あなたの頑張っている姿に勇気をもらっている人は、きっとたくさんいます。

法科大学院ルートで司法試験合格

山田 和哉さん(36歳)
 

合格者イラスト
神戸大学法科大学院(既修)修了

◆出 身 大 学 /京都大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生、司法試験短答答練 など
  ※プロフィールは、2011年合格時点のものです。


法律家を目指したきっかけ

私が法律家を目指したきっかけは、法律を使った仕事をしたいという漠然とした憧れでした。私が受験勉強を開始した頃、法科大学院制度はまだ存在せず、受験指導校を利用するのが一般的でした。その中で、パンフレットで見た伊藤塾長の熱い思いに共感し、伊藤塾を選びました。 
その後、不合格が続き一度受験を断念。行政書士として開業しましたが、仕事をしていくうちに法曹への思いは更に強くなり、再び司法試験への挑戦を決意。33歳にして法科大学院に入学しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得

基礎的な法知識・法理論の修得のためには、重要な概念を記憶すること、要件と効果の関係を常に意識すること、制度趣旨からの論理的思考をすることが重要だと思います。
私が伊藤塾の基幹講座を受講したのはもう10年以上前になりますが、当時はついていくだけで精一杯で、これらのことができていませんでした。後にこれらを意識した勉強を始めると、基礎マスターなどのテキストがエッセンスを凝縮した効率の良いものであることに気がつくようになりました。
特に、記憶すべき重要概念は、基礎マスターテキストに選ばれたものが掲載され、講義の中でランク付けがされるので、そのランク付けにしたがって優先度を決めて記憶すれば自然と必要な知識が身につきます。 
論理的思考の修得には、法科大学院の講義が役に立ちました。対話型演習形式の講義では、教授をクライアントと考え、言葉を切らずにその場で考えて必ず何かを話す、ということを実践していました。分からないと黙りこんでしまう人が多いですが、その場で制度の根本からの自分の思考過程を言葉で表現することは、論理的思考の良いトレーニングになったと思います。
基礎力が重要だということはよく言われますが、なにが基礎なのか、については、あまり言及されることがありません。また、ある程度勉強を進めて初めて、ここが基礎だ、という感覚がつかめてくるものです。
このように、基礎力という概念は非常に抽象的ですが、伊藤塾の基礎マスターを、上で述べたようなことに気をつけて学習を進めれば、自然と基礎力が形成されます。 

論文式試験対策について

法科大学院の試験だけでは答案を書く回数が限られますし、講評を得られないこともあります。2年次に過去問を題材にした答案の読み回しゼミをやっていました。これにより答案を書くという経験を積み、さらにより多くの人に評価をしてもらうことができました。
伊藤塾の論文対策の各講座は、単に覚えたことを吐き出すのではなく、現場で自分の頭を使って考えることを強く意識した問題作りがなされています。これらの問題を会場で制限時間内に実際に答案作成をしてみることは、答案構成力の向上に大きな効果が期待できます。
また、疑問に思った部分についてはTWO-WAY添削が有効です。答案を書き終わった直後の頭がまだ温まっている状態で、答案作成中に気になったことを直接添削者に質問することができ、これに対して添削者からの丁寧な回答がなされます。 
答案作成の練習では、時に独りよがりの理論や事実認定を展開しがちです。自分の答案をより多くの人に評価してもらうことは、答案をよりよいものにする効果的な方法であり、論文対策講座やTWO-WAY添削を大いに活用していただきたいと思います。 

最後に

自分で決めた道です。壁にぶつかっても、失敗しても、卑屈にならず、くじけずがんばって下さい。あなたのがんばっている姿に勇気をもらっている人は、きっとあなたが思うよりもたくさんいます。