目から鱗!伊藤塾を利用することで全国の予備受験生を意識した学習に目覚めました!

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D.Mさん:中央大学法学部4年
◆出身大学/中央大学法学部4年

◆ 受 講 講 座 /予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、予備試験口述模試など

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

付属高校出身であったため、特に目的意識もなく法学部に進学しました。ただ、私は高校入試に失敗した経験があり、なんとなく、就活は頑張ってできるだけ良いところに進めたらよいなと考えておりました。入学後は周りにとても多くの法曹志望の学生がいたこと、また、入学後の講演会などで、弁護士が自分の好きな分野、働き方で仕事ができる魅力的な職業であることを聞き、自分も挑戦してみようと思うに至りました.

 私の勉強法

<論文学習について>

まず、いわゆる論証パターンを流し読んで、どのような問題があるのかを把握し、知識の穴がないように勉強しました。教材としては予備試験の過去問や、民法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法については旧司法試験の過去問も解きました。答案作成の際には本番では絶対に焦りや緊張があり、100パーセントの力を出せないだろうと考えていたので、常に一科目65分ぐらいで書けるように意識しました。本番直前は伊藤塾の答練や模試を受け、二科目、三科目と連続して書くことのできる集中力やタイムマネジメントを訓練しました。

  <短答式試験対策について>

短答については伊藤塾の講座は利用していないのですが、過去問を科目別にまとめたものや、短答に必要な知識が書いてある判例六法を用いて、穴がないように勉強しました。一度目の予備試験は短答で落ちてしまったのですが、その際に条文知識と他学説への理解がないことを痛感したので、自分がみたことがなければ間違いだろうと思える程度には、条文や学説の帰結を頭に叩き込みました。また、大学受験をしておらず一般教養科目は期待できなかったので、絶対に法律科目だけで170点は獲ろうという意識挑みました。

  <論文式試験対策について>

論文直前答練は予備試験の時間配分を学んだり、集中力を養うのに役立てました。また、受講前にほとんどの論点は把握していたつもりですが、それでも未知の問題が出てくるので、趣旨や根拠から落ち着いて考える訓練になりました。全国公開論文模試は予備試験本番と同じスケジュールでしたので、実際にどれぐらい疲れるのか、どれぐらい集中しなければいけないのかといったイメージをつかむことができました。また、模試ではA判定中位ぐらいの順位を獲得できたので、本番も同じようにできれば合格圏内だとわかり、自信がつきました。

  <口述式試験対策について>

合格している自信もなくやる気も出なかったため、論文結果発表前までは軽く条文をみたり、既存の論証を見ていたりした程度でしたが、合格後は伊藤塾の再現答案を読み、要件事実とその理由が特に質問されている印象を受けたので、基本書に記載されている要件事実や刑事実務で使った教材を細部まで覚えました。伊藤塾の模試も受講し、試験の緊張感を知ることができました。

 学生生活との両立について

学部2年生ぐらいまではサークル活動や合宿にも参加していたので遊ぶ日は遊ぶ前に勉強することを心掛けていました。また、アルバイトの休憩時間や移動時間にも暗記などを行い隙間時間を活用しました。ただ、あまり学部の授業に出席せず図書館で勉強するといった日が多かったので、もうすこし真面目に授業を受ければ良かったと後悔しています。

 法科大学院入試との併願について

予備試験と比較すれば私立の法科大学院の問題は比較的易しいので、時間配分にだけ気を付けました。また、各校ごとに問題形式が独特だったので、入手できる過去問は答案構成だけのものも含めてほぼすべて検討しました。国立の法科大学院は予備試験論文式試験の後だったので、あれより難しい問題は出ないだろうと、安心して挑むことができたのが良かったです。

 おわりに

答練や模試を受講するまでは主に学内の同級生と競っていたので、伊藤塾を利用して全国のレベルや優秀答案を知ることができたのが良かったです。また、試験の結果が点数になって返ってくるので、自分の答案がいかに点数を拾えていないのか、優秀な答案がいかに加点されているかを学ぶことができました。今年の司法試験までは短いですが、他の受験生も条件は同じなので、選択科目の学習を中心に合格まで駆け抜けたいと思っています。