やればできる、必ずできる!

\ 予備試験ルートで司法試験合格 /
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R.Yさん:慶應義塾大学法科大学院(既修)3年
◆ 予備試験合格時 / 慶應義塾大学法科大学院(既修)2年
◆ 出 身 大 学 / 慶應義塾大学法学部卒業

受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験論文過去問マスター、司法試験演習秋生など

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

私は、大学1年生の4月に入塾しました。受験指導校選びに際しては、インターネットで情報を収集するだけでなく、実際に校舎に足を運び担当者の方々からお話を聴き、先輩からもアドバイスをいただきました。その中で、伊藤塾に入塾した理由としては、1番の合格実績、合格後も含めたサポート体制、スタッフの方々が丁寧な対応などが挙げられます。また、大学の同級生の多くが伊藤塾に入塾しており、同級生と切磋琢磨できる環境が整っていたことも、入塾の決め手になりました。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

4月~6月の憲法は教室で受講しました。週3回の講義を教室で受講した場合の大学生活との両立がどのようになるのか、リズムをつかむ必要があったため、予習復習の時間もしっかり確保していました。7月~9月の民法講義はwebで受講しました。7月の大学の定期試験の際は一旦教室受講を辞め、定期試験終了後に民法の受講をはじめました。また、8月からは母校の学生コーチをはじめたことから、自分の隙間時間に勉強をすることができるweb受講に切り替えました。10月~11月の刑法は教室で受講し、11月~3月の刑事訴訟法・民事訴訟法・商法・行政法は全てwebで受講しました。司法試験を終えて気づいたことは、基礎が全てであるということです。伊藤塾が設定しているスケジュールは合格するうえで最短距離を示してくれていました
憲法・民法・刑法は週2回、刑事訴訟法・民事訴訟法・商法・行政法は週1回のスケジュールで進んでいきますが、私は週2回の科目を教室で受講、週1回の科目をwebで受講しました。

予備試験を目指した理由

予備試験の延長線上に司法試験があること、実際の試験の雰囲気を味わえること、予備試験に合格していることが大きな自信になること、予備試験合格者専用インターンに参加できることなど、予備試験ルートを選択することは多くの面でメリットがあると思います。誰でも短答式試験を受けられるため、実力試しで受けてみるといった位置付けでも構わないと思います。司法試験で問われることと、予備試験で問われることは基本的に同じであるため、同じ勉強を続ければいいと思います。ただ、予備試験合格後、司法試験までは半年ほどしかないため、あくまで最終的な目標は司法試験合格であることを念頭に、その場凌ぎの勉強にならないように工夫する必要があると思います。

〈コンプリート論文答練を受講して〉

基礎マスター論文答練や、論文マスター論文答練が用意されていますが、問題文の長さなど、実際の試験の問題とは少し違います。そのため、アウトプットの練習としては、コンプリート論文答練が最適だと思います。コンプリート論文答練は、過去の司法試験や予備試験の論点などから、その年の出題可能性も考慮して出題されるため、コンプリート論文答練の復習が、そのまま予備試験の勉強につながりました。

〈全国公開短答模試を受講して〉

全国公開短答模試は、短答式試験直前期に行われるため、自分の客観的な立ち位置を把握でき、苦手分野も把握できるため、試験対策にとても役立ちました。また、過去問を解くだけでは、時間内に解く練習ができないため、本番と同様に時間制限の下、問題を解く練習になったり、1日で全教科に触れる練習になったりします。

司法試験に向けた学習について

〈短答式全国実力確認テストや全国統一模試を受講して〉

普段、5日間手を動かし続ける時間を確保することは難しいですし、実際に5日間を経験しているか否かは本番に大きく影響すると思うので、全国統一模試を受講することを強くおすすめします。司法試験直前期に司法試験受験生の多くが受講するため、自分の立ち位置を正確に把握できます。また、模試が終わった後から司法試験までの限られた時間で何を強化すべきかが明確にわかるため、司法試験直前期の勉強計画に大きく役立ちました。

〈司法試験対策に必要となる勉強について〉

科目にもよりますが、司法試験は論点が全くわからないということは少なく、論点が与えられたうえで、問題文に記載されている多くの事情、特に特殊性に気づくことができるかが大事だと思います。また、なぜその論点を書かなければいけないのかという論点の実益も、答案の流れを出すうえで重要となります。そうすると、普段の勉強から、論点の実益を含めて論証を理解し、その論点が通常どのような場合に出てくるのかも勉強しておくことが必要です。そうすれば、特殊性に気づきやすくなりますし、答案の流れもよくなります。

おわりに

「やればできる。必ずできる。」と日頃から伊藤塾長がおっしゃっていました。どの教材にも書かれています。精神論のように聞こえるかもしれませんが、司法試験を終えた今思うことは、この言葉に尽きるということです。結果が出なくても途中で投げ出さず、最後まで続けることが、必ず合格に導いてくれます。また、「人それぞれ、その人に一番よいタイミングで合格できる。」とも伊藤塾長はおっしゃっていました。まさにその通りだと思います。合格した今、私は、今年合格するべくして合格したなと思っています。長い人生の中で、昨年でもなく、来年でもなく、今年がちょうどいい気がしています。早く結果が出る人は、そこで受かることがその人にとってちょうどいいのだと思いますし、なかなか結果が出ない人も、いつか本当によいタイミングで合格できると信じています。「法律家になる。」と思った日を忘れずに、焦らず、日々淡々と、合格に向けて突き進んで欲しいと思います。