伊藤塾で、充実した講座を受講できたことはもちろん、試験をともに戦える友人関係を築けたのがよかった

E.M さん
 

合格者イラスト
東京大学法科大学院(既修)3年
慶應義塾大学法学部出身

司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練、予備試験短答答練など
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

法曹の夢を語りだしたのは中学の頃だったと思います。人の役に立つ仕事につきたいと思っていました。テレビドラマの影響もありました。大学1年の4月に、入塾しました。他の受験指導校の情報もありましたが、自宅から近いこと、先輩の多くが伊藤塾生だったことから、決めました。司法試験を目指すなら早いうちから始めようと思い、入塾しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

入塾後すぐに基礎マスターの勉強を始めましたが、サークルとの兼ね合いもあり、2倍速で受講して追いつこうと努めていました。基礎マスターテキストは、初学者には非常にわかりやすいテキストでした。市販の初学者向けの基本書は、初学者向けとは言っても、手に取りにくく、買ってはみたものの、読み始めたのは何年か後になったように思います。論文マスターの勉強を始めたころから、ようやく法律用語に慣れてきて、法的な議論ができるような素地ができ始めたように思います。伊藤塾のゼミも受講しました。そこでは、ゼミ長の方針で、司法試験や予備試験の過去問に取り組む機会があり、大いに刺激を受けました。

勉強方法 論文式試験対策について

論文マスターは旧司法試験の過去問が素材となっていますが、論文的な頭の使い方を学ぶには、現行の司法試験の過去問よりも事例が短いのでとっつきやすかったです。また、コンプリート論文答練では、重要判例をベースとした問題が出題されるので、本番さながらの訓練ができたように思います。論文を書くというのは、独りで勉強していると緊張感が保てないので、答練という形で強制的に書かねばならない空間に自分を置くことが、私にとっては重要でした。時間に追われるというのはよい経験になりました。

学生生活との両立について

サークルの代表をしていたので、正直なところ大学1、2年生の時は時間を作るのに苦慮したように思います。サークルの活動時間は決まっていますので、それ以外のところで主体的に「時間を作る」という意識を持っていました。電車のなかで少しテキストを見てみたり、空きコマの時間を利用して2倍速で受講したりしていました。サークル活動にも波がありましたので、忙しくて全く受講できない時期には、潔くサークルに集中してメリハリをつけて勉強していました。

おわりに

伊藤塾でよかった点を、2つ挙げておきます。第1に講座が充実していることです。基礎マスター、論文マスターという定番の基礎的な講義はもちろん、各種答練で、ニーズに合わせた受講ができたのが非常によかったです。コンプリート論文答練や予備試験論文直前答練はかなり力になったように思います。第2に、受講生が多いことです。私の周りには伊藤塾生が多く、切磋琢磨して、ときに自主ゼミを組んだりして、試験対策をすることができました。知識そのものは基本書からも修得できるかもしれませんが、試験を戦える友人関係は、本からは決して手に入るものではありません。