私は地方大学出身の40代半ばを過ぎたおじさんです。伊藤塾を信じて、自分を信じて、合格できました

\ 予備試験ルートで司法試験合格 / 
 予備・司法 働きながら合格

M.S  さん

合格者
自営業
◆ 予備試験合格時 /自営業
◆ 出 身 大 学/北海道大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング・司法試験演習秋生・司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

仕事柄、弁護士の方々とも知り合う機会が多く、実務の現場で窮地に陥った人の力になられている姿を見て、私も弁護人・代理人としての立場で、理不尽な思いをされている方に寄り添い、力になることはできないかと考え、予備試験ルートでの司法試験合格を志しました。行政書士試験を受験し終えた2015 年11 月に、行政書士で身につけた知識を司法試験に活かしたいと思い、入塾しました。

私の勉強方法

〈基礎学習について〉

途中入会したため、基礎マスターは追いつくのに大変でした。まずライブで進行中の講義についていくこと、すでにライブが終了した憲法と民法については、計画表を作成して、3月までに追いつくべくスケジュール管理をしました。またインプットのために、講義終了ごとに定義カードを作成し、知識の記憶・定着に努めました。
司法試験を受け終わってみて痛感したのは、やはり「基礎」の重要性でした。勉強しているとついつい発展的な分野に興味をもってしまい深追いしてしまいがちです。しかし、B+以上の重要論点や定義、判例を確実に押さえることが大切で、発展的な分野では差がつきません。でも受験勉強中は、何が基礎なのかを見落としがちで、ついつい発展的な(ある種、魅力的な)分野に足を踏み入れ、遠回りをしてしまいがちです、私もそうでした。多少の遠回りはやむを得ないとしても、いつも基礎に戻るという姿勢が大切かなと思います。

〈司法試験に向けた学習について〉

B+以上の論証や定義、判例を確実に押さえることが重要で、そのためには、繰り返す勉強が必要になると思います。私の場合は、論文マスターを予備試験・司法試験を通じて何度も繰り返し、その処理手順を身につけることができるように努力しました。
私は司法試験全国統一模試がE判定でした。しかし、そこから合格に持っていけたのは、強い危機感を抱いたためで、「このままじゃやばいぞ」と思わせてくれたのが模試でした(E判定から合格した人ってそう多くはないと思いますので、「そんな奴もいるんだ」と皆さまの自信になってもらえればと思います)。模試の後、インプットがまだまだ不足していると感じたため受講したのが、秋島講師の基本書・百選で学ぶ重要分野完成講義です。この講義、知る人ぞ知るという感じですが、内容が秀逸です。パワーポイントを使った丁寧な解説で、かつ論文でどう書くかを意識して解説がされています。加えて、本試験を毎年的中させています(令和元年も、商法はブルドックソース事件が的中)。一通りの学習が終わった人が受講(特に、商訴)すれば、大きな力となってくれると思います。

働きながらの学習方法について

平日は、なかなか時間が取れず、もどかしい日が多かったです。移動時間や待ち時間などの細切れ時間で、論証や定義を貼り付けた手帳を見たり、判例百選を読んだり、講義を1. 5倍速で受講したりと時間を有効活用するように努力しました。司法試験の過去問を、実際に書く時間を作るのには苦労しました。おもに朝の時間を使って集中して書くようにしました。

予備試験を目指した理由

法科大学院に行く時間も、お金もなかったですし、法科大学院に行くより予備試験の方が合格率が高いため、それなら手っ取り早く予備試験ルートで司法試験を目指そうと思いました。
伊藤塾は、予備試験ルートでの司法試験に特化したカリキュラムがあるので、基礎マスター→論文マスター→コンプリート論文答練・論文直前答練→口述模試というカリキュラムに沿って勉強を進めたら、合格していました。

おわりに

私は、基本書には一切手を出さず、伊藤塾のテキスト、判例百選のみで司法試験に合格することができました。「頭のよい人は違うよね」ではないのです。私は地方大学出身の40代半ばを過ぎたおじさんです。有名難関大学の学生でも、20代の頭の柔らかい若者でもなく、記憶力の低下した、頭の固い年代に属します。申し上げたいことは、何度も同じ教材を繰り返すことです。特に論文マスターは司法試験突破に向けた基盤となる講義だと思います。基礎マスター段階ではあやふやだった知識も、論文マスターを受講することで理解することができ、繰り返すことでその理解が深まったと感じています。
受験勉強ができるということは幸せなことです。その環境に身を置かせてくれた家族や、仕事先にまず感謝し、基礎知識を教えていただき、論文を書けるようにご指導いただいた、伊藤塾の講師の皆さまに感謝しています。
月並みなアドバイスですが、伊藤塾を信じて、塾を選んだ自分を信じて毎日勉強していれば、気づけば合格している、そんな試験ではないかと思います。本試験までは、答練も模試も明後日の答案ばかり書いて、およそ合格水準に達していなかったこんな出来の悪い私でも合格できました。だからあなたも大丈夫です。頑張ってください。