弁護士過疎地域で事務所を開きたい。試験当日は岡崎講師との握手で緊張が和らぎました

\ 予備試験ルートで司法試験合格 /

H.Z さん

合格者
千葉大学法科大学院(既修)修了
◆ 予備試験合格時/ 千葉大学法科大学院(既修)修了
◆ 出 身 大 学 / 福島大学行政社会学部
◆ 受 講 講 座 / 司法試験演習秋生・司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

私が司法試験を目指したのは、自分の生まれ育った地域は弁護士過疎地域だったので、そこで弁護士事務所を開きたいと思ったからです。簡易裁判所まで30分以上かかる「法律」という概念がないような土地で、法治というより人治がはびこっていました。地域の主流派に属しない意見は抹殺されがちだったので、そのような状況が嫌で変えたいと思ったのです。また大学3年生の頃にたまたま刑法の短答式試験を解いてみると、そこそこできたので「いけるかもしれない」と思ったのもきっかけです。

私の勉強法

司法試験対策に必要となる勉強法は人それぞれ、自分に合ったものを選べばよいと思います。講師との相性もあるし、自分の能力の特性もあるので、必ずしも一般的な勉強法にこだわる必要はないと思います。私の場合は、岡崎講師の論文答練の解説が性に合っていました。もともと書くのが遅いうえに、利き手の手首の靭帯を断裂するという大けがもしたため、論文式試験の分量を書くことは不可能だったからです。そして、岡崎講師の言うことを参考に、短く書くにはどうするかということを考えながら、何度も答練を繰り返すことで自信がついていきました。

働きながらの学習方法について

私はなかなか受からなかったので、アルバイトや公務員をしながら受験していた期間も長いです。学生と同じような勉強時間を確保することは難しいので、伊藤塾の短答答練や論文答練を利用しながら、実戦感覚だけは落とさないように気をつけていました。基礎知識の繰り返しも時間の関係で難しいですが、岡崎講師が「基本的なことから素直に考えている答案の方が、既存の知識をあれこれこね回している答案より、よいと思わない?」とおっしゃっていたので、開き直って、問題文から基礎知識を使って論理を展開するという作業の充実を目指しました。それでなんとかなるものだと思います。

おわりに

伊藤塾を利用してよかったと思うことは、岡崎講師に出会えたことです。本番の日も伊藤塾長と岡崎講師に握手してもらえて、緊張感が和らぎました。将来的には、地域に根差したマチ弁になりたいと考えています。合格まで時間がかかり、いろいろな方のお世話になりました。司法試験を知らない人はすごく難しい試験と考えていて、そのような人から「お前には無理だ」というふうに言われることもありましたが、自分に自信がある方は、自分を信じて頑張れば道は開けると思います。