法科大学院入試は、基礎マスターテキストと問題研究を完璧にすれば、特に対策をしなくても対応できる

難関国公立法科大学院合格!

B.Eさん
 

合格者イラスト
慶應義塾大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.78)A(優):B(良):C(可)=99:32:4
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
 ◆合格校/東京大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)

はじめに

私が伊藤塾に入塾したのは、大学2年の4月です。大学入学時から法曹になりたいという希望は有していたのですが、司法試験は非常に難しいというイメージから、1年次はそれに向けた勉強を全くしていませんでした。しかし、サークルの先輩のお話を伺い、今の司法試験は勉強すれば誰でも受かるものであること、伊藤塾の合格実績が一番であるということを知り、2年次から勉強を始めようと考え、伊藤塾に入塾することになりました。東京大学法科大学院を志望した理由は、法科大学院のなかでも司法試験の合格率で毎年トップクラスにある点です。また、有名な教授の方々にレベルの高い授業をしていただけるという点も大きかったと思います。

基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎的な法知識・法理論の修得について、私がとった勉強方法で一番大切にしたのは、基礎マスターテキストを繰り返し読むということです。伊藤塾長が、合格に必要な情報の9割は基礎マスターテキストにあるとおっしゃっているのは決して誇張表現ではありません。基礎マスターテキストが特に優れていると思うのは、論点がわかりやすく記載されており、なぜその論点が出てくるのかという実益はもちろん、いくつかの説が記載されていることで、それらを比較しながら自説を深く理解することができるのが強みであると思います。また、判例が基礎マスターテキスト内に記載されているので、判例百選を参照しなくても即座に判例を確認できるのも学習の便宜的によかったと思います。基礎マスターテキスト以外に特に購入したものはありません。基礎マスターテキストをいかに完璧に近い状態にできるかが重要だと考えます。

法科大学院対策について

〈慶應義塾大学法科大学院・東京大学法科大学院〉

慶應義塾大学法科大学院も東京大学法科大学院も、予備試験の一次試験と異なり、短答式試験がなく、専ら論文式試験であることから、論文用の対策として、論点の理解・記憶には多くの時間を費やしました。そのなかで使用したものは、問題研究と論文ナビゲートテキストの2点です。問題研究には質の高い問題が掲載されており、全ての問題をやればほとんどの論点に触れることができますし、答案例も記載されているので実際の論文の書き方を学ぶことができます。そのため、全ての問題をできるようになるまで繰り返し解き直しました。また、論文ナビゲートテキストは、論点が小型のテキストにまとめられているため、通学時間などに電車のなかで読んで論点を復習していました。そして、問題研究・論文ナビゲートテキストに加え、基礎マスターテキストを完璧にしておけば十分であると考えていたので、特に法科大学院対策はしておりません。過去に出た問題を数年分見ておき、出題形式を確認するということしか行っておりません。基礎マスターテキストと問題研究を完璧にすれば、特に対策をしなくても法科大学院レベルであれば対応できるということが実感できました。

おわりに

伊藤塾を利用して最もよかったと考えるのは、素晴らしい合格実績に基づく情報量の豊富さです。上述したとおり、テキストは合格に必要な情報を過不足なく記載していますし、重要判例解説や予備試験解説など、時機に応じて受験生のニーズに合った講義を提供していただけるのが有難かったです。法科大学院入試は決して難しくなく、普通の勉強を普通にしていれば受かる試験であると思います。頑張ってください。