はじめに

契約書の作成など法律に関わる仕事をしているうちに、もっと専門性を高めたいという思いが生まれ、司法試験を目指すことにしました。また、弁護士として活躍している友人が、いきいきと仕事に取り組んでいるのを見て、羨ましく感じたのもきっかけでした。伊藤塾は他の受験指導校と比較しても、圧倒的な合格実績があったので、大学で法律を学んでいない自分でも合格できるのではないかと思い、司法試験入門講座に申し込みました。

私の勉強法

<基礎学習について>

入塾から半年かけて、基礎マスターを全て視聴しました。倍速で視聴していたため、1回聴いただけではわからない、覚えきれないということも多かったですが、とにかく先に進んで、予備試験短答過去問で反復演習を行う方針にしました。その結果、全科目の内容を早期にさらうことができたので、自信につながり、学習を継続するモチベーション的にも良かったと思います。基礎マスターの視聴が終わった後は、とにかく短答過去問の演習を繰り返しこなし、基礎の定着を図りました。伊藤塾の問題集は解説が充実しており、間違えた問題の解説にマーカーを引いて、後日まとめて読み直すだけでも、かなり力がつきました。その結果、学習から1年目の予備試験短答式試験では、目標としていた170点を大幅に上回る200点近い点数をとることができました。
 
予備試験短答過去問の演習が落ち着きはじめてから、論文マスターの視聴を開始しました。最初は論文の書き方や問題分析の仕方を押さえること、そして定型的な論証パターンを暗記することを中心に、インプットを図りました。その後、コンプリート論文答練や予備試験ゼミに参加し、アウトプットを繰り返して論文式試験の実践力を高めました。

司法試験に向けた学習について

＜司法試験論文過去問マスターを受講して＞

予備試験合格からとにかく時間がなかったので、司法試験論文過去問マスターを通じて、過去問の傾向や解き方をや叩き込みました。予備試験の受験を通じて基本的な知識や思考法は身についていたので、新しく覚えることはそこまで多くなかったように思います。 

＜短答式全国実力確認テストや全国統一模試を受講して＞

本試験と傾向もレベルも同等の全国統一模試を通じて、受験生全体の中での自分のレベルを客観的に把握することができ、弱点を補強することができました。また、コロナで本試験が延期になり、少し下がってしまったモチベーションを取り戻すうえでも、第2回の全国統一模試はとても役に立ちました。 

＜その他の講座を受講して＞

司法試験ゼミに参加し、レベルの高い受験生の考え方や答案での表現の仕方を学んだのは良い経験になりました。また、同じく社会人で司法試験合格を目指す方々にも出会い、自主ゼミを通じてお互いに高めあうことができました。 

＜司法試験対策に必要となる勉強について＞

社会人として働きながらの学習ではありましたが、平日3時間、休日8時間程度を目標に学習に励みました。疲れでなかなか集中できないこともありましたが、そんな時は思い切って早く寝るなど、勉強によるストレスは溜めないように気をつけました。ある意味、受験勉強を趣味のように楽しめるかどうかが、学習継続の秘訣だと思います。

おわりに

私は伊藤塾のテキストと過去問以外は買ったことがありません。司法試験のスペシャリストである伊藤塾を信じたことが、無駄のない効果的な学習につながり、短期合格を達成できたのだと思います。