尺で答案を書ききることは、答案の質を上げる勉強をするのと同じか、それ以上に重要になってきます。時間内で書ききるための時間感覚は、実際に本番に類似した答練でこそ身につけることができると考えます。もし、仮に答練を受けることができないとしても、自分で時間を決めて時間内に書くという訓練をすることは有効だと思います。その場合は、時間が来たら途中答案でも筆を止めることが必要です。失敗の経験をすることで、時間感覚は徐々に身についてくるものだと考えます。

適性試験対策について

 適性試験は、自分が苦手な分野を早く見つけ、その分野を重点的にやることで、効果的に点数をあげられると思います。かつ、予想問題等、新しい問題にばかり手を出すのではなく、まず過去問を重視すべきです。過去問で、同じ問題を何度も解き、全問正解は当然、そのうえで、解く時間を削る訓練を続けていけば、必ず点数は伸びていくと思います。


最後に

 私の合格の決め手は、繰り返し同じことをやる、みんなが書けることを書く、時間感覚を身に着ける、ということを徹底したことだと思います。合格の決め手はなによりも基礎です。基礎がしっかり身についていれば、それが答案に現れ、きっと合格を勝ち取れると思います。みなさん、頑張ってください。僕も、残る司法試験、一発で合格できるように頑張ります。