司法試験を目指すなら、伊藤塾で早めに勉強を始めるに越したことはない。基礎マスターには、合格に必要な知識の 8 割が詰まっています
C.D さん（22 歳）
◆ 予備試験合格時 ／慶應義塾大学法学部 3 年在学中
◆ 出 身 大 学 ／慶應義塾大学法学部
◆ 受 講 講 座 ／司法試験入門講座本科生＋リーガルトレーニング、 司法試験演習秋生、司法試験論文マスター、 司法試験論文過去問答練など
※プロフィールは、2017年合格時点のものです。
はじめに
私は高校3年時の授業で初めて法律学というものに触れ、その理路整然さに魅了されました。「もっと法律学を学びたい」そう思った私は、 大学で法律を学ぼうと決めたのでした。そんな折、私は友人に伊藤塾に誘われました。興味を持った私は早速友人とともに伊藤塾に話を聞きに行き、司法試験を目指すならば、司法試験受験界最大手の伊藤塾で早めに勉強を始めるに越したことはないのではないか、と考えました。同時に「法律学が好きな私なら司法試験も突破できるのではないか」という根拠のない自信もありました。こうして大学1年生の春に早速入塾しま した。
私がとった勉強方法
基礎的な法知識・法理論の修得について
まず、とにかく基礎マスターを聴くために通学することを徹底しました。そして、1回の講義を真剣に聴き、わからないことがあったらその 日のうちに伊藤塾長をはじめとした講師の方々に質問すること、および 講義後はその場で必ずその日の講義の復習をし、その日やった講義の内容が思い出せるか、当該範囲のテキストの内容が理解できるかを確認することを自分に課していました。この勉強の姿勢が、基礎的な法知識の修得に役立ったと思っています。1回1回の講義に集中していたため、基礎マスターの聴き直しや基礎マスターテキストの再度の通読は特に行っていませんでした。それでも、基礎的な法知識はきちんと身についていたように思います。基礎マスターには、合格に必要な知識の8割程度が詰まっているのではないかと感じています。
論文式試験対策について
いくら知識を記憶しても、それを答案上に表現できなければ点数はもらえません。伊藤塾の論文マスターの教材「問題研究」や答練の解説冊子に記載の答案例は、いずれも実用的なものばかりです。私は「仮に 同じ問題が再び出題されたら絶対に解けるようにする」という精神のもと、「問題提起」、「論証」、「あてはめ」を三位一体と考え、上記答案例をベースに、自分が覚えやすい形に適宜加工したうえで、これらを科目ごとにノートにまとめていました。そして、コンプリート論文答練 および論文直前答練で、これらが採点者に伝わる形で表現できているかを確認していました。伊藤塾の答練の採点は丁寧で、かつ的確だったので、採点でダメ出しされた論証を、優秀答案と答案例を参考にしながら修正する、という作業はよく行っていました。
学生生活との両立について
大学の試験に対しても真摯に取り組んでいました。法律家を目指す以上、大学の法律科目の成績でA評価をとれなければ話にならないと考えていたからです。大学の授業・試験に真摯に取り組むと、新たな発見など勉強になることが多々あり、それらが実際に答案に活かされたこともあります。
最後に
予備試験・司法試験に合格するということは決して難しいことではないとは思いますが、それでも相当程度の時間を割かねばならないことは間違いありません。受験生の方は一度覚悟を決め、その後は合格に向けてアウトプット重視で頑張ってください。