法律学の楽しさを学びながら効率良く
知識を蓄えられるのが伊藤塾です

法科大学院ルート 予備試験ルートで司法試験合格

兼松 勇樹 さん(24歳)
 

合格者イラスト
東京大学法科大学院(既修)3 年在学中
◆ 予備試験合格時 /東京大学法科大学院(既修)2 年在学中
◆ 出 身 大 学 /慶應義塾大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、
司法試験演習秋生、司法試験論文マスター、司法試験論文過去問答練
※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

はじめに

言葉には無限の力があると信じ、言葉の力を使って社会に貢献したい、人々の力になりたいという意志の下、高校生の頃、直感的にかっこいいと感じていた法曹の仕事に関心を持ち始めました。大学1 年生の春に塾長が大学に講演会にいらっしゃった際に、「この先生についていけば、きっと夢が実現できる!」という強い印象を受けました。そして、伊藤塾に入塾しました。秋からの入塾でしたが、伊藤塾での勉強は非常に効率良く、かつ楽しく取り組むことができました。そのため、伊藤塾を利用することは、 法律学の楽しさを学びながら、効率良く知識を蓄えられることがメリットだと感じています。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の学修について

基礎マスター講義で習得した知識は、予備試験、そして司法試験に合格する時まで、私の核になっていた部分です。塾長は度々、盤石な基礎固めということの重要性をおっしゃられていました。基礎マスターの知識を的確に押さえることは、その先の勉強においても、また未知の問題に出くわした時にも、大きな力になってくれるものだと思います。 実際にも、予備試験、司法試験の論文式試験でその重要性を実感することができました。自分の中では応用論点を上手く処理することができず、あまり完成度の高さを感じられなかった科目もありましたが、蓋を開けてみると、評価がとてもよかったということもありました。これは、基礎的な知識、原則論を的確に示し、基礎から考える姿勢を見せることのできる受験生は意外と少ないということを表していると思います。応用的な知識をたくさん広げることよりも、その幹となる基礎的な部分をしっかり押さえることこそが、予備試験や司法試験合格への近道だと思います。少しでも早く合格を掴みたいというのであれば、とにかく基礎的な知識を固めることをおすすめします。

論文式試験対策について

論文式試験においては、法律知識の他に、日本語の使い方や、文章を論理的につなげていく構築力も求められてきます。そして普段学習する法律論点が、当該事案において、なぜ問題になるのかということを原則論から的確に示すことは案外難しいものです。そのため、多くの問題を解き、実際に答案を作成してみることで、自己の文章力は格段に上がったと感じています。また、この力さえ身につけば、現場で未知の論点に出くわした際にも、自分の考えの道筋を採点者に伝えることができ、考える姿勢をアピールできると思います。

最後に 

これまでの体験記でも繰り返し書かせて頂いておりますが、どの段階においても、何より大切なことは自分を知るということに尽きます。すなわち、計画性をもって時間を有効活用した学習をするためにも、自分の学習状況、周りと比べた相対的な位置はもちろんのこと、仕事や趣味や大学生活の状況、性格、現在の精神状態、直近の目標など、何度も自分の中で問い続けることが大切だと思います。それによって、自分には今何が必要なのか、何を優先的に取り組むべきなのかを自ずと把握することができると思います。学習法に正解はありません。自分のペースで、自分なりの学習方法を見つけ、それを最後まで信じて大切にしてほしいと思います。