働きながらでも、スキマ時間を使えば、意外と時間は確保できます

予備試験ルートで司法試験合格

W.Y さん(30 歳)
 

合格者イラスト
会社員
◆ 予備試験合格時 /会社員
◆ 出 身 大 学 /大阪大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+ リーガルトレーニング、司法試験演習秋生、司法試験論文マスター、司法試験論文過去問答練

※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

はじめに

大学卒業後、企業にて法務業務に従事してきました。その中で、弁護士に相談することも多く、弁護士= 困ったときに非常に頼りになる存在との認識を持っていました。また、海外研修の機会を得て、4 ヶ月程海外で法務業務に取り組みました。その際、「法務に従事しています。」と自己紹介すると、「法務に携わっているということは、弁護士ですよね」と現地の方々に聞かれることが多く、海外では、「法務= 弁護士がやる仕事」という常識が根付いているように感じ、今後、海外でも活躍したいと思っていたことから、弁護士資格取得が必須であると感じ、予備試験・司法試験の学習をはじめました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の学修について

論文式試験対策について、予備試験と異なり、司法試験は事実の記載が多く、何をどう書けばよいのか、イメージがつかみにくかったので、伊藤塾の司法試験合格答案徹底分析講座の上位合格者の再現答案を読んで、イメージをつかみました。もっとも、書き方の大枠のイメージはつかめたものの、実際にどのように書けばよいのか、確信を持つことはできず、どうしようかと迷っていました。
そのような中で、伊藤塾のゼミに参加し、各科目の論文の書き方・特徴、また、書けなくともよい部分等について、ピンポイントで指導いただき、書き方をつかみました。当該ゼミでは、他の受験生と答案を交換して、意見を述べ合うのですが、優秀な学生の方が多く、有益なアドバイスと刺激をいただきました。

働きながらの学習方法について 

働きながら試験を受けるとなると、学生の方に比べて確かに勉強時間は取りにくいと思いますが、通勤時やお昼休みの細切れの時間を使えば、意外と時間は確保できると思います。私は、伊関講師の司法試験論文過去問マスターを聞きながら通勤していました。また、土日は、実際に過去問を解く等できる限りの時間を学習に使いました。
一番重要であると思ったのは、やらないことを決めることでした。あれもこれもやらないと思うと、焦りが生まれますし時間もなくなるため、司法試験の過去問や答練以外は、一切やらないと決めて勉強していました。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について 

私は、インターネットで講義を受講していました。通勤時等の移動の際に、講義を聞くことができ、細切れの時間を有効に使えるという点で、非常にメリットが大きかったと思います。また、講義スピードを上げて視聴することができるため、2 周目・3 周目になると、講義スピードを上げて視聴し、時間の節約をしていました。

最後に 

司法試験の当日は、なんだかんだで緊張し、考えられないようなミスをしてしまうことがあると思います。私は、刑法において、終了時間を30 分勘違いし、残り5 分のアナウンスが流れた際に、丙の罪責については何も記載できていない状況でした。とりあえず、書けるだけ書こうと思ったものの、腕が震え、文字が書けない状態が1 分程続き、結局、丙の罪責の記述については壊滅的な出来になりました。終わったときは、やってしまったと思いましたが、まぁ、笑い話になるからいいかと気持ちを切り替えて、次の科目に集中しました。
このような大きな失敗をしても合格できていましたので、本番での1つや2 つの失敗は合否に影響しないと思います。失敗しても、気にすることなく、次の科目に集中することが何より大切であると思います。