50歳を機に一念発起。受験資格喪失も予備試験ルートで司法試験合格

\ 予備試験ルートで司法試験合格 /

M.O さん

合格者
上智大学法科大学院(未修)修了
◆ 予備試験合格時 / 上智大学法科大学院(未修)修了
◆ 出 身 大 学 / 青山学院大学経済部
◆ 受 講 講 座 / 基礎マスター法律基本科目・司法試験演習秋生・司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

私は大学卒業後、米国の大学院でMBAを取得した後に外資系の金融機関で25年間勤務しました。50歳になるのを機に第二の人生を歩みたいと考え、一念発起して当時の勤務先を退職しました。金融の世界における「得か損か」ではなく、「フェアかアンフェア」が問われる法律の世界に関心をもつに至り、法科大学院にいわゆる純粋未修として入学しました。しかし、現実は厳しく、修了後5回受験するも合格することができませんでした。そこで、予備試験からリベンジすることを決意しました。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

法科大学院修了による受験資格を喪失した後は、とにかく基本的知識の反復学習に回帰しました。具体的には、各科目とも薄手ではあるものの網羅的な基本書と判例集を繰り返し読み、基本的知識の修得に努め、定期的に短答の過去問を集中的に解くことによって修得度の確認を行いました。また、憲法、民法、刑法については、すでに弁護士になっていた法科大学院時代の同級生のすすめもあり、伊藤塾長の基礎マスターを受講しました。これにより当該科目の基本的知識の修得にとどまらず、法律的問題に対する解決アプローチを学ぶことができました。率直に言って、伊藤塾長の基礎マスター受講がその後の予備試験、司法試験の一発合格に直結したと思います。基本書と判例集を使った学習、基礎マスターの受講いずれについても反復することが最も重要だと思います。特に私の場合は高齢ということで記憶力も減退しており、反復学習の重要性を強く意識し続けました。

〈司法試験に向けた学習について〉

法科大学院修了による5回の受験資格を喪失した後は、過去問以外については伊藤塾のペースメーカー論文答練と司法試験全国統一模試しか答案を書く練習をしませんでした。ペースメーカー論文答練は良問揃いですし、本番に近い緊張感も経験することができます。率直に言って、多くの市販問題集に手を出すのは費用対効果が高くないと思います。私自身、法科大学院修了による受験時代は、たくさん答案を書かなければならないという強迫観念に襲われ、数多くの市販問題集に手を出して失敗したと自覚しています。

おわりに

伊藤塾長の基礎マスターを受講したことは、基本的知識の修得に役立ったのみならず、法律家になりたいという思いをさらに強くすることにつながりました。伊藤塾長が講義中になさる雑談のようなお話もすべてが興味深く、法律家という仕事の素晴らしさを実感させるものでした。この貴重な経験を活かし、司法修習を無事終了して「フェアネス」を追求する法律家になりたいと思います。