社会人でも伊藤塾を活用することで、学生にも負けない力が身につき合格

\ 予備試験ルートで司法試験合格 /
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F.Oさん:会社員
◆ 予備試験合格時 /会社員
◆ 出 身 大 学 / 東京大学経済学部卒業

受講講座
コンプリート論文答練、司法試験論文過去問マスター、司法試験演習秋生など

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

50歳を過ぎて、年齢に関係なく、生涯に渡って続けていける仕事を考えた時、専門性があり、働き甲斐のある仕事として、弁護士という職業を意識するようになり、司法試験のチェレンジを決心しました。当初、独学で学習したところ、予備試験の短答式試験までは何とかなっても、論文対策については自力での対応は困難と考え、定評のある伊藤塾のコンプリート論文答練を受講したのが、伊藤塾に入塾したきっかけでした。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

 経済学部出身であり、法律的な知識が皆無であったため、まずは伊藤塾長著書の試験対策講座を読み、各科目の概要をつかむことを意識して取り組みました。短答対策としては、過去問集で解説が詳しいものを選び、12回目は問題と解答を読み、参考書として利用。3回目以降は自力で解答するようにし、間違えた箇所を中心に5回程度繰り返しました。仕事をしながらでの学習であるため、1年目は論文対策までは手が回らなかったが、判例の規範等のフレーズは繰り返し何度も反復し、覚えるようにしました。
 
論文対策については、当初、予備試験の過去問と解答例を中心に自力で取り組んだが、思うように効果が上がらなかったため、伊藤塾のコンプリート論文答練を受講しました。最初は何を書いて良いかわからず、また制限時間内で書き切ることもできなかったが、解説を聞き、解答例を何度も読み込み、頭で整理することで力がついたように思います。点数も当初は一桁台もあったが、繰り返すうちに30点を超えることも多くなり、予備試験合格につながりました。

働きながらの学習方法について

 時間の有効活用が最大のポイントです。通勤時間、昼休みを最大限活用し、仕事時間外は可能な限り、学習に充てました。会社での付き合いも必要不可欠なものに限定し、学習と仕事が重なった場合には、経済的な基盤が不可欠ということもあって仕事を優先しました。働きながらの学習は孤独になりがちですが、伊藤塾を活用することで十分、学生にも負けない力がつくと思います。

予備試験を目指した理由

私の場合、仕事をしながらの学習であるため、法科大学院に行く選択はなく、予備試験に挑戦しました。予備試験対策は、司法試験と完全に重なるが、問題は司法試験に比べて短く対応しやすいため、司法試験へのステップとして予備試験にチャレンジすることは学習効果を高めるうえで有効だと思います。 

司法試験に向けた学習について

司法試験の論文は、予備試験と比べて、問題文の難易度や時間的制限の厳しさに圧倒されたため、自力での対応は困難と考え、ペースメーカー論文答練を受講しました。講師の方の解説は、論点等にとどまらず、問題に対する戦術(8枚の原稿用紙はあるが、5枚程度が現実的であること、時間配分の仕方、効率的な記述の仕方等)にも及び、学習仲間がいない私にとって、大いに参考になりました。また丁寧な添削、わかりやすい解答例・解説を読むことで、司法試験に対応できるようになったと思います。

〈司法試験論文過去問マスターを受講して〉

 論文対策として、ペースメーカー論文答練のほか、論文過去問マスターと答練を受講しました。当初は、司法試験の問題に時間内では対応できず、時間をオーバーすることを多かったですが、繰り返すことで時間内に書き切ることができるようになりました。

〈短答式全国実力確認テストや全国統一模試を受講して〉

 試験前には短答式実力テストと全国統一模試を受講し、本番さながらの形式で受験することで良い予行演習になりました。内容的にもかなり本番と近い問題もあったと思うので、その点でも合格に大いに役立ちました。また、受験生全体の中での立ち位置を把握することができ、直前で何をすべきかを考えるうえで、大いに参考になりました。 

〈司法試験対策に必要となる勉強について〉

 法学部出身者以外で法律知識がない場合は、まずは全体の概要を把握することが重要だと思います。短答対策としては、初学者の場合、過去問集の問題と解説をまずはセットで12回読み、参考書として活用することが効率的です。3回目以降は自力で問題を解き、間違えたところを中心に繰り返し学習します。論文対策は、自力のみの対応では厳しいです。添削をしてもらうことが重要で、その際に伊藤塾のコンプリート論文答練やペースメーカー論文答練、過去問答練が効果的です。

おわりに

 企業実務の中で活躍できる法律家を目指したいので、法律的なリスクを指摘するだけでなく、どう対応すれば法的なリスクを回避できるかアドバイスできるような、実践的な力を身につけたいです。司法試験は、努力次第で誰でもが合格できる試験です。あきらめず継続することが必要であり、細かいことに神経質にならず、いずれわかるといった大らかな気持ちも重要だと思います。