大学で開催されていた伊藤塾のガイダンスで、予備試験に興味を持ちました

\ 予備試験ルートで司法試験合格 / 
 予備 大学在学中合格

T.Y  さん

合格者
大阪大学法学部卒業
◆ 予備試験合格時 /大阪大学法学部4年
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング・司法試験演習秋生・司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

大学入学当初は司法試験を目指そうと決めていたわけではありませんでしたが、大学で開催されていた伊藤塾のガイダンスに参加し、予備試験に興味を持ちました。高校生の頃から、知識と経験を武器に腕を磨き、その力を困っている人を助けるために役立てられる弁護士に漠然とした憧れがありました。また、大学受験が不完全燃焼だったこと、部活など大学生活で他に打ち込めそうなものが見つからなかったことなどから、予備試験に向けて勉強したいと思うに至りました。途中でやめても未開講部分の受講料については返金されるとのことでしたので、向いていなかったらやめたらいいやという比較的軽い気持ちで、大学1年生の6月に入塾しました。

私の勉強方法

〈基礎学習について〉

(1)基礎マスターの学習法
大学1年生の6月に入塾したものの、夏には1ヶ月以上留学したり、サークルやバイトもそれなりに熱心に取り組んだりしていましたので、通学受講生ではあるものの、カリキュラムについていくことができず、ほとんどWebフォローで2倍速で受講していました。大学の空きコマを利用して、図書館で受講することがほとんどでした。基礎マスター受講時は、予習はせず、復習も次の講義を聴く前にテキストをさらっと見直す程度で、講義中に理解することに集中していました。
(2)論文マスターの学習法
論文マスターの学習法としては、予習段階では手も足も出ない状態でしたので、問題を読んで、基礎マスターの関係のありそうなところを読み込みつつ、自分なりの答案構成を作るという作業をしていました。復習段階では、レジュメや答案例を読み込み、答案例をノートに整理し直していました。一通り受講し終わった科目については何度も解き直し、理解が足りなかった部分については基礎マスターテキストを読み返し、論文ナビゲートテキストに情報を一元化していきました。私には勉強仲間や先輩がいなかったため、勉強方法については、合格者の方のブログなどを参考にしていました。
(3)失敗した点
短答式試験対策については、予備試験2ヶ月前くらいから、伊藤塾の短答式過去問を使って対策をはじめました。間違った問題にはチェックをつけつつ、理解できていないと感じるたびに基礎マスターに戻って、基礎マスターテキストに付箋をつけていきました。しかし、基礎マスターを重視する反面、六法の条文を軽視しがちであったと反省しています。司法試験対策時には判例六法を読み込んだことで、予備試験時よりもかなり成績が上がりました。

〈司法試験に向けた学習について〉

(1)司法試験対策に必要となる勉強
司法試験対策に必要となる勉強は、選択科目の勉強と、過去問学習であると思います。過去問学習については、予備試験合格者の方と自主ゼミを組んで答案を添削し合ったりすることで、自分の答案を客観視することができるようになりました。選択科目については、基本書を読んで自分なりの論文ナビゲートテキストを作る感覚でレジュメにまとめていました。
(2)失敗した点
選択科目について、私は一番興味のあった経済法を選択しました。今まで試験勉強は専ら伊藤塾のテキストで行っていたので、テキストが出版されていない経済法を一から自分で勉強するのはかなり苦労しました。なかでも、基本書の選択については、事前リサーチを怠ったために、受験生にとってあまり一般的ではないものを選んでしまい、過去問を解く段階になってまごつくことがありました。これから選択科目の勉強をされる方には、基本書の選択や勉強法について、合格者の方にアドバイスをもらってから勉強をはじめることをおすすめします。

予備試験を目指した理由

私は大学受験時に第一志望の大学に不合格でした。センター試験の後から二次試験までの間、勉強を怠けてしまったことが原因だと考えて、大学に入ってからもそのことを後悔していました。自分はここ一番のところで頑張れない人間なんだと感じ、それがとても嫌でした。そんな折、伊藤塾の予備試験ガイダンスに行って予備試験の存在を知り、この難関資格に合格すれば、この気持ちを払拭できるのではないかと思ったことが、一番大きい理由です。

おわりに

伊藤塾のテキストは、試験との関係での重要性から各項目にランク付けがされており、何を勉強すればいいかで迷うことは全くありませんでした。そのため効率的に勉強することができ、大学生活を充実させつつも在学中に予備試験に合格し、今年、無事に司法試験に合格することができました。これから修習や実務において法律の知識を深め、経験を積み、社会に貢献できる法曹となれるよういっそう努力します。お世話になった講師の方々、スタッフの皆さま、誠にありがとうございました。