法律の勉強は、高校までとは違う大学の授業に戸惑いました。伊藤塾に入塾して必要な情報を得ることができました。

T.Tさん(22歳)
 

合格者イラスト
同志社大学法学部4年在学中
【合格校】
・京都大学法科大学院(既修)、 大阪大学法科大学院(既修)、 神戸大学法科大学院(既修)、 同志社大学法科大学院(既修・全額免除学生)、 関西大学法科大学院(既修・全額免除学生)
◆適性試験 / 第1回:218点 第2回:154点
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私は小さいころから漠然と弁護士にあこがれていました。本格的に法曹を目指そうと決意したのは1回生の終わり頃なのですが、目指す道は決まっても当時はどのように法律を勉強すればいいか全くわかりませんでした。先生が一定の勉強の方向性を示してくれる高校までと違い、大学ではそのような指導者がいないからです。大学の授業でも、そもそも学生全員が司法試験を目指すわけではないので、自分に必要かつ充分な情報が示されているとも思えませんでした。そこで、焦った私は2回生の春に、受験指導校として評判をよく聞いていた伊藤塾に入塾しました。

私がとった勉強方法

法律科目対策について

私は基礎マスターを受講していたので、法律科目の学習は専ら基礎マスターテキストが中心でした。基礎マスターテキストの良い点は情報が良く整理されているところだと思います。全科目のテキストを何回も繰り返し、知識をインプットしました。一度読んだだけでは気づかない点があるし、講師の解説の意味を繰り返している内に真の意味で理解できることもあるので、他の合格者の方がよく言われるように、この基礎マスターテキストは何回も繰り返した方がよいと思います。
アウトプットには論文マスターや法科大学院入試コンプリート論文答練を利用しました。論文マスターでは、事前に自分で答案構成をしてから講義を受けることを繰り返していました。受講の上で注意していたことは答案例を鵜呑みにしないことでした。答案例はあくまで1つの参考例にすぎません。これを批判的に考えながら読むことで思考力も養われますし、論文マスターの効果をより高めることができると思います。法科大学院入試コンプリート論文答練は短い時間の中で早く答案を書く訓練にうってつけでした。実際の試験も思っているよりも時間が早く過ぎていくので、こういった訓練も必要だと思います。
そして、これは言うまでもないことかもしれませんが、実際の法科大学院の過去問を解いてみることも必須だと思います。それぞれの法科大学院によって設問形式も違いますし、早い内に受験予定の法科大学院の過去問を見ておくことをおすすめします。

適性試験対策について

適性試験は人によって得意不得意が分かれると聞いていたので、私は3回生の時に一度適性試験を実際に受けて自分がどちらなのか把握することにしました。結果は138点で平均点を下回っていたので、それなりに適性試験対策に時間を費やすことにしました。
具体的には伊藤塾の適性試験対策講座や模試を利用しました。適性試験対策講座は問題のパターンを分析したりするのに役立ちました。また、模試は多くの受験生が利用しているため、自分の位置を把握するのにうってつけでした。少なくとも適性試験が不得意な人は対策講座で大枠をつかんだ後、過去問を学習するのが良いのではないかと思います。
 

パーソナル・ステートメント対策について

私がパーソナル・ステートメントの作成に手をつけ始めたのは適性試験終了後頃でした。もっとも、いきなりパーソナル・ステートメントを作成するのも大変なので、普段から「明日の法律家講座」などを利用して自らの法曹像を練っておくのが良いと思います。

学部成績について

基礎マスターを受講していたこともあって、大学の授業内容を理解することは初めてその内容を聞く人に比べて楽にできたかと思います。法科大学院の入試では法律科目もさることながら、学部成績も重要な考慮要素となりますので、伊藤塾の入塾を考えている人はできる限り早くに始めることが良いと思います。私は1回生時の学部成績が芳しくなかったので、もう少し早く伊藤塾に入塾していればよかったと今では思います。

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて

私は学部試験の直前など伊藤塾の講義をライブで受けることができないことも多々ありました。しかし、伊藤塾は学習フォロー制度が充実しているため、大学生活と法科大学院に向けた勉強を両立させることができました。インターネットを通して講義を視聴することができますし、疑問が生じれば質問受けなどを利用することもできるので、それぞれの生活スタイルに合った学習を進めることができるのが伊藤塾の魅力の1つかと思います。

最後に

私が法科大学院受験で闘い抜けたのも一緒に勉強した仲間の存在が大きかったです。周りのモチベーションの高さは私にとって良い刺激になっていました。できるなら一緒に勉強できる仲間をつくることをおすすめします。これから受験するみなさんも、伊藤塾で意識の高い塾生と一緒に勉強するなどして、モチベーションを維持し、頑張ってください。