予備試験は司法試験への最短ルートになるだけでなく自分の腕試しの機会となります

\ 予備試験ルートで司法試験合格 /
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C.Kさん:東京大学法科大学院(既修)3年
◆ 予備試験合格時 /東京大学法科大学院(既修)2年
◆ 出 身 大 学 /東京大学法学部卒業

受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング
司法試験演習秋生
司法試験論文過去問マスターなど

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

私は、身近な人々の役に立ちたいという思いが強かったです。そのため、法学部に入学しました。そして、法学部で法律学の面白さに惹かれ、将来法曹の仕事に就きたいと思うようになりました。当時、周りの優秀な学生は、伊藤塾に早めに入塾し、予備試験合格を目指しており、彼らの話を聞いた結果、伊藤塾が司法試験合格への最短ルートだということを知り、伊藤塾に大学3年次に入学することに決めました。 

私の勉強法

〈基礎学習について〉

伊藤塾に入塾したものの、勉強を本格的に開始したのは、大学の運動サークルを引退した後、つまり、大学3年の10月からでした。そのため、勉強の目標を来年時の予備試験の短答合格及び法科大学院の合格としました。そのため、7、8ヶ月という短い期間で基礎マスターを一通り受講することが必要となったため、一日7、8コマを受講することを毎日続けるようにしていました。全体像を早くに確認することができるため、この方法はある程度正しかったと思いますが、講義を聴くこと自体がタスクと化していたため、定着が進みませんでした。基礎マスターの該当範囲を短答問題で復習するなどして、知識の定着を図る時間も確保すればよかったと反省しています。
 
基礎マスター同様、論文マスターも法科大学院入試のために短い期間の中で終える必要があったため、受講を急いでいました。最初の段階では、論文の作法や論文で問われやすい箇所などがわからないため、論文マスターを早めに受講し、復習することで、基礎マスターもメリハリを持って通読することができました。しかし、早めの段階で答案を書く練習を怠ったのは、後々答案作成で苦労するポイントでもありました。論文マスター受講前に答案構成することや、せめて1問は書いてみることをすればよかっただろうと思っています。 

予備試験を目指した理由

予備試験は、司法試験への最短ルートになるだけでなく、自分の腕試しの機会となるので、絶対に受けた方がよいと考えていました。
また、予備試験合格は、就職活動の際の考慮要素のひとつとなるため、将来的なメリットも大きいです。
前述した内容と同じですが、予備試験の特徴として、科目間で時間を調整することができる点、また、時間が短く論点重視の答案で合格できる点があります。そのため、予備試験の際には、得意科目はA判定、苦手科目は守りきるという意識で、論点を中心に勉強していました。
しかし、司法試験では、科目ごとにそれぞれ2時間である点、また、具体的事実が多く、説得力が求められる点が予備試験と違う点です。そのため、苦手科目を得意科目で誤魔化すことができないため、苦手科目は基礎から固め、また得意科目は具体的事実の適用が説得的にできるかを中心に、学習を進めていました。 

司法試験に向けた学習について 

〈ペースメーカー論文答練を受講して〉 

予備試験合格後にペースメーカー論文答練を受講しました。普段はなかなか論文の時間を確保できない、また、論文を解くのが億劫で机に向かえない人は、教室に行って、ペースメーカー論文答練を受講することをおすすめします。論文を半ば強制的に毎週書くというのは、論文作成経験の未熟な私にとって、大変ありがたいものでした。また、司法試験の過去問演習にも繋げられますし、次年度の司法試験の予想問題も兼ねているかと思いますので、大変よい講座でした。
最初、論文の演習講座に参加する際には、大きな壁があると感じがちです。しかし、実際に決められた時間に半ば強制的に書くという経験は早期合格の糧となるので、なるべく答案演習講座は早いうちから受けるべきかと思います。

〈短答式全国実力確認テストや全国統一模試を受講して〉

司法試験は、論文が勝負になると思い、論文演習を中心に行いました。具体的には、ペースメーカー論文答練の毎週の受講、司法試験の過去問演習で実践を踏まえた学習をする一方、今まで使っていた論証集の詰め込みを行って土台部分を固めていました。また、予備試験で苦手科目、得意科目が浮き彫りになった点や、司法試験では選択科目が増える点を考慮し、苦手科目や選択科目は、早いうちに基礎から見直すようにしました。
短答式は、伊藤塾の模擬試験をひとつの区切りとして勉強をしました。実際に模擬試験を受講した結果、短答特有の知識の抜けが多く見られたため、直前期はそこを詰めることもできました。 

おわりに

伊藤塾を利用することで、自分が想定していた司法試験合格までの最短ルートを行くことができたかと思います。ありがとうございました。