本試験を意識して、伊藤塾の講座を活用することが大切です。

法科大学院ルートで司法試験合格

D.N さん

合格者イラスト
私立大学法科大学院(既修)修了
◆出 身 大 学 /私立大学文系学部卒業
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私は、法科大学院在学中の平成23年度の予備試験に合格し、平成24年3月に法科大学院を修了した後、平成24年度の司法試験に上位で合格しました(上位2%以内)。
私が法律家を目指した理由は、社会からの支援に閉ざされている人々に手を差し伸べたいという単純な発想です。社会による無関心の対象となる人々は、誰に支援を求めてよいのかもわからない場合が多いと思います。そのような人々のために働きたいと考えました。

私がとった勉強方法

具体的目標を持つこと

何かを成し遂げようとするとき、その目標が具体的であればあるほど、その達成への道筋・過程もより具体的に見えてきます。
例えば、単に司法試験の合格を目指して勉強している人と順位1ケタで合格することを目指して勉強している人とでは、自分がやるべきと考える勉強方法について違いが生じてくると思います。
なぜなら、後者の場合、他の受験生より、勉強量・学習効率を上げていかなければならず、そのために自分がどのようにしなければならないのか考えなければなりません。その考えの先に、1ケタ合格に向けての具体的な工夫策が出てくると思います。
上位で受かる必要がないと思っている方でも、また、成績が上がらずに悩んでいる方でも、まず具体的目標を持って、ではそれを達成するためには具体的にどうすればよいのかを考えてみるとよいかもしれません。

本試験問題を常に意識すること

伊藤塾のテキスト(基礎マスターなど)や問題集(論文マスターなど)は、それ自体合格に必要十分な知識・ノウハウが詰まっているといえます。 
しかし、教材がいくら優秀であっても、試験に(上位で)合格できるかどうかは、それを使う人に依存しているといえます。ただ単に教材を繰り返し眺め、問題を繰り返しやるだけでは、本試験を上位で突破できる力はなかなか身につかないのではないかと思います。基礎マスターや論文マスターにある知識・問題処理方法を単に身につけただけでは、本番には耐えられません。何故かは、本試験の問題をご覧になっていただければ一目瞭然だと思います。本試験では、受験生の知識の有無を試しているのではなく、受験生の法的な基礎知識(条文、判例、学説など)を前提に、初見の具体的事例について、事案を分析し、論理的かつ説得力ある道筋を示せるか否かを試しています。
したがって、基礎マスターや論文マスターなどで勉強する際には、本試験だったらどのように問われるだろうか、その時どのようにアプローチすればよいのかということを常に意識して勉強することが大切だと思います。

最後に

ここで述べたことは、あくまで私自身の考えや体験に基づくものであり、これが合格への明確な道筋ではありません。合格できるか否かは、各受験生の工夫と努力にかかっています。
司法試験合格にまで至るには、伊藤塾の講座・教材と各受験生の努力・工夫との二人三脚でなければなりません。武器は揃っているはずです。あとは、各受験生がそれをどのように使って、本試験問題という牙城を崩すかにかかっています。各受験生全員が、軍師でなければならないと思います。
これからの受験生の方々のご健闘を願っております。