1年目の基礎マスター、ここでの講義を大切にし、復習していたかが勝負の分かれ目だと思います。

K.M さん(23歳)
 

合格者イラスト
首都大学東京都市教養学部4年在学中
【合格校】
・首都大学東京法科大学院(既修)
◆適性試験 / 第1回:197点 第2回:171点
◆学部成績 / GPA:3.73
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院模擬面接 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私は高校生の時に、困っている人の助けになる職業に将来就きたいと考えていました。その後大学に進学し憲法を始めとする法律を学ぶ中で、弁護士として助けを必要とする人のために働きたいと思い、法曹を目指すことになりました。
伊藤塾には大学2年生の春に入塾しました。説明会でスタッフの方の説明がとても丁寧だったことと、体験講義での山本講師の熱意ある講義に感激したことから、迷わず入塾を決めました。

私がとった勉強方法

法律科目対策について

(1) 基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎知識については基礎マスターの講義内容をきちんと定着させることが大事になってきます。1年目の講義ですが、ここでの講義を大切にし、きちんと復習していたかが勝負の分かれ目だと思います。当たり前のことですが基礎知識の理解なしには論文を書くことはできず、その結果として2年目の論文マスターでつまずくことになるからです。
また論文マスターに入ってからも基礎マスターのテキストの復習を忘れてはいけないと思います。ただし復習と言っても基礎マスターテキストを、論文の分からないところを調べるためだけの“辞書”として使うのは大きな間違いです。なぜなら辞書のように使うのでは、どうしても見落としてしまう重要な基礎知識が多数あるからです。論文マスターとの併行は大変ですが、基礎マスターテキストの復習は必ず“通読”するべきだと思います。

(2) 実践段階の学習について

憲民刑の論文試験については、論文マスターで答案の書き方を学んだことがとても役に立ちました。憲法の“人権処理手順”、民法の“場合分け”など、論文答案の型を意識して学ぶことが大事です。また実際に答案を書いてみることも必要だと思います。決められた時間で答案を書くことのシビアさを知ることで、答案作成上の具体的な問題点を発見できるからです。

適性試験対策について

過去問を解いてみて平均を越えるようであれば特別な対策は必要ないと思います。ただ平均を大きく下まわるような場合には「適性試験対策講座」を受講して実力を養うべきだと思います。また適性試験では短い時間で多くの問題を解かなければならないので、答練や模試も活用して試験に慣れておくことが大事です。

面接対策について

面接対策として模擬面接を受けたことで、本番では過度に緊張することなく合格することができたのだと思います。模擬面接では形式面についてかなり厳しい指摘もされましたが、むしろそのことが自分の反省点を改善することに繋がりました。

学部成績について

法科大学院入試の考慮要素の一つである以上、なるべく良い成績をとっておくべきであり、そのためには大学の授業に出席する方がいいと思います。なぜなら授業を受けているか否かで大学の試験勉強の効率が大きく変わるからです。また科目によっては、伊藤塾での学習の予習や復習になる場合もあると思いますので、私個人の意見としては受験勉強の側面からも大学の授業には出席した方がよいと思います。