基礎段階から知識の修得には短答の過去問や、
論文式の問題を活用することが重要

\ 予備試験ルートで司法試験合格 /
顔アイコン
合格アイコン

 D.Jさん:会社員
◆ 予備試験合格時 /会社員
◆ 出 身 大 学 /早稲田大学法学部卒業

受講講座
司法試験入門本科生+リーガルトレーニング、司法試験論文過去問マスター、司法試験演習秋生など

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

もう17年ほど前になりますが、大学2年生から旧司法試験の受験のために伊藤塾に通い始めました。学生時代に2回挑戦したものの、いずれも論文試験で不合格となり、その後は就職をして働いていました。今回再度司法試験を受験することに決めたきっかけは、元々、学生時代に全力で司法試験に取り組んでなかったという後悔がずっと残っていたことと、友人の弁護士から予備試験も言われているほど難しくないから一度受けてみたらどうかと言われたことです。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

 かつての勉強の記憶は遠い過去のものとなっていたため、基礎学習の段階から初心者の気持ちで取り組みました。今振り返ってみるとこの基礎段階の学習が、合格に最も直結するのではないかと思います。基礎段階の学習ではどうしてもインプット重視の学習になってしまいますが、正直インプットのみの学習は極めて効率が悪いと思います。基礎段階から知識の修得には短答の過去問や、論文式の問題を活用することが重要だと思います。短答も論文も最初は全く解けなくて当然ですが、答えを見ながらでも、どのように今学習している部分の知識が、具体的な問題で問われているのかを意識することが後で役に立たってくるという印象です。論文の問題は最初から過去問を使用するのはややハードルが高いので、短文事例問題集を活用すると良いと思います。
 基礎学習を一通り終えたら後はやることは過去問が最優先事項になります。過去問を分析していくことが合格に直結します。過去問は早く取り組めば取り組むほど良いと思います。学生時代に私が司法試験に不合格となり、社会人となり時間も体力も学生時代よりも劣るにも関わらず合格できたのは、この過去問にきちんと取り組んだかどうかの差だと思います。よく、はやめに過去問はやらずに直前にとっておくといった発言をする人がいますが、このような意見を聞いてはいけないと思います。まず第1に過去問があって、基本書や百選はあくまでおまけに過ぎないと思います。

働きながらの学習方法について

 仕事との両立で一番の問題となるのはやはり時間の捻出だと思います。自分の生活を振り返ると意外と無駄にしている時間が発見できたりするので、なんとかそれでやりくりしていくしかないかなと思います。  

予備試験を目指した理由

社会人であったこともあり、法科大学院に通う時間の捻出が困難であったことと、経済的にも予備試験経由の方が有利であることから、法科大学院に通うことは一切考えずに予備試験合格ルートのみを最初から考えていました。 

司法試験に向けた学習について

〈司法試験論文過去問マスターを受講して〉

司法試験論文過去問マスターは過去問分析をすすめるうえで大変助けになりました。まずはこの講座の過去問で何を問われていたかを把握するとともに、自分なりに何をどこまで現実的に書くことが可能か、何を書けば合格ラインにのることができるかを考えることが重要だと思います。 

〈短答式全国実力確認テストや全国統一模試を受講して〉

 全国統一模試は本番と同じ時間配分で行われることから最高のシミュレーションになりました。私はこの模試を受けるまで、予備試験も合格しているし、司法試験は大丈夫だろうと高をくくっていましたが、結果は合格ラインを下回ることになり、ここで気合を入れなおすことができたことが良かったと思います。

〈その他の講座を受講して〉

 予備試験の口述模試がとても役に立ちました。口述試験の緊張感は司法試験系の全ての試験の中でトップクラスだと思いますが、口述模試のおかけでなんとか切り抜けることができたように思います。

〈司法試験対策に必要となる勉強について〉

 私もそうですがどうしても勉強となるとインプット中心に油断するとなってしまいますが、やはり合格に直結する勉強はアウトプットです。日頃から自分の勉強がインプットによりすぎていないか、常に確認するようにしていました。

おわりに

 やはり多くの合格者を輩出し、蓄積されたノウハウが伊藤塾にはあるので、合格に必要な情報が伊藤塾には全てあると言っても過言ではないと思います。自分の足りない部分を埋めてくれる講座が伊藤塾には必ずあるので、それを積極的に活用すると効果が大きいと思います。私の受験は家族の協力なしには実現しませんでした。家族にはほんとうに感謝をしたいと思います。