伊藤塾のインターネット講義のおかげで、授業の空き時間や寝る前など、時間を有効活用することができました。

法科大学院在学中

 U.T さん

私立大学法学部、国公立大学法科大学院(未修)3年在学中

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。


はじめに

 法律家を目指したのは、知人に弁護士として働いている方がおり、その方の影響を受けたためです。依頼者の方の人生を左右するような仕事に真剣に向き合い、幸せな人生を送っていただけるように努力する弁護士という職業に強い憧れを抱くようになりました。
 予備試験対策として伊藤塾を選択した理由は、以前に法科大学院の入試の際にも伊藤塾の講座を利用しており、その時の印象がとてもよかったためです。また、周囲の人間も伊藤塾の講座の質の高さを話しており、その影響も受けました。伊藤塾の講座は、質の高い講座の内容と親切な資料が素晴らしく、自分の確かな実力アップにつながります。

私がとった勉強方法 

基礎的な法知識・法理論の修得について

 日常の勉強について気をつけていたのが時間の管理です。予備試験では法律基本7科目と法律実務基礎科目という、非常に広範囲をこなさなければならないので、毎日少しでも無駄な時間を減らし勉強時間を確保することが重要です。そのため、私は勉強中にストップウォッチで実勉強時間を細かく計りました。実際の時間を計ることで時間を意識し、無駄な時間を減らすことができます。私は毎日最低8時間は勉強するように気をつけました。
 また、科目は少しずつやるのではなく、とりあえず全範囲を学習することが有益でした。というのも、民事実務科目の勉強により民法・民事訴訟法の理解が進む、民法の中でも親族法の勉強をしてから総則の理解が進む、ということがよくあったからです。そして、ひとつの科目をやる際、他の科目との関連性を考えながら勉強することで確かな理解につながると思います。   

短答式試験対策について

 短答式試験で重要なのは正確な知識をつけることです。対策としては、論文用の知識に加え、司法試験の短答過去問と条文の読み込みが有効だったと思います。私は毎日寝る前に司法試験の過去問を時間を計って20問解いていました。短答式試験は細かい知識も出るので非常に時間がかかりますが、ここで身につけた知識は、論文を書く基礎力となったと思います。  

論文式試験対策について

 論文試験対策について重要なことは、何よりも実際に時間内に答案を書きあげることです。何枚も書いているうちに、法律文書の構成がわかり、また論点の理解も進みます。そのための教材としては、伊藤塾の試験対策問題集が有用です。この問題集により、基礎的な問題から応用的な問題まで幅広く勉強することができます。予備試験は憲法や民事訴訟法など司法試験に近い方式の問題も出題されるため、司法試験や予備試験にも対応した試験対策問題集は非常に有用でした。  

法律実務基礎科目対策について

 私は一般教養対策はほとんどしませんでした。というのも、短答式試験は一般教養科目が駄目でも法律科目で点を稼げば十分突破できるからです。具体的には、法律科目で7割程度とれば一般教養は4割程度でも十分短答は突破できます。予備試験では論文式試験などで短答の点数は考慮されないため、莫大な範囲の一般教養をやるよりは法律科目で確実に点を取ることが重要だと思います。
 一般教養の論文式試験では、小論文を書くため事前の対策は難しいです。しかし、普段法律科目の答案を書いているうちに、論理的な文章を作成できる力や文章の読解力が身につき、一般教養試験でも役立つと思います。

一般教養科目対策について

 私は一般教養対策はほとんどしませんでした。というのも、短答式試験は一般教養科目が駄目でも法律科目で点を稼げば十分突破できるからです。具体的には、法律科目で7割程度とれば一般教養は4割程度でも十分短答は突破できます。予備試験では論文式試験などで短答の点数は考慮されないため、莫大な範囲の一般教養をやるよりは法律科目で確実に点を取ることが重要だと思います。
 一般教養の論文式試験では、小論文を書くため事前の対策は難しいです。しかし、普段法律科目の答案を書いているうちに、論理的な文章を作成できる力や文章の読解力が身につき、一般教養試験でも役立つと思います。
 

口述試験対策について

 口述試験対策としては、民事手続と刑事手続を正確に理解することが必要です。そのために最も重要なのが条文の読み込みです。また、民事の要件事実は新問題研究要件事実や紛争類型別要件事実などで押さえる必要があります。これに加え、重要なのが事前に受験することです。私は伊藤塾の口述模試により、本番前に口述形式の試験を経験できたことが非常に貴重な時間となりました。  

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて 

 私は法科大学院に在学中に予備試験を受験したので、授業との両立に少し苦労しました。しかし、伊藤塾ではインターネットで受講できるため、授業の空き時間や寝る前など、時間を有効活用することにより両立することができました。そのうえ、何度でも倍速で受講できるので、繰り返し受講することで力を伸ばすことができました。

司法試験受験の準備として 

 司法試験の準備としては、まず何よりも長文の問題になれることと過去問の検討が重要です。これらについて、伊藤塾は司法試験論文過去問解析講座、ペースメーカー論文答練など非常に有益な講座を開講されておられますので、これらを利用しつ勉強していきたいと思います。

合格後を見据えて 

 合格後は、倒産や労働関係など、幅広い分野で依頼者の方の力になれるような弁護士になりたいと考えています。このように将来像を持つことは、伊藤塾の提唱される「合格後を考える」という視点を持ちながら勉強することにつながります。このような視点は、モチベーションが落ちてきたときなどに、将来の自分を思い浮かべ、諦めずにやりきる力になると思います。

最後に 

 自分の勝因をあげるならば、法律実務科目で論文や口述試験でしっかりした成績を残せたことだと思います。法律実務科目は受験生にはなかなか取り組みにくい科目です。しかし、私は予備試験口述模試、3時間でマスターする刑事・民事実務条文など、伊藤塾の講座のおかげでこうした力を身につけることができました。合格は伊藤塾の支援なくしてはなかったと考えています。