本格的な学習開始は遅めでしたが、 メリハリの利いた学習方法で合格しました


M.Kさん: 名古屋大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]:3.11 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=6:57:47:20 ◆受講講座/ 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験全国公開短答模試

合格校/名古屋大学法科大学院(既修)

はじめに

私はもともと社会が好きで法律や政治に憧れがあり、大学に進学しその憧れからか弁護士に強い 興味を抱きました。ちょうどその際に大学で伊藤塾の体験講義が気に入ったこともあり1年生の3 月に入塾しました。しかし弁護士に憧れはあるものの、弁護士になって何がしたいということが見 つかりませんでした。そうした中で就活にも手をだしました。しかし就活対策の中で志望動機等を 考えていても、弁護士が気になっていました。そんな生半可な気持ちで就活していたこともあって か、就活で失敗しました。しかし、幸運なことに、就活で失敗した後も、友人や家族のサポートは もちろんですが、時間と弁護士への興味と伊藤塾の教材があったので勉強することにしました。そ の際にコロナの影響で多くの人々が大変な中で、自分がこうして努力できることがありがたく感じ るようになり、今度は私が困っている人々をサポートする側に回りたいと思いました。弁護士とい う職業は、困っている人々のサポートという点では非常に適している職業であり、遠回りはしまし たが、私の憧れとやりたいことが一致しました。以上の経験から私は弁護士を目指したいと思いま す。 

私の勉強法

基礎学習について

私は伊藤塾自体には早くから入っていましたが、進路に迷っており、就職活動等にも手を出して いたため、学習が進んでいませんでした。そのため最終的に大学院、司法試験の勉強を始めたのが、 大学4年生の4月であり、基礎マスターすら受け終わっていない状況でした。そうした事情もあり、 試験までの時間もないため、伊藤塾の本来のカリキュラムとは異なりますが、1日9コマを目安に 基礎マスターの受講を進めました。その際完全に内容を覚えることはできないので、「そんな論点、 判例があったなあ。」くらいにとどめながら、同時に予備試験の短答問題を解きながら知識の定着 を図りました。そこで短答を解きながら、復習の際に入門講義テキストをこまめに見る癖をつける ことで知識をテキストに紐付けられるように意識しました。このように短答で復習をしながら基礎 マスターを進め、受講が終了した後には論文マスターの受講に入りました。このときも短答試験の 問題を並行しながら解いていました。論文マスター自体は予習、受講、復習と取り組み、基礎マス ターとは反対に復習に力を入れました。ただその際に基礎マスターの復習の時間を減らしたため、 論述等の暗記に不安がありました。そのため論文マスターで用いた重要表現は正方形の付箋に書い て、勉強机の正面の壁に貼り、頻繁に目に入るようにしました。私は暗記が苦手で、時間がかかっ てしまうので、見る回数でカバーするには付箋は良い方法だったと思います。それが終わったら、 大学院の過去問で実際に論文を書く練習に入りました。私のように短期間で勉強をするにはメリハ リをつけ、優先度を決め割り切ることが不可欠かと思います。そういう意味では伊藤塾の講義のよ うにメリハリ、ランク付けがなされた講義は非常に役立ちました

法科大学院対策について

私は名古屋大学の法科大学院しか受験していないので、その対策だけ書きます。上述のように私 が実際に名大の入試対策を始めたのは、8月下旬でした。同じく伊藤塾生で名大の大学院を受験す る予定の友人とサブゼミを行いました。そこで名大の過去問のうち問題の総評がついている過去2 年分、前期後期の問題を一科目ずつ時間を決めて、答案構成だけでなく答案を書き切り、毎日見せ 合いました。そして名大の問題が終わった後は、総評がついていて、レベルが近そうな所というこ とで、受験の予定は私も友人もありませんが、神戸大学の問題に取り組みました。そして入試一ヶ 月前の10月に入ってからは答案を見せ合うのはやめ総復習に入りました。とはいえ最初の方はな かなか答案が書けないことが多くありました。書けない原因は当然勉強不足ですが、それだけでな く時間配分や実際に答案を書くことに苦戦している面もありました。答案構成はできたが、最後ま で書けないというような場合や、名大の憲法、行政法には字数制限があるので、制限のせいで、当 てはめが薄いというような場合です。他にも答案に起こす際に接続詞に詰まるということも多々あ りました。勉強不足自体は短答問題の周回や論文マスターの復習、重要表現の付箋による暗記等で 解消していけたと思います。接続詞や時間に関しては、論文を毎日意識しながら書くことで、終盤 や本番に苦労することは減りました。実戦感覚を養う中でこれらの課題には対処できたかと思いま す。友人と見せ合う際には、互いの答案を見ながら、意見をし合いました。また「本番はここまで は書けなくては」ということや「ここをもっと重点的に書くべきだ」というような議論をしました。 一人で時間内に必死に書いたものだとそうした点に偏りが生ずるので友人と学習するのはモチベー ションの点も含め非常に効果的だったと思います。また友人も伊藤塾のテキスト、論文の書き方を しているので、そうしたズレが生じないというのも効果的な学習につながったと思います。  

おわりに

ひとまずは法科大学院に合格できたことで、自分の勉強の方針、感覚が間違っていなかったとい う点で一安心です。短期間での挑戦だったので、不安なときもありましたが、友人の協力や伊藤塾 の講義によるメリハリが私を合格させてくれたのだと思います。しかし司法試験をみたとき大変な のはこれからだと思うので、気を引き締めていきたいです。立派な法律家になるには司法試験に合 格することが必須なので、それを第一に、ぶれずに取り組みたいと思います。