転職の選択肢を持っておくために、専門性・独立性の高い弁護士を考えるようになりました。
先聴きを活用し、働きながら学習期間1年で合格!

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D.Iさん:公務員 
◆出身大学/東京大学法学部卒業 
◆職業/公務員

◆ 受 講 講 座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、予備試験口述模試など

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

伊藤塾に入塾したのは、2019年の3月頃になります。約10年間公務員として働いてきましたが、職場環境、働き方等について悩んでいたことから、転職の選択肢を持っておきたいと考えるようになり、専門性・独立性の高い弁護士を選択肢のひとつとして考えるようになりました。私は法学部出身でしたが、卒業から約10年が経過して大学時代に学んだことはほとんど忘れており、また、これまで司法試験の勉強を一切したことがなかったので、効率的に学習する手段として伊藤塾を利用しようと考えました。

私の勉強法

<基礎学習について>    

私はWebでの受講でしたが、はじめのうちは時間がなく、学習習慣もできていないので、講義についていくのもやっとで、とにかく未消化の講義がないことを目標としていました。また、基本書は一切購入せず、まずは講義を聴き、基礎マスターテキストを読むことだけに集中しました。本来、基礎マスターの講義を聴きつつ、学習した範囲について短答を解くことなどが推奨されると思うのですが、それをやる時間的な余裕がなかったので、理解が追いついていなくても、まずは講義に追いていかれないことだけに注力していました。
基礎マスターの講義を聴き終わった時点での理解度は十分ではなかったと思いますが、短答や論文の問題を解いてわからなかった時などに基礎マスターのテキストの該当箇所を読み直すということを繰り返すことにより、段々と理解度が上がってきたと感じています。

 <論文学習について>

論文マスターの講義は予習が非常に重要になりますが、予習として講義の前にあらかじめ指定された問題の答案を書くということは非常に苦痛でした。本来答案を書くべき問題について、時間がなくて答案構成で終わらせてしまったことも何度もありました。特に民法は苦手で、最初は自分で答案を書くことがほとんどできず、講義の理解もよくなかったのですが、後に要件事実をある程度学習した後に、要件事実を意識しながらもう一度民法の問題研究の問題を再度全てやり直したら、ある程度の答案作成ができるようになっており、自分の中での理解度がかなり上がったと感じました。
また、苦手な科目については、問題ごとに、自分がどういう点について検討をしていなかったのかや講師の方の指摘された重要なポイントを記載したメモを作成して、そのメモを何度も読み返すということをしていました。

<短答式試験対策について>

短答の勉強をする時間があまり取れなかったので、過去問を繰り返すことは諦め、比較的薄めの「ソクタン」(『伊藤真の速習短答式過去問』,法学書院)を1周して、間違えたところを復習しました。全国公開短答模試を受験したところ、思うような点数が取れなかったため、短答式試験の直前は基礎マスターテキストを読んでとにかく知識を詰め込みました。

<論文式試験対策について>

2年コースのスケジュール上、論文式試験本番までに論文マスターの講義が終わらない科目がいくつかあったので先聴きをさせてもらいました。その際には、法律実務基礎科目が最もコストパフォーマンスが良いと聞いたので、まず法律実務基礎科目の講義から聴き、法律実務基礎科目を得意科目にしました。また、重要な定義・規範をしっかりと暗記することに努めました。

<口述試験対策について>

伊藤塾の口述模試を受験させていただきましたが、そこで厳しい結果だったため、その後の学習に危機感をもって臨めたと思います。

働きながらの学習方法について

時間の作り方は人それぞれだと思いますが、私の場合は、朝子どもを保育園に送った後の時間、通勤中の時間昼休みの時間仕事が終わった後寝るまでの時間を勉強の時間に充てていました。学習開始当初は、意識してこれらの時間を勉強に充てるようにしていましたが、ルーティーン化してからは、あまり意識することなく当然に勉強する時間として過ごしていたように思います。

 おわりに

ここまで諦めずについて来られるようなカリキュラムを作成していただいたことに非常に感謝しております。令和3年の司法試験に絶対に合格したいです。