大学1年生という早い段階で入塾することで、伊藤塾のみならず大学での勉強も有利に行うことができました。

M . K さん(21歳)
 

合格者イラスト
大阪大学法学部4年在学中
【合格校】
京都大学法科大学院(既修)、大阪大学法科大学院(既修)、神戸大学法科大学院(既修)、同志社大学法科大学院(既修・全額免除学生)
【適性試験】第1回:217点 第2回:217点
【学部成績】GPA:3.43
【受講講座】司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、適性シミュレーション、法科大学院別論文対策講座 など

※プロフィールは2012年合格時点ものです。

はじめに

 私は高校生のころから法律を使った仕事に就きたいと考えており、大学1年生の夏に伊藤塾に入塾しました。司法試験と法科大学院入試が目標でしたが、行政書士、公務員試験などの資格試験等でも伊藤塾での学習が役に立つと考えたためです。学部の友人でも一年生の早い段階から伊藤塾に通い始めた人が多く、同じ目標をもつ仲間と切磋琢磨して能力を高め合えること、また塾生に対するサポートも手厚いことが伊藤塾を選ぶ決め手となりました。

私がとった勉強方法 

法律科目試験対策について

 基本的に基礎マスター、論文マスターを何回も繰り返し学習していました。基本書に手を出す人もいますが、知識面では法科大学院合格のためには基礎マスターで必要十分だと思います。講義での講師の細かい指摘をテキストに書き込み、基礎知識の充実を図りました。基本書については辞書として参照するくらいが丁度いいと思います。また、論文マスターは旧司法試験の問題を中心に構成されており、基礎マスターテキストでインプットした基礎知識を問題研究の答案構成を通じて試験の場で使える形に仕上げることができました。具体的には、60分で10題前後の答案構成を行い、自分の頭をフル回転させ法的思考能力を高めていきました。初めはなかなか知識が頭に入らず苦労しましたが、やはり繰り返すことで基礎知識の精度や記憶喚起の速度が徐々に向上しました。
 京大対策としては、本番一か月前に法律科目論文模試(京都大学編)を受講しました。京大の試験時間は二日間で計11時間と肉体的にも精神的にもハードなものであり、最長3時間手を動かし続けなければなりません。本番と同じタイムスケジュールで答案を書くことがよいシミュレーションとなり、時間配分の戦略をしっかりと練ることができました。

適性試験対策について

 私は伊藤塾の適性試験対策講座(基礎編)と直前答練、公開模試を受講しました。適性試験対策講座と模試は本番からかなり早い段階で開始になりますが、これらを休まずにしっかり受講することで、本番のイメージができ、直前期での学習が効率よく行えます。初めのころは160点前後だったスコアも、模試を重ねることによって実力がつき、直前期での学習がしっかり行えたので、本番では200点を超えました。模試の復習と適性試験対策の問題集を一冊解けば、自信をもって本番に臨めると思います。

パーソナル・ステートメント対策について

 単なる提出書類だろう、と思っている方もおられるかもしれませんが、ステートメントにもしっかりと点数が付いています。そのため気が抜けないと思い、添削講座へ提出するだけでなく、ロースクールコンサルタントの加納さんにも直接添削をお願いしました。的確なアドバイスを頂き、説得力のあるステートメントに仕上げることができました。

学部成績について

 京大の入試配点においては、書類点すなわち学部成績が大きな割合を占めます。伊藤塾に早い段階で入塾し、法律専門科目の成績を上げることが GPAの向上に効果的です。伊藤塾の基礎マスターで得た知識及び論文マスターで得た法律文書の書き方を学部試験においても最大限に活用し、あわせて授業のレジュメ内容をおさえておけば、優は堅いのではないでしょうか。

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて

 私は通学クラスでしたが、インターネットでのフォローがかなり役に立ちました。アルバイトなどでどうしても講義に出席できない時でも、講義後すぐにインターネットにアップされるのでライブ講義に遅れずついていくことができました。また休日にはロースクール生の方が常駐しており、質問や相談も気軽にすることができます。

入学前準備として

 法科大学院に進んだ後も、伊藤塾の講座を受講するつもりです。具体的には短答マスターで基礎知識のさらなる充実を図りたいと考えています。予備試験に向けて、そしてロースクールの授業の準備のため、しっかりと基礎を固めていきます。

合格後に必要なこと

 私は消費者問題を中心に、法教育へ積極的に参加しながら、人々の不安や悩みを取り除く役目を果たす弁護士として将来活動したいと思っています。弁護士の就職難が社会問題化しており不安もありますが、自分の信念を失わず、広い視野をもってさまざまな経験をしていくことが法律家として生きるうえで重要なのだろうと思います。

最後に

 伊藤塾では大学2年生からの入塾を考える人が多いですが、私は1年生という早い段階で入塾することで、伊藤塾のみならず大学での勉強も有利に行うことができました。学部成績が安定したため、発展した学習にも取り組めました。他人に差をつけ、絶対に法律家になりたい人には、迷わず早い段階での入塾をお勧めします。
第一志望の京大に合格できたのは、応援してくれた家族や友人、伊藤塾の講師やスタッフの方のおかげだと思います。特に一緒に過去問検討した仲間には本当にお世話になりました。ありがとうございました。皆で一発上位合格できるよう、今後も共にがんばりましょう!