勉強から離れてしまい遅れたスタートとなったが、伊藤塾の利点を駆使して、全額免除で合格。

特待生合格

J.Tさん:早稲田大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]:  2.50 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=27:42:60:8 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験 答練パック、予備試験論文過去問マスターなど

合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)全額免除、早稲田大学法科大学院(既修)全額免除

はじめに

せっかく法学部に入学したからにはと思い、法曹を目指すことにしました。大学生協のところで話を聞いて、伊藤塾で学習をはじめることを決めました。入塾自体は、大学1年生の5月と比較的早かったです。しかし、勉強から離れてしまった時期もあって本格的に勉強をはじめたのは、2年生の後期とかなり遅れたスタートとなってしまいました。それでも、4年生の時の法科大学院入試に間に合わせることができたのは、伊藤塾のおかげです。具体的には、①映像授業で時間さえ作れば1日に何コマでも受けることができ、②倍速再生を活用し、短期間で入門講座を受講し切ることが可能である点、③ランク付けしてくださるため、メリハリのある勉強ができる点、が、利点だったと思います。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

学習に際しては、とにかく論文ナビゲートテキストに情報を一元化していました。
論文は結局書くことでしか上達しないと思います。私は、3年生の夏休みで論文マスターを一気に受講し、書き方の型を学び、そのあとはコンプリート論文答練や予備試験の過去問などを利用して、とにかく答案を書きました。論文の勉強をした期間は約1年で、最初の頃は全然書けませんでしたが、300通近い答案を書き、気づいたらそれなりに書けるようになっていた感じです。

法科大学院対策について〉

予備試験の延期があったため、早稲田大学法科大学院に関しては、短答の1週間後、慶應義塾大学法科大学院に関しても、短答と論文の間だったので、早稲田に関しては過去問数年分目を通し、慶應に関しては、時間が足りないと聞いていたので、一年分だけ時間を計って解きましたが、それ以外の対策はしていません。予備試験の対策をしっかりしていれば、特別な対策は不要だと思います。 

おわりに

私は、学習開始が遅かったため、伊藤塾のテキストを中心に判例通説をおさえることに集中して勉強を進めてきました。学者本の類はあまり手を出しておらず、学説や詳しい法律論はよく知りません。試験会場でも、当たり前のことを当たり前に書く以上のことは何もしていません。その結果、早慶ローともに全額免除をいただくことができました。ここからわかることは、①難しい法律論を展開することは求められていないこと、②当たり前のことを当たり前に書ききればそれだけで相対的に浮く、ということだと思います。