一人で勉強していると効率が悪く、身が入らなかったため先輩からすすめられた伊藤塾へ入塾

難関国公立法科大学院合格!

A.Bさん
 

合格者イラスト
大阪大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.26)A(優):B(良):C(可)=60.7:25.7:13.6
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
 ◆合格校/京都大学法科大学院(既修)大阪大学法科大学院(既修)神戸大学法科大学院(既修)同志社大学法科大学院(既修・全額免除)立命館大学法科大学院(既修・全額免除)

はじめに

法曹を真剣に目指そうと考え始めたのは、大学2年生の春頃でした。サークルの先輩やOBに司法試験合格者が多く、自分も目指してみようと思ったのがきっかけでした。大学の授業や基本書を読むなどして一人で勉強をしていましたが、どうしても効率が悪いような気がして、いまいち身が入らなかったところ、大学の先輩からすすめられて伊藤塾に入ることに決めました。先輩から聞いていたとおり、伊藤塾の講師の講義はわかりやすいだけではなく、試験に出やすいポイントをメリハリをつけて教えてもらえるので、勉強が単調にならず優先順位をつけて学習することができました。

基礎的な法知識・法理論の修得について

法律の基礎知識は、伊藤塾の基礎マスターテキストを、講義を思い出しながら繰り返し読んで身につけました。基礎マスターテキストは、予備試験や司法試験の短答式試験の問題に対応できるように比較的細かい知識まで記載されているので、テキストを読むときは全てを暗記しようとするというよりは、法律のどの条文についての議論なのか整理することを意識して読んでいました。特に、講師がAやB+のランクをつけた優先度の高い知識は最低限理解し、周りから差がつけられないようにしていました。論文の書き方の基礎的な部分は、論文マスターテキストを繰り返し解くうちに自然と身についていきました。論文の勉強を始めたばかりの頃は書き方が全くつかめず、落ち込みましたが、テキストの参考答案の真似をしながら書くうちに少しずつ自分でも書けるようになりました。

法科大学院対策について

〈京都大学法科大学院〉

京都大学法科大学院は、試験の出題範囲が大変広く網羅的な勉強が必要とされました。そこで、論文マスターの問題研究テキストを7科目分通して解き直し、知識に漏れがないように対策しました。特に、憲法の統治分野や、商法の手形・小切手法は手薄になりがちな分、最低限の勉強だけで得点源になるところだと思い、基礎マスターテキストを改めて読み直すなどして重点的に学習しました。そのうえで、過去問を解きながら、時間配分の調整をしたり、特有の問題形式に慣れるようにしました。京都大学法科大学院だからといって、基本書を読んで理解を深めたりといった特別な勉強は必要なく、予備試験に向けた勉強と過去問演習で十分に対応できるように感じました。

〈大阪大学法科大学院〉

基本的には、京都大学法科大学院の対策と共通していますが、大阪大学法科大学院は試験時間が京都大学法科大学院に比べて非常に短いので、短時間でも効率よく得点を稼げる時間配分を、過去問の配点などから研究していました。とにかく、点数になりづらいようなことは極力書くのを我慢し、誰もが皆書くことを自分も書くことが大事なのではないかと思います。特殊な勉強が必要なわけではなく、むしろ法律の基礎的な知識や理解が問われていると感じました。

おわりに

僕は伊藤塾の通学クラスを受講していたのですが、スタッフの方がたびたび声をかけてくださるおかげで勉強が続けられたように思います。1年のうちに、モチベーションが高いときもあれば、なかなか勉強が思うようにはかどらないときもありましたが、とりあえず伊藤塾の自習室に行って教材を広げていくうちに勉強のスイッチが入るように習慣づきました。試験勉強なので楽しいことばかりではもちろんないのですが、第一志望の法科大学院に合格したときは、やはり自分の努力が少しは報われたような気がして嬉しかったです。これからも、自分を支えてくださっている周囲の方々への感謝を忘れず、勉強を続けていきたいと思います。