伊藤塾で学習していることで、学習の方針や方法について迷いや不安を感じることなく学び続けることができました


高橋 唯さん:岡山大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]:3.47  S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=65.5:22:14:3 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験全国公開短答模試など

合格校/岡山大学法科大学院(既修)

はじめに

高校生のときに友人と裁判傍聴に行き、そこで見た法律家の姿に憧れて法律家を目指すようになりました。大学入学時から司法試験を念頭に置いて学習していたのですが、2年生になって、独学では論文の書き方などを身につけるのが難しいと感じ、3年生に進級する前に伊藤塾に入塾しました。
伊藤塾を選んだのは、合格実績が優れており、私のような地方在住の受験生でも、通学せずに合格を目指せる環境が整っていると感じたからです。実際、予備試験や法科大学院の受験に際しては、担当の方からメールや電話を通じて、助言や応援の声をたくさんかけていただき、とても心強かったです。私の周囲では司法試験を目指す仲間が少ないのですが、受験指導校を利用することで、他の受験生の優秀な答案を見ることができたり、自分の答案に対する相対的な評価を知ることができたりするので、学習の方向性が明確になり、効率的に学ぶことができています。
進学先は本当に迷ったのですが、最終的には出身大学の法科大学院を選びました。その最大の理由は、来年5月の予備試験短答式試験への対策時間を確保できるからです。引越しや新しい環境での生活といった余事に煩わされず、次の目標に集中できることは、ひとつ大きなアドバンテージになるのではと思います。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

私は、基礎マスターと論文マスターで学習をしていました。基礎マスターに関しては、あまり理解できないところがあっても、必要以上には深追いせず、とにかく一通り聞いてみるようにしていました。自分で調べたり考えたりすることはもちろん必要だと思うのですが、全体像を把握した後であれば理解しやすいこともあるので、ある程度割り切ることも重要かと思います。また周囲には、法学部生の場合、学部の講義があるから基礎マスターのような基礎講義は不要という声もありましたが、私は、学部の講義と基礎マスターで同じ内容を、違う講師の説明で2回聞くことで理解が深まり、記憶の定着につながっていると感じました。基礎マスターの講義が、学部の講義の予習・復習になり、学部でも高い成績を維持することができたので、法学部生であっても、基礎マスターを受講することに意味があると思います。論文マスターに関しても、すぐに上手くまとまった論文を書くことは難しかったですが、とにかく書いてみることで少しずつ書けるようになってきました。基礎マスターも論文マスターも、最初から完璧な状態を目指すのではなく、何度か繰り返す中で成長していけたらいいのかなと思います。学習する上で苦労したのは、在宅受講をしていると決められた時間に受講しなくてもよい分、ずるずると後まわしになってしまうことです。最近では受講計画を立てる際に、はじめからその日までに受講できなかった分を消化する予備日を設けるようにしたり、家族や友人に協力してもらって進捗状況を報告するようにしたりと、今も試行錯誤しています。

〈法科大学院対策について〉

入塾当初は法科大学院進学しか考えておらず、予備試験を受験するつもりはなかったのですが、伊藤塾の方からぜひ予備試験も、との助言を受け、今年度は予備試験も受験しました。この予備試験短答式試験の対策が、予想以上に法科大学院入試に役立ちました。今年度は短答式試験が延期により8月中旬にあり、私の受験した岡山大学法科大学院のA日程は9月上旬にあったので、法科大学院入試に100パーセント注力できる期間は3週間しかありませんでした。しかし、全ての科目の全範囲について幅広い知識を要求される予備試験短答式試験の対策をしていたことで、法科大学院対策としてはこの3週間に過去問を解き、出題可能性の高い分野の対策することで足りました。試験本番では、過去問から出題が予想される問題だけでなく、事前に想定していない問題にも出合うことになると思いますが、予備試験短答式試験対策で広く基礎的な知識を身につけることができていれば、このような問題が出題されても焦らず対応できると思います。
以上のような学習をするにあたり、私は伊藤塾の基礎マスターと学習支援システムを利用しました。学習支援システムは、いつでもどこでも短答式試験の対策ができるので、スキマ時間の活用に適しており、自分の苦手分野を発見することができるので、とても役立ちました。
最後に、岡山大学法科大学院は、試験日程がA、B、C日程と3回ありますが、そのうちB、C日程はA日程と比べて試験問題の難易度が高いと感じました。そのため目指される方には、まずA日程を受験されることをおすすめします。また、憲法・民法・刑法の配点が相対的に高いので、この3科目を中心に対策されるとよいかと思います。

おわりに

法科大学院受験に際しては、合格できるのか不安になることもありましたが、伊藤塾で学習していることで、学習の方針や方法については迷いや不安を感じることなく学び続けることができました。伊藤塾で学習してきて本当によかったです。
法科大学院入学後は、司法試験合格に向けてこれまで以上に努力するとともに、予備試験にも再度挑戦し、来年度こそは最終合格したいです。法科大学院を受験される皆さん、ご自身の力を信じてぜひ頑張ってください。