法知識、法理論の基礎はほぼ全て伊藤塾で身につけました。

法科大学院ルートで司法試験合格

S.Hさん(25歳)
 

S.Hさん(25歳)
東京大学法科大学院(既修)修了

◆出 身 大 学 /東京大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習秋生、最新判例講義 など

※プロフィールは、2011年合格時点のものです。


はじめに

私は大学2年次まで将来は一般就職をするつもりでいました。しかし、大学3年次に法律の学習に本腰を入れて取り組んだところその論理性に惹かれ、同時に、周囲の就活生との間に価値観・人生観の齟齬を感じ、法曹の道を志すことを決意しました。
同級生よりも遅れをとっている自覚があり、また、旧司法試験での合格を目指していたため、より集約的で密度の濃い講義をワンストップで受けられる場所として伊藤塾の門を叩くこととなりました。 
また、初めての伊藤塾長の講義(体系マスター憲法)では、憲法の意義について正面から理解し霧が晴れるような思いだったことを鮮明に記憶しています。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

私の法知識・法理論の基礎はほぼ全て、体系マスター及び基礎マスター、完全マスターといった伊藤塾の講義とその復習を通して身につけました。
Aランク、B+ランクといった必ず覚えるべき事項については全て大きめの単語カードに起こし、何度も繰り返すことで定着を図りました。この時点で徹底的に覚えこんだことが後になって度々、自分を大きく助けたと実感しています。

短答式試験対策について

私が短答突破のために必須と考えているインプットは各法(商法・手形小切手法を除く)の判例百選、近年5年程度の各法の重判、刑事訴訟法・民事訴訟法の条文知識、民法・会社法のある程度の条文知識、商法・手形小切手法の最低限の条文・判例知識です。
百選については判旨の概要とポイントを2~3行程度で各事件の見出しの横のスペースにまとめておき、レビューがしやすくなるようにするという勉強法を取りました。重判についても同様です。

論文式試験対策について

論文式試験対策においては伊藤塾でのペースメーカー論文答練を軸とし、とにかく答案を書き、慣れることによって論文式試験での時間の使い方、頭の使い方、構成の仕方等を訓練しました。
その訓練において伊藤塾のペースメーカー論文答練の問題は非常によく練られており、本試験に匹敵するほどの解き応えを与えてくれました。また、論述検討講義で高得点者の答案を読むことができることも自分の答案の型を見つめ直すうえで非常に有効でした。また同時に、同じ法科大学院の受講者と自主ゼミを組み、お互いの答案を見せ合うことで技術を盗み、自分のスタイルを確立していきました。
論文式試験対策用インプットについては徒らに応用的な議論を追うのではなく、なんとか手持ちの基礎知識から問題に食らいつけないかを検討し、その過程を通して自分の手持ち知識の補強を図っていくことを意識しながら行いました。良質な問題を数多く解き、深く検討したことが、適切なインプットの深度の形成に役だったと感じています。 

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について

大学学部の定期試験や行事等によって通塾できず講義を溜めてしまってので、インターネット講義は大いに活用しました。この制度がなければ私の法律学習は間違いなく頓挫していたと思います。

法科大学院での受験対策、伊藤塾の活用

法科大学院の授業はあまり試験対策に重きを置かない校風からか新司法試験対策としては役に立ちにくく、対策はほぼ自分で行うこととなりました。
法科大学院の授業や定期試験対策によって時間が取られる中で限られた時間においても試験対策ができたのは、伊藤塾で基礎的な知識をしっかりと固めていたためであると思います。